簡単に見えて意外と読めない!「御降り」の読み方と意味、分かりますか?

一見簡単そうな漢字が、じつは意外な読み方を持っていることがあります。
たとえば、はんこ、と読み間違えやすい「反故」
なにれ、と読み間違えやすい「何れ」
あてら、と読み間違えやすい「宛ら」など。
そんな「読めそうで意外と読めない漢字」シリーズから、本日のお題はこちらです♪

「御降り」。
おふり、と読みたくなってしまいますよね。でも違うんです。じつは、この日本語も意外な読み方を持つ言葉なんですよ。

■ここでヒント♪

読み方を探るヒントとして、まずは言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「御降り」の意味は次のとおりです。

「正月三が日に降る雨や雪。」

三が日とは、ご存知のとおり1月1日〜3日までのこと。この間に降る雨や雪には、特別な名前がついているんですね。

さらに、もう一つヒントを! 「御降り」の読み方は、兄や姉から譲り受けた衣服に使う「御下がり」と同じ読み方です。

……もう分かりましたね? では正解を見てみましょう、こちらです♪

そうです。「御降り」の読み方は「おさがり」でした!(「おくだり」と読むこともあります)
御降りにあたる雨や雪は、新年に空から降ってくるものとして「おめでたいもの」と考えられており、正岡子規をはじめとする何人もの俳人・歌人が詩歌のテーマに用いています。

頭の体操にぴったりなCanCam.jpの日本語クイズは、毎朝6時に更新中。他の問題にもチャレンジしてくださいね!
(豊島オリカ)

 

★他にもチャレンジしてみる? 漢字クイズ 記事一覧はコチラ