2020年の幸福度ランキング
誰もが予想しなかった、これまでにない1年となった2020年。生活のすべてが変わりましたが、あなたはどのような1年を過ごしましたか?
本日はLINEリサーチが15〜59歳の全国の男女約58万人に調査した「幸福度の高い都道府県」ランキングをご紹介します。
「幸せ度合い」を0点~100点満点で自己採点していただいたところ、昨年7位だった「鹿児島県」が1位という結果に。また「沖縄県」「福井県」は昨年に続きTOP3にランクインしています。しかし、昨年に比べて全ての都道府県で幸福度が減少傾向で、 全体では6.5ポイント減少していることが判明…。やはりコロナが影響しているのでしょうか。TOP5を見ると、比較的感染者が少ない地方が多くランクインしているように感じますね。
続いて、昨年と今年の幸福度の減少が顕著だった都道府県を見ていきましょう。結果はこちら。
最も幸福度の減少が大きかったのは「東京都」で7.6ポイント減少。続いて「大阪府」「神奈川県」という結果に。TOP10の傾向を見ると、東京を中心とする関東や関西、東海、北海道などが多くランクインしています。コロナの感染拡大や自粛要請などの影響が少なからずあったと言えそうです。早く気軽に外出したり、会いたい人に会える日が来ることを願うばかりです…。
コロナ禍による幸福度の減少が見えてきましたね。今年は我慢することが多い1年となりましたが、次は来年度の予測を聞いてみました。
多くの人が「見通しが立たない」と回答
今年は、様々な変更を余儀なくされる人が多かったはず。来年は少しでも明るい年にしたいですよね。そこで「2021年はどんな年になると思う? 」と聞いてみました。結果はこちら!
昨年に比べて「やや悪い年になると思う」や「悪い年になると思う」という回答は微増に留まる結果に。その一方で「どちらともいえない」という回答が7.2%上昇しています。今の状況では、来年がどんな年になるのか想像がつかない人が多いと言えそうです。確かに日々状況が変わっていくので、なかなか先が見えづらいですよね…。
また「よい年になると思う」「悪い年になると思う」と回答した人にそれぞれも理由も聞いてみました。いくつかご紹介します。
■よい年になると思う理由
「大学に行って、楽しめそうだから。(女性/17歳)」
「コロナのおかげで在宅勤務の普及など、ポジティブな変化が起きた。働き方や価値観の考え方は今後さらに良い方向に変わると思われるため。(男性/25歳)」
「新しい生活様式にも慣れ、政府や自治体の支援策も整備され、今よりも少しは人々の心が穏やかになると思うから。(女性/52歳)」
「コロナ禍に対応力がついて、夏のオリンピックに期待する。(男性/65歳)」
「よい年になると思う」と回答した人の理由の傾向を見ると、新しい環境への変化や進学など、コロナ禍を乗り越えた先に期待を寄せる意見が見られました。確かに、今よりもコロナ禍に対応したより良い新サービスや新しい制度が生まれそうですよね。新しい生活様式の中で前向きに捉えることも大切です。
■悪い年になると思う理由
「来年は就活だが、就職氷河期と言われているので仕事に就けるか不安でしかない。(女性/20歳)」
「コロナの影響で経済が低迷し、給料が下がるので購買力が下がる。(男性/36歳)」
「コロナがますます深刻化して、学校や行事の中止など今年以上に耐える生活を強いられそう。(女性/47歳)」
「コロナが収束せず、その影響で東京オリンピックが開催出来なくなると思うから。(男性/63歳)」
「悪い年になると思う」と回答した人の理由の傾向を見ると、やはり新型コロナウイルスの影響で経済や将来への不安というコメントが多く見られました。確かに、就活や金銭面の不安は無くなりませんよね…。誰も先のことは分かりませんが、心の健康のためにも、少しでも明るいことを考えられるといいですね。
来年度の予測は難しいという人が多いようです。では最後に、来年への期待も聞いてみました。
「コロナの収束」が最も高い結果に
コロナ禍の収束が見えず、ネガティブな意見も多く見られましたが、ちょっとでも明るい日々を過ごしたいもの。ということで、最後に「2021年に期待していることは? 」と聞いてみました。結果はこちら!
全ての性年代で「新型コロナウイルスの収束」が断トツ1位となりました。特に女性の30代以上では7割を超える結果となっています。続いて「新型コロナウイルスのワクチン開発/接種」は全年代で2~3番目に期待したいことに入っています。やはりコロナの収束を願っている人が圧倒的に多いようですね。コロナ禍になって改善されたこともありますが、まだまだ不安で不自由な日々が続いています。来年はより活気のある世の中になってほしいものです。
また、10代~20代は「2020年に中止/延期になったイベントの開催」に期待を寄せているようです。 特に10代で特徴的なのは「東京オリンピック/パラリンピックの開催」も他の年代に比べて上位にランクインしており、期待度が高いことがわかりました。 また「5G回線/スマホの普及」や「USJに新エリア「SUPER NINTENDO WORLD」のオープン」など、日常の利便性の向上や新しいスポットなどへの関心も高いようです。さすがティーンエイジャーですね! 新たなトレンドを生み出してくれそうです。
他にも「携帯電話の料金見直し/引き下げ」は全ての年代でランクインしており、30代以降から高い傾向です。同様に「経済状況の見直し」も年代が上がるにつれて期待値が高いことが分かりました。
以上「今年の年末年始の過ごし方と幸福度」について紹介しました。やはりコロナ禍ということで、年末年始もステイホーム志向であることが分かりました。また、幸福度の低下や見えない先行きに不安を抱いている人も多いようです。一方、来年に期待したいことでは、明るいワードもたくさん出てきました。まだまだ不安な日々は続きそうですが、年末年始を、そして来年を、少しでもポジティブ思考で過ごしたいですね♪(澤夏花)
情報提供元/LINE株式会社