モーニング娘。’20生田衣梨奈、美の歴史。失敗を繰り返してたどりついた、劇的BEFORE→AFTERの裏側

 

Q.自分に合うスキンケアやコスメ、どう見つけてきましたか?

▼昔は「自分基準」以外で選んで失敗をしていました

私は乾燥もするし、同時に油分のバランスも崩れやすい肌。だから保湿力がしっかりあるものを選ばなければいけないんですけど、2015〜2016年くらいはそれに気づいていなくて、とにかく「口コミがよければいいはずだ」「高いものなら効くはずだ」と思い込んでいて、それが本当に自分に合うものかどうかという視点が抜けていました。そうするとやっぱり、いまいち効果が出ない。

でもきちんと自分の肌質を知って合うものを選べば、高いものがすべてじゃない、安くてもいいものはたくさんあると気づいたのは2017年〜2018年頃。成分表示をきちんと見たり、ワセリンが入っているものはきちんと保湿されて合いやすいとわかるようになったり…今は何より自分に合うかどうかが第一優先です。
テスターで良さそうなものを見つけたら、1か月はしっかり使ってみて「肌荒れはどうなったか、ニキビ跡やくすみはどんな変化があったか」など、今後も使い続けるかどうか自分の肌を見て判断します。

▼効果が出る組み合わせも追求します

大容量で安くて、さっぱり・しっとり・高保湿など肌に合ったタイプが選べる無印良品のスキンケアをかなり愛用しています。でも、これもいろいろ組み合わせて試してみると、私の肌の場合は化粧水も乳液も高保湿タイプにしてしまうと、確かに保湿はされるもののちょっとテカっとした印象になってメイクもよれてしまいがち。試行錯誤して「さっぱりの化粧水+高保湿の乳液」の組み合わせにすると、メイクが浮かないしちょうどよく保湿もされる、これがベストだとたどりつきました。
リーズナブルでいいものを見つけたら、インスタグラムなどでできるだけ紹介したいタイプ。私も2015年くらいにすごく肌荒れしてしまって、皮膚科に通ったり合うスキンケアを見つけたりと努力を重ね、少しずつ改善できてきています。だからこそ、多くの方が買いやすい値段のいいものを見つけたら、これいいよ、と伝えたいんです。

▼スキンケアを肌に慣れさせすぎない

「使ってないものは処分しなさい!」と母に言われるくらい、とにかくたくさんスキンケアが家にあります。化粧水だけで10種類くらい……(笑)。常にいいものはないか探しているとものすごい数になってきました。
化粧水を変えたタイミングで「肌が変わった」と思うのは肌が慣れていない成分などに反応するからと聞いたので、1か月交替で使うスキンケアを変えるようにしています。その上で「肌荒れしたときだけこれに変える」「毛穴が気になる部分にだけ原液美容液」などと、自分の肌の調子を見ながらスキンケアを使い分けています。

Q.自分に合うメイク、どう見つけてきましたか?

▼自分に似ている人を見つけて、合うものを研究する

自分に顔のタイプや骨格が似ている方を探して、その方がしている髪型や髪色、メイクなどを見て、どんなものが似合っているか、ものすごく研究しています。できるだけ高画質の写真を見て拡大して「アイシャドウはこう塗っているな、色はこれとこれがあるけどこっちのほうが好きだな、じゃあ私もこういう色を使ってみよう」とか「このメイクかわいいな、よく見るとアイラインしてないな、じゃあできるだけしてない風のアイラインにしてみよう」などと、そこから何にトライするか決めています。

▼自分のことも研究してトライ&エラー

生写真などを撮影する機会も多いのですが、その写真の仕上がりもどう撮れているかしっかりチェックします。
振り返るとメイクも2015〜2016年くらいが結構トライ&エラーを繰り返していた時期ですかね、血色チークが流行っていた時期ではあるんですけど、とにかくチークがすごく濃い時期があって(笑)。チークをぐりぐりブラシで塗っていて、母にも「おかめちゃん」と呼ばれていたんですが、当時はそれがかわいいと思っていたんです。今そのときの写真を見るとなんでこんなに赤いんだろうとは思います(笑)。
あとはアイラインも2015年くらいは太めに描いてたんですが、ちゃんと研究するとアイラインが太いとそのぶん二重幅がつぶれることに気づいて、2016年くらいからは細めに。私の目の形は縦幅はあるけど横幅がない丸い目なので、横幅が出ると目が大きく見えるので、少し長めに描くようにしています。

Q.かわいくいるため、美しくいるため、大切にしていることは何ですか?

▼自分のモチベーションを上げ続けること

写真を撮っていただくことがすごく好きなので、撮ってもらうことで新たな自分を発見したり「今日の自分はいつもと雰囲気が違ってかわいかったな」と思える日を増やせるように頑張っています。その日を増やすことで自分も幸せになれるし、自分のことを「かわいくないな」と思っているとやっぱりかわいくない方向に進んでいってしまう。だから、できるだけ自分はかわいい、と思い続けて、自分のモチベーションを上げるようにしています。

▼#えりぽんかわいい に恥じないように

モーニング娘。の同期の鈴木香音ちゃんが考えてくれて、2016年から自主的に発信するようになった私のハッシュタグ「#えりぽんかわいい」。それこそ最初の頃は自分から言うことのほうが多かったんですけど、ここ1年くらいでむしろファンの方から発信してくれることが増えたんです。それがすごく嬉しいので「#えりぽんかわいい」って言いたくなるような人でいたいし、その言葉に恥じないように「え? かわいいって言っているけど全然違うじゃん」って思われないように頑張りたいな、と思っています。

次回はさらに詳しく具体的に「毎日、どんなケアしてるの?」「美のためにやらないようにしていることはある?」などをご紹介。
取材に立ち会ったスタッフ一同がざわついたストイックすぎる美への姿勢の数々、お楽しみに♡

 

 

PROFILE
生田衣梨奈
1997年7月7日生まれ。福岡県福岡市出身。モーニング娘。’20サブリーダー。12月16日に69thシングル『純情エビデンス/ギューされたいだけなのに』発売。

Instagram:@erina_ikuta.official

 

撮影/中村和孝(まきうらオフィス) スタイリスト/たなべさおり ヘア&メイク/NAYA 撮影協力/木谷成良 本誌構成/西村真樹 web構成/後藤香織