身に覚えありませんか？好きな気持ちが暴走してないかチェックするポイント

身に覚えありませんか？好きな気持ちが暴走してないかチェックするポイント

恋人のことが好き過ぎてちょっと困ってる、ということはありませんか？ 恋愛は素晴らしいことですが、行き過ぎると自分も相手をも苦しめたり束縛をしてしまったりと、ネガティブな結果につながりがち。そんな思いをコントロールするためには、どこに気づくべきなのでしょう？ 今回は、「好きな気持が暴走してないかチェックするポイント」をご紹介いたします。

■周囲にアピールし過ぎていないか

意図的に恋人であることをアピールすることは、彼が自分の恋人であることを周囲に知らしめるという意味合いを含んでいます。この場合の心理としては、保有効果が表れていると言えます。これは、自分が所有するものに高い価値を感じ、手放したくないと感じる心理現象のことを言います。また、自分の持ち物に対して愛着を持つ心理とも表現され、新しいものを得られるメリットよりも、現在持っているものを失うことによるデメリットを大きく感じる心理なのです。

だからこそ、他の人に奪われないよう、自分という存在を匂わせるのです。この気持ちが強すぎると、ウザい人と思われかねません。

■好きな相手を困らせて本心を探っていないか

私と仕事、どっちが大切なの!? というフレーズのように、あなたは好きな相手を困らせて本心を探ろうとしていませんか？なぜわざと嫌がることをするのかというと、それは好きな人のさまざまな顔が見たいからです。相手のことを好きだと、興味や関心が深くなり、どんな表情でも見たくなるもの。もちろん笑っているところも魅力的でしょうが、それと同時に普段あまり見かけない怒った表情を引き出したい、という心理も働くのです。

これを心理学においては、共感的好奇心と言います。でも、やられた側は不快な気持ちになってしまうもの。あまり相手を試さないほうが得策です。

■相手に思い出してもらうためにワナを張っていないか

彼と甘く熱い愛の時間を過ごしたそのあと、帰宅して追いLINEをしたことはありませんか？ そのとき、彼はきっとあなたのことを思い出すと考えますよね。一緒にいる時間も幸せだけど、あたかもオマケのようにその後で愛の確認ができるのは確かに嬉しいもの。もしかしたら、あなたは彼にそう思って欲しいからこそLINEを送るのかもしれません。これは、心理学においてはザッツ・ノット・オール・テクニックと言います。オマケとなるような要因や事象がついてくることでお得感が演出されるという効果です。

これは後になってジワジワ効いてくる方法です。しかし、これは相手に自分の気持ちを押し付ける行為でもあります。どう思わせるかのワナを張り巡らせるよりも、どう思われるかに意識を向けましょう。

■好きな彼に客観的な判断ができているかどうか

心理学においては、恋愛感情が生まれると自分の物差しが変化すると言われています。いわゆる対人認知が変化してしまうのです。ここで気をつけるべきなのが、恋する相手に採点がかなり甘くなるという心理実験結果が出るという点。自分の好きな彼のことをなるべく価値の高いものであると思いたいという心理が働いてしまうのです。

そこでチェックすべきは、自分が思うほど彼は素敵な人ではないのかも？ と一旦考えてみる段階を挟むこと。あまりに理不尽な彼の行動は、きちんと叱ってしつけられるようにしましょう。それこそが関係維持の秘訣です。

恋して周りが見えなくなる女子の特徴は、相手を正当化してしまうことだと言えます。デートで遅刻した場合、怒るのが普通ですが、相手に好意を持っていると、怒るどころか心配をしてしまいます。このように、相手に非があっても正当化しているようなら、少し危険信号。好きという感情が認識をゆがめ、彼の理不尽さも知らず知らずのうちに許してしまうのです。自分が盲目的になっていないか、ときには客観的に見つめ直して見ましょう。それこそがお互いにとって幸せな関係性の第一歩なのです。（脇田尚揮）