1つの単語にいろんな漢字が当てられていることって、意外と多いですよね。
たとえば「水母」と「海月」。どちらも同じ読み方で、とある生き物を指しています。
また、「孰れ」と「何れ」。これも同じ読み方・意味を持つ、おなじみの言葉です。
漢字は違うけど、読み方は同じ。そんな日本語の中から、本日の漢字クイズを出題。なんと今日のクイズは「3種類の漢字を持つ日本語」です。
もちろん3つとも読み方は全く同じ。なんと読むのか当ててみてください♪
■漢字1つめ:「不如帰」
まず1つめの漢字は、こちら。
「不如帰」。
そのまま「ふじょき」と読まれることもありますが、別の読み方があります。その読み方は、ひらがなで書けば超おなじみの日本語です♪
■漢字2つめ:「時鳥」
2つめの漢字は、こちら。
「時鳥」。ときとり、と読んでしまいそうですが、違います。
これも「不如帰」と同じ読み方をします。ヒントは……誰もが聞いたことのある、鳥の名前です♪
■漢字3つめ:「子規」
3つめの漢字は、こちら。
「子規」。
歌人・正岡子規のペンネームの由来といわれる言葉です。もちろん「しき」ではなく、「不如帰」「時鳥」と同じ鳥の名前ですよ。
さらに大ヒント! この鳥の名前は、ひらがなで書くと「ほ●●●●」の5文字になります。
なんとなく想像できましたか? では正解を見てみましょう♪
■正解は……コチラ!
「不如帰」「時鳥」「子規」。
3つの漢字に共通する読み方は、「ほととぎす」でした。
ほととぎすは、全長約28センチ程度のカッコウ科の鳥です。一般的にアジア東部で繁殖し、冬は東南アジアに渡り、日本には初夏に渡来します(小学館デジタル大辞泉より)。
なんと「ほととぎす」には、今回ご紹介した他にも「杜鵑」「郭公」「霍公鳥」など、たくさんの漢字表記があるんです。また、「黄昏鳥(たそがれどり)」や「卯月鳥(うづきどり)」「魂迎鳥(たまむかえどり)」といった別名も多く持っています。
なんとも風流な鳥なのですね。
雑学も身につくCanCam.jpの日本語クイズは、毎朝6時に更新中しています。明日もぜひ遊びに来てくださいね♪
(豊島オリカ)