話していて楽しい♡周囲に好かれる人が自然とやっている5つのこと

話していて楽しい♡周囲に好かれる人が自然とやっている5つのこと


「話していると、なんだか楽しい気分になる人」っていますよね。そういう人とおしゃべりしているとそれだけで楽しいし、自分もそういう人になりたい…! でも、そういう人は結局のところ、いったい何が違うのでしょうか?

日本マナーOJTインストラクター協会代表や、マナースクール「グレース」の主宰を務め、対人関係のコツについて知り尽くした笹西真理さんにうかがった「好かれる人の話し方」についてご紹介します。

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【1】「表情やジェスチャー」が豊か


この人話していていいな、楽しいなと思う人は、もちろん話すときの言葉選びがうまい人が多いですが、何より「表情やジェスチャーが豊か」です。
話しているときの表情やアイコンタクトは、思っているよりもかなり重要です。話の内容に沿って、笑顔だったり、困った顔だったり、表情が豊かな人はそれだけで話していて楽しいですよね。

もし「アイコンタクトが苦手」「人の目を見て話すのが苦手」ならば、こめかみあたりから鼻にかけて逆三角形があることをイメージして、そのあたりのゾーン(目と目の間あたり)を見ましょう。人の目を見ることが苦手な方は、意識しすぎるがあまり相手に圧迫感を与えてしまいますが、この「目と目の間」あたりを見ることで、ふんわりと目元を見ているような印象になります。

 

【2】聞き上手


話し上手は聞き上手です。

そして、聞き上手な方は「聞く:話す」を「7:3」の割合で行うといわれています。つまり「7割相手の話を聞いて、3割自分の話をする」のが、相手がいい印象を持つ比率です。相手の話をしっかり聞けていると、気付けば「あの人話し上手なんですよね」とか「面白いんですよね」と言われる人になれます。

話し上手と聞くと「ぺらぺらずっと話ができる人」と思うかもしれませんが、それだけではただの「話し好き」です。「話し好き」は話し上手ではない場合もありますが、「聞き上手」は話し上手です。その人と話していると話が盛り上がって、もっと話したいな……と思われるような、そんな人を目指しましょう。

ただ、相手があまり話をするのが得意ではない人の場合は「自分が7割話す」ことがプレッシャーになることもあります。その場合は自分が「質問」や「共感」で7割くらい話している状況をつくり、あとの3割を相手に話してもらうバランスがいいですね。

 

【3】相手の話を素直に聞ける


「話を素直に聞く」とは、「相手の話に意識を集中して聞く」ということとイコールです。たいてい聞くときに「あ、これ前も聞いたことあるな」「そういえば私のときはこうだった」など、どうしても自分のフィルターを通してしまいます。そうすると話を間違って受け止めてしまったり、知ったかぶって「それって○○ですよね、私聞いたことあります」といったことになってしまうのですが、これでは相手にも失礼です。

相手がきちんと話し終わるまで、もし知っている部分があったとしても全部素直に聞いて、きちんと相槌を打ち続けるというのが重要です。どんな話も、興味を持って100%意識を向けて聞けることは、本当に素晴らしいことです。聞いたような話であっても違う気付きや、違う広がりを見せるかもしれません。まずは「聞いてみる」ところから始めましょう。

★「会話が続かない」から卒業!聞き上手がやっている「相槌」と「質問」のコツ

 

【4】褒めるのが上手


褒めたら「おだてている」と受け止められてしまうんじゃないかと思ったり、褒めることに躊躇してしまう方って結構多いんです。でも、私は、もっと素直に人を褒めるといいんじゃないかな、と思っています。

「本心ではなく、おだてているのではないか」という印象にとられないコツは「きちんと事実を伝えて褒める」ことです。

たとえば、「かわいい」と褒めるときなら、「今日かわいいね」だけだと、もちろん嬉しい方もいますが、人によっては「おだてられている」という印象を持つ方もいます。でもそこに、「今日の髪型すごくかわいいね」と、具体的な褒めポイントをプラスすることで、ぐっと本心から褒めている印象になります。日頃からよく人を見て、褒めるクセをつけていくといいですね。

褒めるのが苦手な人は、まずは事実を言うところからスタートしてみましょう。「そのイヤリングおしゃれですね」とか「髪切ったんですね」とか、気づきを伝えてあげるだけでも、相手は喜んでくれることでしょう。

実際「褒められて嫌がる人」は、ほとんど見たことがありません。どんな人でも「自分のことを認めてもらいたい」という気持ちがあるので、褒め上手は本当に得をします。

 

【5】一言感謝を添える


「褒める」と同じくらい使いたいのが「ありがとう」。感謝の言葉ですね。

たとえば職場で、上司が部下に書類の作成をお願いしたとき。部下が「終わりました」と報告しにいったとき、部下の顔も見ずに「はい、置いておいて」とさらっと終わらせる上司と、部下の顔を見て一言「やってくれてありがとう」と伝える上司では、まったく印象が違います。一言感謝の言葉があるだけで、相手にプラスの印象を与えることができます。

また、直接伝えるだけでなく、周囲の方に「●●さん最近頑張ってるよね、素敵だね」と話してみるのも使えるワザです。第三者から本人に褒め言葉として「○○さんが褒めてたよ」と伝わってくると、とても嬉しく思うものです。ただし、本人にも折を見て直接褒めないと、「俺には言ってこないのになぁ……」と思われることもあるので、できるだけ「直接褒める」と「周囲から攻める」の合わせ技にしましょう。

笹西真理
(社)日本マナーOJTインストラクター協会(JAMOI)、株式会社トゥルース代表。国際線CA、大手コンサルティング関連会社を経て現在に至る。関東・関西・九州を中心にマナー講師を束ね、年間約3000本の人財育成研修を行う。ちょっとした気くばりや相手に合わせる「ユアペース」を掲げ、「思いやりの心を行動で表す」手法を教育を通して広く伝えている。

(社)日本マナーOJTインストラクター協会 www.jamoi.jp
マナースクール Grace www.grace-school.jp

構成/後藤香織

 

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