気持ちがどんどん攻撃的に?部屋に閉じこもりがちなとき、陥りがちなよくない状態

部屋に閉じこもりがちなとき陥りがち!よくない状態はこう避ける


女性

外出せずに部屋に閉じこもったり引きこもっていると、生活習慣が変わって性格的にもネガティブな方向に流されてしまいがち。長い期間お家にいると、どんな性格傾向になってしまいがちなのでしょう。そして、どうすれば改善できるのでしょうか。

そこで今回は、「部屋に閉じこもりがちなときに陥りがちなよくない心理傾向」をご紹介いたします。

 

日光を浴びないとネガティブになる

部屋にいると、どうしても日光を浴びる機会が少なくなりがち。日光を浴びないとセロトニンというホルモンの分泌が少なくなってしまい、心身のバランスが崩れ、精神的に不安定になってしまうのです。

心理学的にも日照時間と鬱の関係性が指摘されており、陽の光を浴びずにいると、どんどんメンタルがマイナスの方法へシフトしていってしまいます。そこでまずやって欲しいのは、カーテンを開けて日光を浴びるということ。太陽の光は心を元気にするセロトニンを分泌する手助けをしてくれるのです。そのため、部屋にいるときこそ陽の光を浴びるようにしましょう。

 

自己肯定感が低くなると、どんどん無気力に……

部屋にいて他者と接触しないでいると、自分の意見が相手に影響を与えるということを考えにくくなり、意見や判断を周囲に任せがちになってしまいます。それは心理学的にアパシーという状態によるもの。自分が「誰かのために役に立っている」「影響を与えている」と思えなくなり、気力が湧かなくなるのが原因です。なぜなら、他者の支えになったり、影響を与えることは、自己肯定感を満たす行動だからです。

だからこそ、人のためになるアクションを起こしてみましょう。例えば家族のためにできることをやってみたり、元気のなさそうな友達にLINEを送ってみたり。そうしているうちに、「自分って誰かのためになれるんだ!」という気づきが得られ、アパシーから回復できるはずです。

 

攻撃性が増す!?

外出せずにネットやSNSといった匿名性の高い環境でコミュニケーションをとっていると、陰湿で攻撃的な感情表現にあてられて気持ちが沈んでしまいがちに。このように、「匿名」であるがため、心理的なハードルが下がったり、自分の行動への責任感が低下する現象を、心理学では「没個性化現象」と呼ぶのですが、自宅でSNSによって他者と接する機会が増えると、没個性化現象が起こりやすく、荒らしや誹謗中傷をしてしまいやすくなってしまいます。

ネット上で無意識に過激な発言をしてしまっていることもあるので、自分は大丈夫と思わず、「心八分目」くらいの感情の込め具合を意識してみるといいかもしれません。

 

運動不足で性格が歪んでしまう!?

運動不足は表面的な身体だけでなく、精神状態にも深く影響します。ある心理研究では、運動不足の人は410年後に誠実性などの性格特性が当初よりも低下する傾向が示されています

家にいると身体を動かすのがおっくうになってしまうもの。でも、そんなときこそ軽い運動やストレッチをしてみましょう。運動をすると、脳内からアドレナリンが分泌されネガティブな気持ちがだんだんとポジティブに変わっていきます。そうすることで、身体からあなたの心を元気にしていくことができるように。家の中で軽い運動をするだけでも心の健康には有用なのです。

 

家にいること自体は問題ないのですが、家にいることによって行動パターンが狭められたり、考え方が狭くなることはあまりよくありません。家にいるときこそ、積極的に自分の生活を見直して取り入れるべきアクションがあります。それは、人と接触する機会を設ける、日光を浴びる、適度な運動をするということ。そうすれば、家の中においてもネガティブな方向に流されることはなくなるはずです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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