おうち時間をHAPPYに♡かわいいお花の選び方&長持ちする方法、お花のプロが教えます!

なかなか外出できない昨今、おうち時間を楽しむべくお部屋にお花を飾り始めた人は多いのではないでしょうか。

インスタグラムなどを見ていても、一度買えば長く楽しめるハーバリウムやドライフラワーを飾る人もいれば、生命をダイレクトに感じられる生花を買う人も。

お花

お花がお部屋にあるだけで、パッと華やかになったり癒されたりその効果は絶大ですよね! いざお花屋さんに買いに行こうと思うとあれもこれも気になってなかなか決まらなかったり、「お部屋に飾ってもすぐに枯らしてしまうんだよな……」と不安になる人が多いと思います。

今回はそんな方々のために、虎ノ門にある会員制フラワーショップのオーナーを務める株式会社hananeの石動力さんに「おうちでお花を楽しむコツ」を伺いました。早速見ていきましょう!

◆そもそも、お花や植物が家にあると心が落ち着くような気がするのはなぜ?


『花のある空間にいると心が落ち着くような気がする……という方は多いですが、これは実は気のせいではなく、そのような効果をもたらす実験結果が出ています。

例えば血圧が高すぎる場合には下げる効果があったり、気分が乱れている人をリラックスさせる効果も。さらにお花の香りによって脳の働きをリラックスさせる働きがあることも分かっているそうです。

それぞれのお花が持つ、色や形、香りなど、自然が生み出した美しさに人は癒されるように生まれてきたのかもしれませんね』

花畑
(c)Shutterstock.com

お花のリラックス効果は気のせいじゃなかったんですね! 見ていて楽しいだけじゃなく、よりイキイキとした気分にさせてくれるのはお花の大きな魅力♡

◆お花屋さんで観賞用の花を選ぶときのコツは?


『好きな色や好きなお花を選ぶということをされている方は多いと思いますので、少し違った視点で言いますと、「お花の形で選んでみる」というのも楽しめるポイントだと思います。

例えば、バラは花びらが沢山あってビロード状になっています。ガーベラは花びらが開いて平らな形をしています。そのほかにもつるつるしたものもあったり、とげとげしたものがあったりと、まとめて飾るなら違う質感のお花を3種類くらいあわせてみても変化が出て楽しめると思います』

花

お花
画像提供/hanane

確かに、好きな色や好きな花を買う発想はあっても、形で選ぶ……というのはなかなか思いつきませんよね。ついつい似た色や種類のものを何本かまとめたくなるけど、あえて違う形を選ぶのも新鮮で遊び心があってステキかも♡

◆お部屋にお花を飾るときにおすすめのお花は?


『玄関にはパッとした明るいお花があるといいですね! 例えばオレンジや黄色系のガーベラなどは、リーズナブルに手に入りやすく、お部屋が華やぎます。

一方で寝室に飾るときには少し香りのするお花がリラックスできるかもしれません。バラの中でも特に紫系のバラはとても良い香りのするものが多いです。

もしお花屋さんで見かけたら匂いを試してみてください。とても癒されますよ!』

ガーベラ
(c)Shutterstock.com

やっぱりおうちに帰ってきたときに華やかなお花たちが自分を迎えてくれたら、疲れも飛びそうですよね! またリラックス効果のあるお花は、くつろぎの空間にはピッタリ♡ どのお部屋に飾るかを考えながらお花を選ぶひとときは癒されるものです。

◆1輪挿しをかわいくお部屋に飾るには?


1輪挿しは、実はお花の頭よりも茎や葉の部分がとても目立つことが多いです。

花は自然のものなので、あえて茎がすこし曲がっているものや特徴のあるものを飾ることで、1輪であってもとても印象的で風情が生まれインテリアのワンポイントになりますよ』

1輪ざし
(c)Shutterstock.com

1輪挿しの写真を見るとエモくて真似したくなるけど、自分でお花を買ってきてもなんだかきまらない……と思って1輪挿しは避けがちだったけど、このポイントさえ押さえたらもう悩まなくて済みそう!

◆買ってきた花を長持ちさせて楽しむ方法は?


『切り花を長持ちさせるにはお水をこまめに取り換える事。

茎をカットするときには斜めにカットするとお水に触れる面が大きくなり良いと言われています。

漂白剤などを入れると良いと言われているのは菌が増えるとお花が傷みやすくなってしまうことが理由です。除菌効果のあるものをお水にほんの1〜2滴足すと良いと思います』

お花を長持ちさせる

切り花の一番の悩みってやっぱりすぐに枯れてしまうことが多いことですよね。実際に上の3つのポイントを実践してみたところ、いつもより長くお花が楽しめました。それに毎朝お花のお世話をするというモーニングルーティンがあることって、思っているよりも楽しいこと。気に入って買ってきたお花は、ぜひ丁寧にケアをしてあげてみてくださいね。

◆日光があまり当たらない部屋でも植物は楽しめる?


『切り花を飾るときには直射日光が当たらない日陰に飾ることが適しています。

鉢物を日陰に飾るときは観葉植物や多肉植物などが適しています。多肉植物やサボテンもお花が咲くこともあるので楽しめますよ』

サボテン
(c)Shutterstock.com

植物は日光が大事……という先入観がありますが、実は切り花は直射日光を当てないほうが良いというのは驚き。「なんとなく日なたに飾ったほうがいいのかな?」と思っていた方は、これを機会に飾る場所を再考してみても良さそうです。

また、一度買えば育てながら長く楽しめる観葉植物・多肉植物はおすすめ。特に多肉植物はお水をあげる頻度も少なめだったり、100均でも売っていたりと、始めやすいのもポイント。

 

知らなかった知識や新しいお花の選び方などが学べて、参考になる部分が多かったのではないでしょうか。私は1輪挿しにさっそく挑戦したいなと思います♡

見て楽しむだけでなく、リラックス効果まであるお花を楽しく選んで、おうちをイキイキとした空間にしちゃいましょう!

 
■今回お話を伺ったのは……
石動 力(イシドウ チカラ)さん
hanane owner 兼 CEO
華道家元池坊 いけばな教授免許取得

神奈川県横浜市出身、花屋チェーンに就職し6年間勤務。退職後、約2年ドイツに単身渡欧し、フラワーデザインの修業を積む。その後ビジネスを学ぶべくベンチャー企業に就職し、取締役CFO兼上場準備責任者に。いずれも上場を果たし、並行して花の活動を再開。2016年11月に株式会社hananeを設立。また2019年には港区⻁ノ門にhananeというフラワーショップをオープンさせ、花屋としての店舗販売と並行し、規格外の花を活用した店外活動を行っている。

構成/山口彩楓

 

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