単純に「好きだったから」だけじゃない!元カレを忘れられない理由
恋の終わり方は人それぞれ。壮絶な別れを経験した方もいれば、なんとなく疎遠になってそのまま……なんてパターンもありそうですね。しかし、時間の経過とともに嫌な思い出は薄れ、良い思い出だけが浮かぶ……なんてことはありませんか? 別れてしまったけれど、実は今でも忘れられない元カレはいる? 18~35歳の女性たち104名の、リアルな恋愛事情をリサーチしました。
Q.あなたには「忘れられない元カレ」はいますか?
いる(44%)
いない(56%)
なんと4割以上の女性に、「忘れられない元カレがいる」という実態が浮き彫りになりました。
では、いったいどんな理由で忘れられないのでしょうか。その理由を調査してみました。
■心に残る元カレの「優しさ」
「外見も内面も自分のタイプの人で、何より本当に優しい方でした」(21歳・会社員)
「8年付き合い、いま思えば一番優しくて誰よりも私のことを大切にしようとしてくれていたから」(35歳・フリーランス)
嫌な思い出が全て流れ出て行ったあと、最後に残るのは、相手からもらった「優しさ」なのかもしれません。心を込めた愛情は、きっといつまでも忘れられないもの。自分がもらったように、これから先の人生で、愛する人に捧げられると良いですね。
■同じ価値観、良き理解者
「私と考え方や好きなものがほぼ同じで、1番そばにいて安心する人でした(19歳・学生)
「波長の合う、長く付き合った彼だった」(23歳・会社員)
「何も言わなくても、まるでエスパーのように私のことをわかってくれる先輩でした」(24歳・公務員)
何か理由があって別れてしまったにせよ、価値観が合い、自分のことをわかってくれる……そんな彼のことは、別れてからその大切さに気づくもの。やはりこの手の回答をした方は、「よりを戻したいですか?」という質問に「はい」と答えていました。
■特別な「恋」
「出会った瞬間に雷が体に走った気がした」(23歳・アルバイト)
「初めてひとめぼれをした」(22歳・学生)
「初恋の人だったから」(22歳・学生)
「はじめて、付き合った彼氏。初めてプロポーズされた人」(35歳・専門職)
恋を何度経験しても、忘れられない特別な恋は確かに存在します。女性たちにとってのキーワードは、ずばり「初めて」。強く印象づけられているようです。
■納得できない「別れ」
「大好きだったけど、両親に反対されてお別れするしかなかった」(22歳・公務員)
「高校生のときに付き合っていた彼。別れた理由は彼が海外の大学に進学をするから。会えなくなるからしょうがなかったけど、大好きでした」(23歳・学生)
別れの理由が原因で、後々まで引きずってしまうことも……。納得しきっていない、やむを得ないお別れ。しかたないと頭ではわかっていても、なかなか心はそうはいきませんよね。
■「逆の意味」で忘れられません
「付き合って2週間で浮気が発覚したから」(21歳・学生)
「結婚式前日に婚約破棄された。色んな意味で忘れられない」(29歳・専門職)
全体的に、元カレとの切ない思い出が目立った今回のアンケートですが、中にはこんな切ないエピソードもチラホラ。こんな辛い経験を「忘れろ」と言っても無理な話。いつか傷が癒え、笑って話せる日が来ると良いですね。
■自分から「捨てた」元カレ
「大切にされてたのに、自分から離れてしまった。感謝が足りなかったです」(26歳・アルバイト)
「いちばん長く付き合って、いちばん気が合う相手だったのに、私のわがままでひどく振って別れてしまったから」(27歳・会社員)
恋愛経験も人生経験もまだまだ未熟だったあの頃。当時の自分の選択に「喝!」を入れたくなってしまいます。後悔先に立たずですから、元カレの幸せを遠くからそっと願うしかなさそうですよ。
元カレのことが忘れられない理由、共感できる女性も多いのかもしれませんね。ではさらに一歩踏み込んで、こんな質問もぶつけてみました。
Q.もしその人と、今、よりを戻せるなら戻したいですか?
戻したい(55%)
戻したくない(45%)
「戻したい」と願う女性が半数以上という結果になりましたが、45%の女性は、「今この瞬間」をしっかりと見つめていることがわかりました。
終わった恋は、どうしても美化してしまいがちです。もし現実によりを戻したとしても……「あぁ、こんなところが嫌だった」なんて、改めて実感してしまうだけなのかもしれません。
忘れられない恋の思い出に浸るのも、お楽しみの一つ。しかしたとえチャンスが巡ってきたとしても、実際によりを戻すかどうかは、慎重に検討した方が良さそうです。(柴田美香)