元カレが忘れられない!そんな人の深層心理にあるものとは…
あなたには忘れられない恋がありますか? 一度は付き合い離れたとしても、相手に自分の気持ちが残ってしまうと、いつまでも次の恋に向かえずに、過去を引きずってしまいますよね。一体どうしてそんな気持ちになってしまうのでしょうか。そこで今回は、「元カレが忘れられない人の心理」をご紹介いたします。
■心のフィルター理論により思い出は美しく見える
人の心理には、嫌なことでも時間が経つと記憶から消えてしまい、楽しかったことだけを覚えているという傾向があります。これを心のフィルター理論と言います。いい思い出は繰り返し思い出して、喜びを感じようとしますよね。その結果、記憶の中で良かったことだけが思い出されて、それだけが頭の中に残るってしまって元カレの事が忘れられなくなってしまうのです。あの頃はよかったなんて考える人が多いのは、このためなのですね。
■他の男子と比べることによる優越感と劣等感
人には自分という存在を確認するために、少なからず人と比較してしまう性質があります。他者と比べることで、自分が上であると優越感を感じたいためです。そのため、付き合っている彼が魅力的であれば、優越感に浸ることができるでしょう。しかし、もしも元カレが他の男子より優れていると感じていると、他の男子にあまり目が向かずいつまでたっても次の恋に進むことができなくなってしまうでしょう。
■元カレへの罪悪感にしばられてしまう
もしも元カレと付き合っていた時に、自分の気持ちを素直に伝えられなかった、素直になれなかったという事情があったとしたら…… きっと別れた後に心残りになってしまいますよね。本当は誰よりも大好きだけれど、それを言うと重たい女だと思われるのではないか、好きだけど恥ずかしくて言えない…… など理由は様々ですが、それは罪悪感として印象に残り続けてしまいます。そんな罪悪感を別れた後も抱き続けていると、いつまでも元カレに縛られてしまうでしょう。
■自尊感情があるがゆえに受け入れられない
元カレとの別れが、あまりにも突然なものだったり納得のいかないものだったりすると、簡単に別れを受け入れられませんよね。特に「好きな人ができたから別れようなどと言われると、いつまでもズルズルと感情を引きずってしまいます。これは自尊感情によるもの。つまりプライドを傷つけられた状態で別れると、元カレにいつまでも執着し続けてしまうことになってしまうのです。愛しているから忘れられないのではないため、不健全な状態だと言えます。なるべく早く解消したほうがいいでしょう。
おわりに
未練の気持ちのほとんどは、自分の中でつくりだされた相手に対する思い込みであることが少なくありません。付き合っている間は、イラっとしたことや傷ついたことでも、思い出になるとどうしても美しく見えてしまうものなのです。だからこそ、自分を客観視して元カレが本当に自分にとってかけがえのない存在だったのかを、自問自答してみましょう。元カレでなければならない理由は、意外と少なかったりするものですからね。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。