まもなく代々木第一体育館でのライブを開催! Da-iCEが新曲『BACK TO BACK』の魅力を語る

リーダー・工藤大輝が作詞、作曲! NEWシングル『BACK TO BACK』はどんな曲?


メンバー5人(5面)とファンやスタッフ(6面)がそろって成立する“Da-iCE”(ダイス)。6周年を迎える彼らにとって、初のベストアルバムが発売、グループ史上最大級の全国ツアー開催とさらなる飛躍を遂げるベストイヤーとなった2019年。2020年1月10日からは、念願の代々木第一体育館を含む単独ライブも控えているDa-iCEに、CanCam.jpが独占インタビュー! 発売されたばかりのNEWシングルの魅力や直筆の2019年の個人グラフ、プライベートのことまで、全3回でお届けします!

(右から)工藤大輝さん、大野雄大さん、和田 颯さん、花村想太さん、岩岡 徹さん

 

工藤大輝さん(以下、工藤):実は、2月にスウェーデンに行ったときに作った数曲のうちの1曲でして。スウェーデンは、音楽制作と写真集の撮影で行ってたんですけど、スウェーデンって音楽が盛んで、日本のアーティストの曲をスウェーデンの作家の方が作っていることも多いくらいなんですよ。だからスウェーデンで作ろうと思ったんです。そこで作った1曲だったんですけど、実は最初はこの曲を僕が作ったことをメンバーには内緒にしていて……。

花村想太さん(以下、花村):そうそう。僕ら他の4人は知らなかったんですよ。

工藤:Da-iCEは曲を決めるときに作家などの情報を全部隠してデモを聴いて決めるんですよ。だから僕も僕じゃない人に歌ってもらって、みんなで聴いてるときも、自分が作ったと言わずに様子を見ていました(笑)。

花村:初めて聴いた印象は、もうかっこいいのひと言でしたね。でも最初はけっこう聞き流してたんですよ。徹くんがこの曲がいいっていうのを言って改めて聞き直したら、めちゃくちゃかっこいいなってなって。で、満場一致でその曲になったんです。

岩岡 徹さん(以下、岩岡):僕は最初からビビッときて、断トツでいいと思いましたね。Da-iCEは曲を選ぶときに、おかわりタイムみたいなのがあるんですよ。一度順番に聴いてから、希望があった曲をもう1回聴くみたいな。僕の中では、ボーカルが楽曲を選ぶ権利があると思うんですけど、みんなの意見も聞いてもこの曲の希望が出なかったので、「もう1回いいですか?」って言いました。パフォーマーの僕としてはライブをまず想像するんですけど、この曲は場を揺すってるのがすごく想像できて。今後必要になってくる曲だなと思いました。

花村:徹くんが言ってから全員いいねってなって、最後に大輝くんものってきたんですよ。あとから考えたら、自分で言うとったんかいって(笑)。

工藤:隠してたからね(笑)。メンバーだからっていう偏見がない中で決まったので、選ばれたときはうれしかったな。ダンスチューンなんですけど、Da-iCEの曲にこういうタイプの曲がなかったなと思って作ったんです。

花村:大輝くんが作ったって知ってからも、やっぱりいい曲書くなぁって思ったくらい。メンバーが書くと本当に今メンバーが必要だと思ってる曲になるし、メンバーが必要だと思ってるってことはファン含め全員必要だと感じる音楽だと思うので。でもメンバーが作ったって思いながら聴くとひいき目でみちゃったりしたと思うので、知らずに聴けたのはよかったなと思います。知らなくてもかっこよかったのに、大輝くんが書いたって聞いたらもっと押したくなりました。

工藤:決まってから歌詞を書き始めたので、テーマもみんなで考えて。

和田 颯さん(以下、和田):今まで「BACKシリーズ」と僕らが勝手に呼んでる、タイトル名に「BACK」が入る曲が5曲あったんですよ。僕ら2019年は6年目というDa-iCEにとっては大事なアニバーサリーイヤーで、6作めのBACKシリーズを作れたらいいねという話からのこの曲ができたんです。

工藤:今までのBACKシリーズもけっこうメンバーが制作に携わってて、自分たちの意志を強めに出してる歌詞が多いんですよ。今回は特に初めてBACKシリーズが表題曲になるので、僕らの本当の気持ちを表したのと“BACK”に戻っていくという意味で『BACK TO BACK』というタイトルにしました。あとメンバーとスタッフさんとファンと背中合わせっていう意味もあるんですよ。

工藤大輝

和田:曲調は攻撃的な音だったりして、振り付けもめちゃめちゃ激しいです(笑)。振り付けは、みんなで一緒に手だけで踊ってもらえるところもあるので、そこはぜひやってほしいなと思います。ライブとかで披露した際は盛り上がってほしいですね!

大野雄大さん(以下、大野):一見、ダンサブルでクールな攻めている曲なんですけど、大輝君が作詞・作曲に携わっているということで、しっかりとDa-iCEの気持ちだとか、やってきたことだとかをくみ取った世界観になっているので、音やダンスだけではなく、歌詞も注目して聴いていただけたらうれしいなと思います。こんなにDa-iCEのイメージが反映されているのは、メンバーが楽曲制作に携わっているからこそだと思いますし、意外とダンス&ボーカルグループでメンバーが楽曲制作をしているグループは少ないんじゃないかと思うので、僕はDa-iCEの強みだと思っています。聴きどころは、サビがハイCっていう高いキーを踏んでいるんですけど高く聞こえないので、そういうところも注目して聴いてもらえたら、ボーカリストとしてはうれしいなと思います。

岩岡:頭から最後まで全部聴きどころです! Da-iCEの曲に関してはほぼ僕はこう答えちゃうんですけど、でも本当にそれくらい魂を込めて歌ってくれているので全部聞いてほしいですね。

工藤:コール&レスポンスが出来そうなところも作ってあるので、それが浸透してくれたらいいなって思います。MVも今までの中ではだいぶ攻めてる方で、難しくて激しい振りを見せる場面が多い映像になっています。

和田:展開も早くてめまぐるしくて勢いもあるので、「ここどうなってたんだろう?」って何度も見返したくなる感じだと思います。今回の曲にぴったりのかっこいいMVになっています!

花村:確かに。いろんなシーンが次から次へと出てくるので、スロー再生とかしたくなるくらい、細々と変わっていくのが面白いんじゃないかと思います。

大野:『Damn it!』と初めて2作同時に撮っていたんですけど、対極にある2曲だったので楽しかったですね。あと映像にいろんな仕掛けがあったり、いろんな角度や様々な部分にフィーチャーしたり、本当にかっこいい2作になっています。

花村:約40時間くらい撮影していたんですけど、こんなに長く撮影していたのは初めてで。初めて24時間を超えました。でもただただ楽しかったです。

岩岡:本当に全然苦ではなかったです。急遽雨が降ってちょっとロケーションを変えたところもあるんですけど、逆にそれもまた味というかいい感じになって。それさえも楽しかったです。

岩岡 徹

ーー収録曲の『Damn it!』と『Only for you』、『VELVET EYES』の聴きどころは?

花村:『Damn It!』の歌詞を書いたのは僕なんですけど、自分の中では力作だと思っています! 歌詞は、締め切りがまだまだ先にもかかわらず、気分転換に書いてみようと思って机に向かったらスラスラできて、一時間半くらいで全部書き終わったんです。もともと長く時間をかけて書くタイプではないんですけど、今回は自分が書いてないみたいというか、作詞家さんが書くような歌詞になったなって思って…力作なんです(笑)。いつもは情景描写を多くしたりするんですけど、今回は比喩表現が多くなるように意識的に書いていて。目に見えるものじゃないからこそ、本当のことだけは自分が知っている……じゃないですけど、自信があるようで自身がない人だったり、チャラそうに見えて純粋だったりとか、見た目じゃないんだよっていうのを書きました。

大野:かっこいいというより、ちょっと微笑ましくなるような感じですね。キザのキの字もありません(笑)。

岩岡:力作ですよね! 僕は何もやってないんですけど(笑)、僕はもともと想太が書く歌詞の世界観がすごく好きなので。ボーカルが歌詞を書くほうがお客さんにも届きやすいと思うので、そういう作品が増えたのはいいことだなと思いました。

花村:じゃあ今回の歌詞の雰囲気の変化気づいてた?

岩岡:当たり前じゃないですか。

花村:絶対気付いてないやろ(笑)。

岩岡:まあ……(笑)、そこは本人にしか分からない部分もありますし、逆にそれを違和感なく受け入れられてるのもすごいのかなって。例えば、審判が目立つ試合ってよくない試合だと思うんですけど、今回は審判が目立ってなかったのでいい試合かなって。例えが下手ですみません(笑)。いつもはうまいんだけどなぁ……。いろいろ言いましたけど、とにかくいい歌詞ってことです!

花村:力作です!

岩岡:力作って何回言うんだよ(笑)。

工藤:『BACK TO BACK』とどっちを表題曲にしようかと迷うくらい競っていた曲だったんですよ。こっちは、今までのDa-iCEっぽいというか、「Da-iCEってこういう感じだよね」と思える代表曲のような感じで、僕もすごく好きですね。MVは 『BACK TO BACK』と本当に真逆で、みんなサラリーマンになって、おっちょこちょいな先輩とか設定で遊んだりしている感じ。変化をつけたいし、どうせやるならふざけましょうっていうことで、こうなったんですけど、僕もめっちゃ変顔してるんですよ(笑)。最近知ったファンの方はびっくりすると思います(笑)。

和田:ギャップだよね(笑)。MVもすごく面白い感じになっていますし、聞いてて楽しい笑顔になれる曲だと思います。

花村想太

工藤:雄大が歌詞を書いた『Only for you』は、TVアニメ『宝石商リチャード氏の謎鑑定』のエンディングテーマということで、Da-iCEにとっては久しぶりのバラードです。シングルにバラード入れるのは久しぶりなので、新しい感じになっている気がします。

大野:僕がいつも作詞させていただくときは、自分の感じていることや伝えたいことを自分のリアルな言葉で書かせていただくんですけど、アニメの内容が宝石商の話なので、ある程度決まった言葉がある中で、そこに肉付けをしていく感じで作っていきました。だから、自分では普段使わないような言葉を辞書で調べてみたり、宝石にまつわるような言葉を使ってみたりして、楽しく書かせていただきましたね。人生で類義語をこんなに調べたことはないってくらい調べました(笑)。例えば、自若」ですね。自若と裏腹に」ていうのは。こんなに、なんかなんだろう、隙ない感じの人なのにみたいなことを書きたかったんですけど、もう完璧なのにみたいな。恋愛の曲っぽく受け取ることもできるんですけど、今回は主人公たちの絆を表現したいと思っていて、恋愛にならないギリギリの場所を妄想して作ったりなど、いろんな書き方をしました。いちばんギリギリかなと思ったのは、『出会って話してその瞳に吸い込まれ』というところ。恋愛に寄りすぎたかもしれないと思ったけど、でもこれはどうしてもいれたくてこだわりました。

和田:聴いていてすごく温かい気持ちになる曲ですね。雄大くんの優しさとか人柄が表れていて心がポカポカします(笑)。メロディも、切ない中に温かみを感じますね。

大野雄大

工藤:『VELVET EYES』はさかいゆうさんに作ってもらったのですが、個人的にさかいゆうさんが好きで。ずっと曲を作ってほしいと思っていたので念願の楽曲ですね。

和田:デモはさかいさんが歌ってくださっていたので、「うわ~、本物だ!」みたいな感じでした(笑)。Da-iCEが歌っても曲自体にもさかい節を感じるんです。作ってくださった方の色も出つつ、Da-iCEの色もしっかり引き立つので、いいコラボレーションだと思いますね。おしゃれで好きです。

工藤:大人っぽい曲に仕上がっているので、ライブで披露するのが楽しみです!

 

ーーそれぞれどんなふうに楽しんでもらいたい?

大野:シングルと言っても4曲も入っていて、4曲がまったく違う方向の楽曲なので、聴いていて飽きない1枚になっていると思います。プレイリストにこの4曲だけを入れて聴いたりしたんですけど、「あ、もう1周しちゃった」みたいな感じだと思います。

花村:本当にDa-iCEの今持っている力をすべて発揮しているミニアルバムのような4曲だと思います。おしゃれな曲からアップテンポのかっこいい曲、かわいい曲、バラードと全部入っているので、今からDa-iCEを好きになった人でも、どの曲も表題曲と言えるくらい素敵な曲なので、安心して聴けると思いますね。

和田:『BACK TO BACK』はみんなでノリノリに楽しんでほしいですよね。

花村:上司のところに歯向かいに行くときに聴いてもらえれば(笑)。

岩岡:いやいやいや(笑)。そのシチュエーション以外ならいつ聴いていただいても大丈夫です!

和田 颯

大野:正直、『VELVET EYES』のさかいゆうさんの楽曲は、まだライブで披露する姿が想像できなくて……。これがどうスパイスとして入ってくるのかっていうのも楽しみですね。新しい武器になるといいなと思います。

花村:『Damn it!』は、今回「~なんだよ」とセリフ調に書くのをやめたんですよ。それが詞的に感じると思うので、自信がないときに聴いてほしいですね。楽しくて元気出る曲なので。

岩岡:繰り返しになりますが、ひとつのシングルでここまで違う方向性の曲がそろうのはけっこう珍しいと思うので、何かしらのシチュエーションだったり、何かしらの感情のときに刺さる曲があると思います。とりあえず4曲とも聴いてみて、自分のお好みのものをリピートしていただけたらうれしいです。

 

次回は、Da-iCEの2019年をメンバー直筆でグラフにしてもらいます!2020年の目標もお聞きしたので、お楽しみに!

『BACK TO BACK』
【通常盤】¥1,300/ユニバーサル シグマ/発売中
リーダーの工藤大輝が新進気鋭の作家Albin Nordqvistとスウェーデンで曲を共作し、さらに工藤自ら作詞も手がけた1曲。5人の意気込みを詰め込んだ原点回帰を思わせる最強のダンスチューン。
Da-iCEプロフィール
2011年結成の5人組ダンス&ボーカルグループ。2014年にメジャーデビューし、ルックスはもちろん、圧倒的パフォーマンス力と歌唱力でたちまち人気に。2019年には、25都市31公演、約7万人動員したグループ史上最大級のベストツアーが大成功。2020年1月10日からは、初の代々木第一体育館公演を含むベストツアーのアリーナ公演『Da-iCE BEST TOUR 2020 -SPECIAL EDITION-』が開催!
撮影/田中麻以 撮影協力/佐藤彩花、長谷川 礼 構成/田中涼子

 

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