サンタさんの過労対策!?あるホテルの「サンタ向けサービス」が粋すぎた

サンタさんの過労対策！？あるホテルの「サンタ向けサービス」が粋すぎた

（c）shutterstock.com

いよいよ12月に入り、手袋やマフラーが欠かせなくなってきましたね。寒さが深まるにつれて街のクリスマスムードも高まっていきます！恋人と過ごすロマンチックな夜に向けて気持ちが盛り上がってきているという人も多いでしょうが、今回は取り上げるのは”そういうクリスマス”ではありません。この記事では、クリスマスのもっとピュアな一面にフォーカスしたいのです。そう、サンタクロースです。

サンタさん、毎年ありがとう

言うまでもなくサンタさんは実在するわけですが、世界中の子供たちに夢を届けるお仕事をしている彼の職場環境も、近年世間を賑わす労働問題の例外ではないようです。

2010年の国際連合の調べによると、全世界に0～9歳の子どもは約12億人。
サンタさんの仕事はプレゼントの配送だけでなく、準備から始まります。仮に12億人の子供に対してプレゼントの準備に1つ30分の時間をかけ、1日の労働時間を8時間とすると、1人のサンタさんで1シーズンのクリスマスを乗り切るためには7500万日（205,479年）かかります。

こんなブラックな労働環境では子供たちに夢をなんて言っていられません。そこで一般的なフルタイムの労働時間に照らし合わせて1日8時間労働として、半年間の労働でクリスマスを1シーズン回すと仮定します。そうすると、全世界に約42万人のサンタさんが必要になる計算です。

しかし、これはあくまでもプレゼントの準備までにかかる工数の話。たとえ当日のプレゼント配送業務も42万人体制で臨んだとしても、ちょっと概算すらしようがないくらいの鬼のハードワークなわけです。

少しでもサンタさんを楽に！　子どもたちも喜ぶサービス

そこでサンタさんの労働環境改善のため名乗りを上げたのが、京都は嵐山のホテル「The GrandWest Arashiyama」。クリスマス期間中、サンタさんに代わってプレゼントを準備してホテルにプレゼントを預けておくと、日本在住のサンタさんが客室へプレゼントを届けてくれるサービスが実施されるのです。