無意識にやってない?彼氏と喧嘩中にやってはいけないこと
彼氏と喧嘩してしまったとき、そのままお別れになりたくないなら、いろいろと仲直りの道を探りますよね。
でもやり方を間違えると、さらに火に油を注ぐ結果になり、よけいに関係がこじれてしまうことも。せっかくやり直す気はあるのに、関係修復ができないと困りますよね。そこで今回は、「彼氏と喧嘩中にやってはいけないNG行動」をご紹介いたします。
■喧嘩で優位に立ちたがらないこと
話合いになると、どちらかが主導権を握ったりマウントをとったりという構図になりがちです。相手に優位に立たれると、怒りの感情が湧き起こることがありますが、それは自尊感情の現れといえます。「なんでそんなこと言うの!」「間違ってるのはそっちでしょ!」と、自分主体で物事を進めていきたい願望が怒りに転化され、火に油を注ぐ場合も少なくありません。相手のことも尊重し、相手からも尊重されるよう誘導し、対等な立場で話し合いを進めましょう。
■結論を会話の最初に持ってくるときは注意!
喧嘩後の話の持っていき方として、心理的に相手を納得させるには結論を会話の最後に持ってくるのが妥当だとされています。そうすることで、お互いの言い分をすべて吐き出すことができるからです。いきなり結論を最初に持ってくるとつっけんどんに聞こえて、納得できず受け入れられないと拒絶反応を示すことも少なくありません。なるべく喧嘩の後は前置きから徐々に話の本質に迫っていきましょう。そうすれば相手もだんだん話に乗ってくるようになるはず。
■反対意見の言い方に気を付けないと「売り言葉に買い言葉」に
心理学者ドリスコールの研究では、反対されればされるほど人は反発したくなるという結果が示されています。これを心理的リアクタンスと言います。恋人との喧嘩の際は、相手の意見に同意できる部分は最大限同意を示して、相手の意見の否定として聞こえないような、「こうするともっといいよね」といった促すような言い方を試してみてください。
■相手が折れるのを待っていてはダメ
喧嘩において「どうでもいいこと」はたくさんあります。そして、どうでもいいことにこだわっていると、問題解決に至らないことも多々あるのです。米国の心理学者キャロリン・シャンツの調査によると、言い争いの約8割が相手に譲ることで解決できるという結果でした。喧嘩をした場合は相手に譲ってあげた方が何事も上手くまとまるということなのです。仮に自分は間違っていないと思っても、最低限自分の通したい意見を通せたら、部分的に妥協を示すことも視野に入れておきましょう。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。