知らないと恥ずかしいお中元マナー4つ
暑い日が続き、6月なのに夏を感じる日が多くなってきました。夏が近づくにつれ、お中元をどうしようかと考え始める方もいるのではないでしょうか? 親しい方やお世話になった人に日ごろの感謝を伝える大切なツールですよね!
しかしお中元を贈る機会も少なくなってきていますよね。いざ贈るとなったときに、分からないと困るのが「お中元のマナー」。そこで、今回は株式会社セブンイレブン・ジャパンの調査を基に、意外と知られていない「お中元マナー」をご紹介します。みなさんはいくつマナーを知っていますか?
Q.お中元に送るものとして適当ではないと思うものとは?
A.ハンカチ(正解率12.3%)
贈り物に選びがちな「ハンカチ」はNG。ハンカチの日本語表記である「手巾(てぎれ)」が別れを意味する「手切れ」を連想させるため、贈り物としてふさわしくありません。
Q.喪中のとき、お中元は贈っていい? 贈ってはいけない?
A.自分と相手が喪中の時でも送ってよい(正解率28.0%)
お中元はお祝いではなく、感謝の気持ちなので、自分と相手が喪中でも送って問題ありません。
Q.本来のお中元は旧暦の7月15日を指しますが、贈る時期として正しいと思うものをお答えください。
A.東日本は7月初旬~7月15日まで、西日本は8月初旬~8月15日まで(正解率12.8%)
お中元を贈るタイミングには地域差があります! 東日本は新暦で考えられるため、お中元を贈る時期は7月初旬から7月15日までとなります。一方、西日本では月遅れのお盆で考えるため、お中元を贈る時期は8月初旬から8月15日までとなります。贈る相手の住む場所にご注意を。
Q.お中元を贈るタイミングを逃してしまった場合、立秋までの正しい贈り方とは?
A.目上の人には「暑中御伺(おうかがい)」として贈る(正解率4.0%)
「まずい! お中元を贈るタイミングを逃した!」という時でも大丈夫。そんな時は表書きに工夫をしましょう。
贈る時期を逃した場合は、立秋までは「暑中御見舞」とし、立秋を過ぎて処暑までは「残暑御見舞」として贈ります。注意したいのが「見舞う」の言葉。「見舞う」というのは、相手より優位に立った意味合いとなるため、目上の方にはそれぞれ「暑中御伺(おうかがい)」「残暑御伺(おうかがい)」として贈ります。
夏のご挨拶としてのお中元。贈るにしても、相手への気持ちが大事です。しっかりマナーをおさらいして、日頃の感謝の気持ちを伝えてみては? (齋藤有紗)
情報提供元/株式会社セブン&アイ・ホールディングス