つまずいたっていいじゃない、新人だもの|新人のお仕事格言【第5回】
新人のみなさま、こんにちは。
この連載では、フルゆとり世代の新人編集者が、日々仕事でのたうち回る中で心を打たれた格言をお贈りします。
「頑張って何になるんだろう?」と思ったとき、モチベーションを取り戻してくれる言葉
頑張ったって報われないのに――
私のかわりなんて、たくさんいるのに…
それでも、この感動を裏切れないの――
これは『重版出来!』第9話で、週刊青年漫画誌『バイブス』を担当するDTPオペレーターの女性の言葉。漫画が大好きな彼女は、いつも仕事を優先して恋愛のチャンスを逃してきました。恋人にプロポーズされるかも、という大事なディナーの日にさえ突然入る夜勤。それでも、生の原稿を受け取ったときの感動を知っているから、仕事を選ぶんです。
正直、新人にとって仕事の95%はつらいですよね。私も気付いたら闇落ちして「フロア中のパソコンを全て叩き割りたい」という心境になることも…。だから、たまにある喜びや感動をずっと心に留めておいて、働く原動力にするんです。
「何のために働くんだろう?」と迷ったときは、『重版出来!』を読みましょう! 一生懸命っていいな、と思えますよ。
(時吉 茜)
著/松田奈緒子
出版/小学館
2013年3月29日発売
B6判/208ページ/定価:本体552円+税
公式URL:https://www.shogakukan.co.jp/books/09185040