「両家顔合わせ」「結婚式の費用」みんなこうしてる!
「恋愛」はふたりでできても、「結婚」はふたりだけでなく、お互いの両親や親戚など多くの人たちも関係してきます。今までだったらさまざまなことをふたりで決めてきたとしても、相談もしないで勝手に決めてしまうとちょっとしたトラブルになってしまうことも。
そんな大切なお祝いごとで失敗しないためにも、「両家顔合わせ」や「結婚式の費用」の正解が分かれば困ることもないはず。
ということで今回は、婚礼大手の株式会社テイクアンドギヴ・ニーズが結婚式を挙げたご新郎ご新婦および今後、結婚式を予定しているご新郎ご新婦12万人を対象に行ったアンケート結果を見ていきます。周りにはなかなか聞きづらい結婚の悩みを少しでも解消しましょう!
■2019年の「両家顔合わせ」事情は、個室の料亭でひとりあたり1〜2万円でした!
結婚が決まったらまずは両家顔合わせを考える方が多いですよね。失礼があっては、今後の関係に支障が出てしまう可能性も……。12万人に行ったアンケート結果より「両家親御様に失礼がない顔合わせ」の実態を確認しましょう。
まずは、両家顔合わせをした人の割合について。両家顔合わせをした人は96%、していない人は4%と、回答者のほとんどが両家顔合わせを実施したと答えていました。
実施した人に対し、「両家顔合わせにかかった費用は一人あたりいくらか」を聞いたところ、「1万円~2万円以内(34%)」が一番多い結果に。
◆両家顔合わせにかかった費用
- 1〜2万円以内……34%
- 2〜3万円以内……16%
- 3万円以上……19%
- 1万円以下……31%
ひとりあたりの費用が1万円以上の方は計69%と、両家顔合わせには一般的に考えられる1回の外食費用よりも比較的高額傾向であることがわかります。多くの人が両家顔合わせの機会を大切な日と考えて、いつもの外食より高額となっているようです。
次に「両家顔合わせに使用した場所」について見ていきましょう。一番多かったのが「料亭(個室)(56%)」、次いで「レストラン(個室)(24%)」と、80%が個室で行ったと回答しました。
◆両家顔合わせに使用した場所
- 料亭(個室)……56%
- レストラン(個室)……24%
- 料亭……5%
- レストラン……5%
- 家……4%
- その他……6%
特別感を演出してくれるし、お店の人のサービスが必ず行き届く「個室」で顔合わせをするのが一般的なようですね。確かに、はじめましての自己紹介やそれぞれの生い立ち、ふたりの馴れ初めなどのプライベートな話をするのには、個室をチョイスするべきかも。
ちなみに「両家顔合わせに使用したお店のジャンル」を聞くと、「和食(75%)」が圧倒的に人気という結果になりました!
◆使用したお店のジャンル
- 和食……75%
- フレンチ……9%
- 中華……5%
- イタリアン……2%
- その他……9%
圧倒的1位の「和食」の次は「フレンチ」、「中華」、「イタリアン」と続きました。現代は結納をやらないカップルが増えていますが、「結納に代わるもの」として、両家顔合わせには日本の伝統的なスタイルの「和食」と考える方が多いようです。
お店のジャンルについて、それぞれ実際に選んだ理由もチェックしておきましょう。
<和食>
「両家の親に希望を聞いたところ『和食が良い』『落ち着いて話せる場所が良い』という意見があったため」(東京都/20代/女性)
「結納をしない分、きちんとした場で挨拶をしたいから」(愛知県/20代/女性)
<中華>
「円卓にして上座下座を考えないで済むようにしたかった」(神奈川県/30代/女性)
<イタリアン>
「堅苦しくなく顔合わせをしたかったから」(東京都/30代/男性)
<家>
「かしこまらず、ゆったりと食事ができるように」(兵庫県/20代/女性)
「和食が食べたいから」といった料理や気分で選ぶというよりも、きちんとした場、円卓、普段通りにしたいなど、顔合わせの場としてお互いの家族に適した場所を選んでいるようですね。そして決める前にどちらの両親にも確認すること、これが重要になりそう!
続いて、こちらも周りには聞きづらい項目のひとつ「結婚式の費用事情」についてもアンケート結果を見てみましょう。
結婚式を挙げる予定なら、早めに話し合いが必要になる重要なポイント、「結婚式費用の負担方法」と「お支払い方法」の正解って何なのでしょうか?
■2019年の結婚式のお支払い事情、「半数が折半、もしくは新郎側が多めに負担」
初めに、「結婚式のご新郎家・ご新婦家の費用負担割合」について質問したところ、51%が「ご新郎家5:ご新婦家5」でそれぞれ半額ずつ負担していると回答しました。
◆結婚式費用負担の割合(ご新郎家:ご新婦家)
- 「10:0」……7%
- 「9:1」……3%
- 「8:2」……4%
- 「7:3」……7%
- 「6:4」……13%
- 「5:5」……51%
- 「4:6」……6%
- 「3:7」……3%
- 「2:8」……2%
- 「1:9」……1%
- 「0:10」……4%
また、「5:5」以外の回答項目を比較してみると、「ご新郎家が負担する割合が多い(34%)」が、「ご新婦家が負担する割合が多い(16%)」の2倍以上であることが分かりました。
基本的に費用は折半が多い一方で、費用負担に偏りがある場合はご新郎家側が多めに負担する傾向にあるようです。折半が多いものの、「嫁ぐ」となるとお金を多めに出す新郎の家庭が多くなるのかもしれません。
最後に「結婚式費用支払いについて、ご新郎ご新婦の貯蓄以外で不足金額分をどのような形式で支払いに充当したか(選択回答2つまで)」の結果を見てみましょう!
◆結婚式の費用、貯蓄以外の不足費用の財源
- ご祝儀……40%
- 親の援助……34%
- 全額貯蓄……15%
- ブライダルローン……11%
結婚式費用の不足財源は、「ご祝儀(40%)」が最多で、次に「親の援助(34%)」、「全額貯蓄のみ(15%)」、「ローン(11%)」となりました。ご祝儀を結婚式費用の大きな財源に充てるのに加え、自分たちの親から費用面で援助を受ける方が少なくないことがわかります。
また意外にもローンを組むより、「全額貯蓄のみ」の割合の方が多く、一生に一度の結婚式でも自分たちの生活に不相応な金額で挙げる人たちは少ないようでした。
今回は、「両家顔合わせ」にまつわる費用、お店のジャンルから「結婚式の費用負担割合」、「結婚式費用の支払い方法」まで周りの人に聞きにくいお金にまつわるアンケート結果を見てきました。
今回の結果は、「結婚式を挙げた新郎新婦」と「今後、結婚式を予定している新郎新婦」12万人の意見だからこそ、参考になる回答が確認できたのはないでしょうか。少しでも素敵な顔合わせと結婚式となるよう、お金の管理やお金に関する話し合いはしっかり行っていきたいですね。(かすみ まりな)
情報提供元:株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ