moumoon新曲「Jewel」完成までに、なんと9曲が没に！

5月8日に発売されたばかりのmoumoon新曲『Jewel』の発売記念インタビュー第2回です。
前回は作詞担当のYUKAさんに歌詞について語っていただきましたが、今回は作曲・編曲担当の柾さんにじっくりと曲についてうかがいます。

第1回はコチラ→　「変態的なところを感じてもらいたい！」moumoon新曲に込めた想いを語る

Woman Insight編集部（以下、WI） というわけで、柾さんもビシバシ曲についてお話ししてください！

YUKAさん(以下、YUKA)　どうぞー！

柾昊佑さん（以下、柾）　（笑）。今回の『Jewel』はどんな曲にしようか、と考えたときに、CMソングなので、もちろんCMの映像にぴったり合うものであることは必須なんですが、それだけじゃ、これまでたくさん作らせていただいたCMソングを超えられてない気がしたんです。そこで、最近、もうライブはロックバンドと言っていいくらい、数年前よりずっとアグレッシブなライブをしているので、その雰囲気やニュアンスをちゃんと曲に入れたいな、と思って。

WI　どのように入れたい、と思ったのですか？

柾　例えば夏フェスで演奏してもまったく違和感のないものにしたかったし、作り込まれた世界観よりも、いきいきとライブでやれる曲にしたい、という想いがありました。いっぱい曲は作ったものの、CMに合うものとライブで映える曲の両方をクリアできるものがなくて。でも、今回採用された曲はCMの映像を見たあとに作った10曲めのもので、思ったよりCMのYUKAちゃんの動きがコミカルだなとか、そういうニュアンスも曲に込められたかな、と思います。

YUKA　本当にいろんなものに向き合って向き合って作りました……今回の『Jewel』ができあがるまで、9曲没になったんです（笑）。

WI　9曲も！？

YUKA　数がどうではないかもしれないんですけどね（笑）。もっとライブを意識した音づくりを大切にしたいな、と思っていて。自分の中で、もっとmoumoonを知ってもらうにはどうすればいいかとか、「アコースティックでふんわり歌っているイメージだったけど、ライブでは意外と激しいんだね！」と言われるギャップをどう埋めていったらいいんだろう……ということを結構考えているんです。でも、どっちが本当の自分かって、きっとライブで生で動いている自分。だから、作っているときにもライブでこの曲を演奏しているところをすごく想像したし……。いろいろ考えているうちに9曲没になりました（笑）。

柾　早くライブでやりたいですね。

YUKA　ね。

柾　野外でね。

YUKA　そう、歌詞でも野外をイメージしたんです。「日が沈む空のグラデーション」というところで、音が少なくなっていって、それでもクラップの音は続いているんです。きっと野外フェスでこれを歌ったら、ここでお客さんがクラップしてくれるんだろうなーって！

柾　絶対俺も頭上でクラップしてるんだろーなーって。腕あがんないけど（笑）。

YUKA　私も柾くん腕あがってないなーって思うんだろうな（笑）。って感じで話してて、野外で歌ったら絶対気持ちいい曲だよって。

WI　現在ライブツアー「FULLMOON LIVE TOUR 2014～LOVE before we DIE～」の真っ最中ですが、ライブではもう『Jewel』を披露されたんですか？

YUKA　まだですね(※インタビュー時点)。「やって！」と言っていただくんですが、発売前の中途半端な感じではできないから、まだだよーって。

柾　発表の前からツアーが始まってるので、どのタイミングからやろうかなって話を今しているところですね。人前で歌ったのは、CM発表会のときが初めてです。

YUKA　そうですね。CM発表会のときは初めて人に聴かせるってことで結構緊張したんですが、歌っているうちに楽しくなってきちゃって……。

柾　楽しそうだったよね。

WI　ちなみに実は私発表会、最前で見てました（笑）。

柾　ほんとですか！？　恥ずかしい（笑）！

（最前で撮りまくっていました。おふたりの顔がどんどん楽しそうになっていくのが非常に印象的だった一コマ）

ちなみに、7月20日に北海道で行われる野外フェスへ、そして8月2日には、あの「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」の出演も決定したそう。『Jewel』を野外で聴くなんて……想像するだけで最高に気持ちいい！
次回は、引き続きおふたりに曲づくりの裏側についてうかがいます。（後藤香織）

次回はコチラ→　moumoon曲づくりの舞台裏を明かす。YUKAが泣いた理由とは？