moumoon曲づくりの舞台裏を明かす。YUKAが泣いた理由とは?

moumoonの新曲『Jewel』発売記念インタビュー第3回です。
今回はおふたりに「曲づくりの裏側」についてうかがいます。

【これまでの記事はコチラ】

第1回→ 「変態的なところを感じてもらいたい!」moumoon新曲に込めた想いを語る

第2回→ moumoon新曲「Jewel」完成までに、なんと9曲が没に!

moumoon曲づくりの舞台裏を明かす。YUKAが泣いた理由とは?

Woman Insight編集部(以下、WI) いつも曲づくりはどのように行っていらっしゃるんですか?

YUKAさん(以下、YUKA) いつも曲が先にできあがります。以前は、柾くんから曲を受け取ったら、それを聴いて、絵を描いたり、色のイメージを伝えたりしていました。「曲を聴いたらこういう色が浮かんだんだよ」って伝えて、「そういう景色が見えたならこういうアレンジにしよう」という、ぎこちない感じだったんです。でも今は、隣同士座って、ゼロから一緒に鍵盤弾きながら曲を作ったりしてます。

柾昊佑さん(以下、柾) 一緒に鍵盤を弾くことはほとんどないよ(笑)!

YUKA え、作るじゃん。

 ……あ、たまにはあるか。合宿行ったときとか。

YUKA とかね。ギター片手に鼻歌うたったり、楽しくつくることがどんどん増えていっているんです。

 

WI 「合宿」ってなんですか?

YUKA 私は創作意欲がすごくて、ぽんぽん作りたいものがあって「もっともっと!」って感じなんですけど、柾くんはわりとゆっくりな人。だから、曲を作ろうと思ったら、柾くんを「合宿行こう!」と連れ出して、「はいスタート!(手をたたく)」みたいな感じでこもって作るんです(笑)。私が「こんな感じ!」って言った通りにギターを弾いてくれたり、「リズムパターンちょっと叩きます」というところからレコーディングし始めて、「歌うから録ってね!」ってやってるうちに曲ができていったり。

 そういう曲もあるね。

 

WI 今回の『Jewel』もそうやって作られたんですか?

YUKA いや、今回は「あ、柾が立った!」って思う感じでした。本当に腰が重い人なので、普段は作らないんですよ。

 はっはっはっはっ、そんなこともないけどね(笑)。

YUKA でも今回は、CM映像ができあがって「たぶんこういう感じの曲がいいと思うんだよねー!」って言いながら曲を作って。その中でも今回完成して世に出る曲は、柾くんの熱量が異様だったんです。このオケを聴いた瞬間、私はすごく泣いてしまったくらい。で、「ああ、柾が立った!」って思ったんです(笑)。

 はっはっは、異様だったかなあ(笑)。

YUKA 音から、迷いのない感じがすごく伝わってきたよ。

 

WI でも「泣いてしまう」というのは本当にいいものができたんですね!

YUKA レコーディングしているときも泣きました(笑)。何本も録ったり、ギターがなんか音違うとか、なんだかしっくりこないな、とあーだこーだ言いながら映像にも当てはめて作ってるうちに、突然「あ、今の良かった!」という瞬間がきて。そのときも安心して、また涙が出てきたんです。苦しいことも多かったけど、曲ができあがったとき、最終的に「作ったな、楽しかったな、よかったね」って思える1曲になったので、その喜び感が伝わってくれたら嬉しいなと。その喜びが聴いてくれる人に伝わって、心が躍ってくれたらいいなと。

 今回はスパーン! って曲で。バーンバーンバーンって、気持ちいい感じで聴いてほしいですね。ドカーンって、ポップな曲作ったなって感じですね。

YUKA すかっとするよね。バーンってね!

 

WI すごい! ふたりがバーンとかドカーンで通じ合っている(笑)!

YUKA 曲を作っているときの私たちのイメージの共通言語でした(笑)。スパーン、バーン、ダーン、ベーン(笑)。って、そういう音で通じ合って作ってましたね。細かくアレンジして作っていく曲も好きだけど、今回は「思いっきりドラムを叩く!」とか「シンバルをバシャーンって叩く!」っていう楽しみ方もありなんだな、と思ったんです。

 そう、細かいことが結構好きなんですけど、それこそクラップと歌だけでも成立するくらいシンプルなほうが、意外と胸に染みたり盛り上がれたりするのかもな、ってライブを通して感じることがあって、極力細かい音を入れなかったんです。Bメロの「太陽みたいに衝動的」のブロックも、通常ならすごくかっこわるいとされるアレンジをわざとやったり。ボーカルを間奏で切り刻んだアレンジも、すごく簡単にできることなんで、普段はやらないんです。でも、わかりやすいし、あえてやってみようか、わかりやすくて面白いかな、楽しいかもこれ、みたいな。

YUKA とてもいいことだよね。

 すべて緻密でかっこいいものがすべてじゃなくて、わかりやすいほうが伝わることがあるな、と思ったんです。

 

「細かい音を入れるのが好き」から「細かい音を入れずシンプルに」へと変化を遂げたmoumoonの音楽。いったいそこにはどんな心境の変化があったのでしょうか。
次回最終回、さらに詳しく掘り下げていきます。(後藤香織)

次回はコチラ→ 出会って10年。moumoonのふたりが語る、今までとこれから

 

Jewel_メインJ写1
「Jewel」
品番:AVCD-48994
価格:¥500(税込)

moumoon 公式サイト http://www.moumoon.com/

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