これって褒められている?それとも貶されている?解釈を間違えると危険なワード3選
「あの人って八方美人だよね~」や「あなたって本当に気が置けない!」といった、誤って認知しやすいこの言葉。解釈の方向によっては言われた相手を傷つけてしまうなんてことも…。そんなことが起こらないよう、ここでしっかりチェックしておきましょう!
♦「八方美人」
よく聞くこの言葉、果たしていい意味なのか、悪い意味なのか。あなたはちゃんと理解して使えていますか。2つの選択肢の中から正解を選んでください。
1、「誰からもいい印象をもたれており人気者」
2、「誰からも良く思われるようにふるまうこと」
正解は…
2の「誰からも良く思われるようにふるまうこと」で、どちらかというと悪い意味で使われることが多い言葉です。この言葉は話のネタとして登場することも多いので正解率が高そうですが、間違って誉め言葉として使ってしまうと、相手を傷つけてしまうことになるので気をつけたいですね。
♦「気の置けない人」
「気が置けない」それっていいことなの??曖昧にさせてしまう前にいまここでさらっとチェックしておきましょう。以下の2つどっちが正しい意味でしょうか??
1、「打ち解けて、気軽に接することができる」
2、「遠慮して気を許すことができない」
正解は…
1の「打ち解けて、気軽に接することができる」です。「気が置け、ない」、と否定しているのだからネガティブな言葉なんじゃないの?と違和感を感じてしまう人もきっと多いはず。しかし「気が置ける」が反意語になることを考慮すれば、納得できます。
♦「役不足」
漢字の並び方からして一見簡単に理解できそうなこの言葉。実はこれ真逆の意味でとらえている人、多いんです!
では、ここで問題です。どちらが「役不足」の正しい意味でしょう。
1、「力量に比べて、役目が不相応に軽いこと」
2、「役目に対して実力が足りないこと」
正解は…
1の「力量に比べて、役目が不相応に軽いこと」です。上司に「君にとってこの仕事は役不足だ」と言われたら、「まだ君には早い」と言われているのではありません!それはとても褒められていると自信をもっていいんです!!
いかがでしたか?
今回は特に、間違えて逆の意味で解釈しがちな言葉をピックアップしました。正しい意味とは逆の意味で理解して使うことで相手を傷つけたり、または傷つけられたりすることも起こりえます。相手との関係がぎくしゃくしてしまわないように正しい意味をインプットさせておきましょう!!(金武弘花)