プロ直伝!シワ&型崩れしない、洗濯機でのワンピースの正しい洗い方

通勤の際欠かせないのがオシャレ着。お手入れ大変ですよね。でも綺麗にしていなきゃ!清潔で一歩上の女性になるために、オシャレ着のお手入れ方法を確認してみましょう!

今回はお洗濯について日々研究し続けるライオン株式会社が「ワンピース」の洗い方について着目。1枚着ればサマになるので通勤スタイルの強い味方になってくれつつも、いまいちどう洗濯したらいいかわからない……という場合が多いワンピース。いったいどうお手入れしたらよいか、洗い方や収納の仕方をご紹介します。

ワンピース
(c)Shutterstock.com

 

◆ワンピースをセルフケアしてみましょう!

上下の組み合わせを考えずにサッと着られるワンピース。忙しい朝の頼れる存在ですよね。目に見えてないだけで、汗や皮脂などで汚れているのです。一日着て汚れやしわが付いたままだといざというときに着ることができません。そこで、ワンピースの上手なお洗濯の仕方と収納方法を紹介していきます!

 

まず、ワンピースのお洗濯を失敗したらどうなってしまうのか……違いを見てみましょう。左は「一般衣料用洗剤を使用して標準コースで洗濯」、右は「おしゃれ着用洗剤を使用して、おしゃれ着コースで洗濯」です。

 

写真通常コースで強い力を加えて泡ってしまうと、シワが寄ったり、襟元がゆがんだり、丈が縮んだり……お洗濯をないがしろにすると、こんなに悲しい結果に。

かといって「秋冬ならそんなに汗かかないからいっか」と、洗濯をしないでニオイ取りスプレーなどでごまかしていても、秋冬でも体は案外汗をかくため、気がついたらワキや襟ぐりに汗ジミができていたり、黄ばんだり……ということがあります。一度黄ばんでしまうとなかなか落とすことができません。

というわけで、正しい洗い方から見ていきましょう。

 

【ワンピースの洗い方手順】

洗濯機に入れる前の処理、コースや洗剤の選び方など汚れをしっかり落とし、型崩れを防いで洗濯機で洗うポイントを紹介します!

 

(1)洗濯表示は必ず確認


洗う前に「洗濯表示」を見て家庭で洗濯できるのかを確認します。手洗いマークがついていても、実は意外と洗濯機で洗えることも多いので、ご家庭にある洗濯機の説明書などで確認してみてください。

この4つのマークが家庭で洗濯できることを表すマークです。

イラスト

 

(2)洗濯機のコースと洗剤を選ぶ


洗濯機のコースは選択表示に従って選ぶのが基本ですが、ワンピースの場合にはしわや型崩れを防ぐ観点から「弱い水流コース」を選ぶのがおすすめです。その際弱い水流でもしっかりと汚れを落とし、水道中の塩素による色あせを防ぐ「おしゃれ着用洗剤」を使って洗うとよいでしょう。おしゃれ着用洗剤には毛玉や型崩れを防いだり、こすれによるテカリを予防する効果を持つものもあるんです!

 

(3)前処理をする


汗のつきやすい襟や袖、ワキがあたる箇所やファンデーション・口紅などの気になる汚れにおしゃれ着用洗剤を直接塗布してから洗濯をしましょう。下記の写真のように、洗剤を塗布します。

写真

 

(4)洗濯ネットに畳んで入れる


洗濯機で洗濯をする場合は、他の衣類とのからまりや型崩れを防ぐために、洗濯ネットに入れましょう。プリントや装飾がある衣類、レース素材、摩擦を防ぎたい衣類や洗濯中の色あせを防ぎたい衣類などは、裏返しにしてから洗濯ネットに入れましょう。ボタンやファスナーのあるワンピースの場合には、ボタンやファスナーをしめて、きちんとたたんでネットに入れます。共布のリボンがついている場合には、一緒に洗うのではなく、別の洗濯ネットに入れて一緒に洗うのがおすすめです。

このようにきちんと畳んでぴったりサイズの洗濯ネットに入れます。

写真

 

(5)干し方


肩幅と肩の厚みに合ったハンガーを用意します。ない場合は、ハンガーにタオルを巻いて、肩の形に合わせたタオルハンガーを作ってもOKです。

写真

首まわりが伸びないように、ハンガーは裾から入れて形を整えてから、干します。直射日光は色あせにつながることもあるので、必ず日陰に干しましょう。

ニットのワンピースの場合は、ニットの重みで伸びてしまうので平干しをするか、ハンガーを3本使ってM字干しします。その時ハンガーにタオルを巻いておくとすべり止めやハンガー跡の防止にもなります。きちんとシワを伸ばして干しておけばアイロンはほとんど必要なく仕上がります。

 

(6)収納


ワンピースは収納時にもシワがつかないようにしておくと着たいときにすぐ着ることができます。肩にハンガーの跡がつきにくいハンガー、もしくは乾いたタオルハンガーにかけてクローゼットに収納しておきます。しかし肝心のクローゼットがぎゅうぎゅうの状態では、服にシワがついてしまいます。クローゼットにはいつも少し余裕を持たせておくのがよいでしょう。またハンガーにかけると丈の伸びてしまうニット素材のワンピースは畳んでしまっておく方が良いです。

 

これらの6工程がワンピースのセルフケアの方法になります! 少し面倒だと感じる部分があるかもしれませんが、おしゃれ着を綺麗に保つ秘訣になります。洋服のお手入れに少し気をつかうだけでステキな大人女子に近づけるかも♡ (中川瑞月)

情報提供元/株式会社ライオン・株式会社enish

 

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