年齢を重ねるにつれて、時が経つのって本当に一瞬。
結婚するのにいつだって早すぎることもないし遅すぎることもないわけですが、それでもやっぱり周りの結婚ラッシュを見ていたり、SNSなどで幸せな結婚ライフを報告されていると、「あぁ、私もちゃんと恋愛したり婚活したりしておけばよかった……」と後悔する日もある。
一度彼氏がいない状況が慢性化すると、その生活が当然になり、「恋愛って面倒……」となり、ますます悪循環となるばかりです。
そんな、アラサー独身女子が、「もっとちゃんと婚活すればよかった……」と思う瞬間をご紹介します。
【アラサー独身女子が「あ~もっと恋愛とか婚活すればよかった!」と後悔する5つの瞬間】
◆周りの友人の結婚報告ラッシュを感じたとき
よく25歳に波がくるとか、29歳に波があるとか言われていますが、実際になぜかある年に友達がガンガン「【ご報告】この度かねてより交際していましたナントカさんと入籍しました」という投稿を、婚姻届とかふたりの指輪の画像つきでSNSにアップしたりするラッシュが来るものです。
その一方で自分が粛々と今日食べたラーメンとか、趣味にまつわる投稿をしていると「私、何してるんだろう……」と、ふと冷静になってしまいます。
◆特に、「この人は結婚しなさそうだな」という友達が結婚したとき
誰にでもひとりは「この人は晩婚そう」「というか一生結婚しなさそう」「恋愛とかより趣味や仕事に生きてそう」という友人がいるのではないでしょうか。
そしてそういう人がいるからまぁ自分が友達の中でラスト独身になることはなさそうだし大丈夫だろう……と勝手に安心していると、いつのまにか結婚している。「え!?」と寝耳に水の報告を聞きながら、「私もちゃんと相手を見つけるべきだった……?」と、のんびり過ごしていた自分のここ数年を思い返してしまいます。
◆友達と遊ぶ予定が減っていることに気づいたとき
どうしても、似た者同士で一緒にいる傾向にあります。独身は独身で一緒にいるし、ママになった人はママ同士で集まるほうが、いろいろわかりあえてラクなことも多いでしょう。それに、人の親になれば、どうしても独身時代よりは自分のために使う時間は減る。
ふと「そういえば最近前より遊ぶ予定が減った気がするな……」と思ったとき、以前遊んでいた友達はみんな結婚して母になったことに気づく。彼氏ができた友達は、彼氏に割く時間が増える。
そうしていつのまにか「あれ、ずっと独身でいるってこういう時間が増えるってこと?」と、考えてしまうものです。
◆いいなと思う男性がみんな既婚者のとき
たとえば物件探しでもいい物件は速攻で埋まることが多いように、魅力的な男性は早く結婚してしまっていることが多い。
もちろん「埋まっていない=微妙な物件」とは限らないし、逆に早く埋まるのがいい物件の条件とは限らない。未公開物件でいい物件だってあるし、物件も男性も自分の探し方ひとつではあるのですが、どうしても「あぁ、この人いいなぁ」と思う男性がみーんな結婚指輪をしていると、「もう残っていないんじゃないか……」と途方に暮れてしまう。
もし数年前だったら、その薬指に指輪はなかったかもしれないのに。
◆昔の写真を見たら今よりかわいい気がしたとき
若いときの顔は生まれつき、年を重ねてからの美貌は努力……と言われますが、将来に希望があってキラキラしていて、今より肌にハリもあって……そんな若いときの写真をふと見返して「今よりかわいい……」と思ってしまうと、「自分の売りどきはあのタイミングだったのでは?」と、ついつい思ってしまう。
人間は年齢じゃないけれど。でも人間って、どうしても新品が好き。築年数の浅い物件が好き。時間を重ねた魅力あるヴィンテージになっていければ誰かのツボにハマるかもしれないけれど、果たして自分にその魅力があるのだろうかと考え込むとき、「わかりやすく若いときにもっと恋愛をしておけばよかったかなぁ」などと思ってしまう。
ただ、これから先の人生でいちばん若い日が今であることも、事実なのだけど。考えているヒマがあれば、行動するしかないのだけど。
おそらく一切後悔していない人もいないし、「あのときああすればよかったかなぁ」と一切考えない人もいない……けれど、大きな決断「結婚」を経ていないと、人生ゲームの「ストップ」あたりでずっと前に進めていないような気がするのも事実。
結婚するだけが幸せじゃないし、必ずしも人生に必要なことではないかもしれないけれど……こんなとき、独身女性たちは、自分の人生について考えてしまうようです……。(後藤香織)