カラフルで可愛い断面に、思わずうっとりしちゃう♡ 新感覚サンドイッチ「アートウィッチ」がおうちで簡単に作れることを知っていますか?
アートウィッチとは、断面がアートのように美しいサンドイッチのこと。野菜をたくさん食べられる上に、「作り方は簡単・見た目は華やか・お腹いっぱい♡」という嬉しいレシピなのです。
CanCam.jp編集部では、アートウィッチの名付け親、ケンコーマヨネーズ株式会社の加藤由香さんにインタビュー。初心者でもお洒落に作れる3つのレシピを教えて頂きました。
ここまでは、煮卵を丸ごとinした【焼き豚と煮卵のアートウィッチ】、フランスパンを使ったボリューミーな【野菜たっぷり2種ハムのアートウィッチ】を教えて頂きました。
今回は、ヤングコーンとスナップエンドウで見た目のインパクト抜群、【パンプキンと彩り野菜のアートウィッチ】をご紹介します。
▼レシピpart3「パンプキンと彩り野菜のアートウィッチ」
「パンプキンと彩り野菜のアートウィッチ」は、胚芽パンを使ったお洒落なアートウィッチ。カボチャの甘みとヤングコーンの食感が楽しく、パーティーにもぴったりの一品です。
ハロウィンの前に練習しておくと吉♪ 早速レシピを見てみましょう。
◆材料(2人分)
・胚芽食パン(8枚切り)…2枚
・クリームチーズ…15g
・ロースハム(薄切り)…3枚
・ビアソーセージ(薄切り)…3枚
・カボチャサラダ…70g
・スナップエンドウ…5本
(↑筋を取り、沸騰した湯で強火で2分塩茹でし、冷ます)
・ヤングコーン…2〜3本
(↑沸騰した湯で弱火で5分塩茹でし、冷ます)
・赤パプリカ(細切り)…15g
・グリーンリーフ…大きめ1枚
・粗挽き黒こしょう…少々
・マヨネーズ…10g
【A】紫キャベツのマリネ
・紫キャベツ(千切り)…40g
・フレンチドレッシング…10g
※紫キャベツをフレンチドレッシングであえて、マリネ状にしておきます(時間を置く必要はありません)。
*
・セロハンテープ
・包装紙(30×30cmくらい)
▼「パンプキンと彩り野菜のアートウィッチ」の作り方
<レシピ>
1.胚芽食パン(1枚目)にクリームチーズを塗ります。
2.あらかじめ切ったり茹でたり下ごしらえしておいた具材を乗せていきます。
3.胚芽食パン(2枚目)にマヨネーズを塗り、黒こしょうをかけてサンドします。
4.包装紙で包み、冷蔵庫で冷やします。
5.よく切れる包丁で1/2にカットします。
胚芽パンはとても乾燥しやすいので、手早く作るのがポイントです。1枚目のパンに具材を乗せる作業は10分以内を目指し、その間2枚目のパンは袋に入れるかラップをかけておいてください。
では、詳しい手順を写真付きで見てみましょう。
◆1. 胚芽食パン(1枚目)にクリームチーズを塗ります。
ラップの上に胚芽食パン(1枚目)を乗せ、クリームチーズを塗ります。クリームチーズが、野菜から出る水分をパンに移行させない役目を担ってくれます。まんべんなくたっぷり塗りましょう。
◆2.あらかじめ下ごしらえしておいた具材を乗せていきます。
美味しくできあがるかどうかは時間との勝負! 「乗せながら具材を切る」ではなく、具材を切る・茹でる等の下ごしらえは、あらかじめしておきましょう。
クリームチーズを塗ったパンの上に、次の順番で乗せていきます。
(1)ロースハムとビアソーセージ
ロースハムとビアソーセージは、1枚ずつ半分に折って、重ねながら交互に乗せます。これから具材をたくさん乗せていくので、薄切りのものがおすすめです。
ビアソーセージにはサラミのような風味があります。ハムだけでは、野菜やパンの味に負けて淡白な印象になってしまいがちですが、ビアソーセージの味が美味しさを補ってくれます。並んだピンク色も綺麗ですね。
最後の1枚だけ、半分ではなく三つ折りにすると、端までしっかりお肉の風味が味わえます。
(2)カボチャサラダ
並べたハムの上に、カボチャサラダを平らになるよう乗せていきましょう。カボチャサラダはもちろん自作しても良いですし、市販のパック詰めのものやパウチタイプのものを買ってもOKです。
(3)スナップエンドウ
筋をとり塩茹でしておいたスナップエンドウを、カボチャサラダの上に並べます。中から水気が出てくる場合があるので、キッチンペーパーでよく拭いてから乗せましょう。
(4)ヤングコーン
断面のポイントになるヤングコーン。あらかじめ塩茹でしておくか、すでに茹でてあるものを買ってきて使います。
3本乗せると結構ボリュームがあります! コロコロ転がり落ちてしまうときは、2本に減らすか、スナップエンドウの隙間に収めると落ち着きやすいです。
(5)赤パプリカ
スナップエンドウの脇に配置し、具材が転がり落ちないように土手を作りましょう。両脇からぐっと挟んで押さえつけるように置きます。
(6)紫キャベツ
フレンチドレッシングとあえてマリネ状にしておいた紫キャベツを、液をよく切ってから、菜箸で乗せていきます。他の具材が崩れないようにそっと置いていきましょう。
ちなみにプロの味に近づけたいときは、フレンチドレッシングの代わりに次の材料を混ぜてマリネ液を作り、あえるのがおすすめです。
<マリネ液の材料>
酢…大さじ5
砂糖…大さじ2
塩…小さじ2
オリーブオイル…大さじ2
白こしょう…少々
水…大さじ3
※できあがった液を10gほど使って紫キャベツとあえます。
ここまで来ればあともう一息です。
横から見るとこんな感じ。モンスターの顔みたいで可愛い……かも?
(7)グリーンリーフ
グリーンリーフは、もう1枚のパンと一緒に最後に乗せます。ここではその準備をしておきましょう。
キッチンペーパーで挟んで水気をよく拭き取り、芯を指で押して潰します。ラップまたはお皿の上に広げ、葉の上半分にマヨネーズ(5g)を線引きしましょう。
マヨネーズを乗せたグリーンリーフを折り畳みます。まずは左右を縦に三つ折り、それから上下に三つ折りに。四角く畳んだグリーンリーフを、もう一度キッチンペーパーで挟んで水気をとりましょう。
◆3.胚芽食パン(2枚目)にマヨネーズを塗り、黒こしょうをかけてサンドします。
胚芽食パン(2枚目)に、マヨネーズ(5g)を塗り、粗挽き黒こしょうをかけて味にアクセントをつけましょう。
その上に先ほどのグリーンリーフを乗せ、積み重ねた具材の上にかぶせます。
パンをかぶせるときは「耳」に注目! じつは食パンにも向きがあります。四辺のうち、他より少し柔らかくて曲がりやすいのが「上」。向きを揃えて重ねると、出来上がりがより美しくなります。
◆4.包装紙で包み、冷蔵庫で冷やします。
包装紙で全体を包みましょう。具材がズレていないか、脇からはみ出していないかを確認しながら、ややきつめに包んでください。
包装紙は、できるだけ薄手のものがおすすめ。ワックスペーパーでもOKですが、表面がつるつるしているものだとセロハンテープでとまりにくいので、できれば普通の紙質のものを用意しましょう。サイズは30×30cmくらいあれば充分です。(100円ショップなどでも売っています)
まずは左右をややきつめに包み、セロハンテープでとめます。
次に上下をそれぞれ折り込む形で包み、セロハンテープでとめます。包装紙が大きいときは、余分な箇所をハサミで切り落としましょう。
小包のような形に完成! このまま冷蔵庫で30分〜1時間ほど冷やします。
◆5.よく切れる包丁で1/2にカットします。
冷蔵庫から取り出したアートウィッチを、1/2にカットします。切るときは、向きに要注意! ヤングコーンに対して包丁が垂直に入るようにしてください。(向きを忘れそうな方は、冷やす前に包みに目印をつけておきましょう)
できるだけよく切れる包丁を使って、具材を潰さないよう、小刻みに動かしながら切っていくと……。
完成! アートな断面が現れました♡
▼「パンプキンと彩り野菜のアートウィッチ」ポイントおさらい♪
今回のポイントは、次の5つ。
1.胚芽パンが乾燥しないよう、手早く作る(目標は10分以内!)
2.具材が脇からはみ出たり転がり落ちたりしないように気をつける
3.包装紙は、ややきつめに巻く
4.切るときは向きに気をつける
5.よく切れる包丁で、小刻みに切る
ちなみにカボチャサラダは、レーズンパンとの相性も抜群。具材のいくつかをフルーツ(バナナやオレンジなど)に変えれば、デザートサンドにもピッタリです。
カボチャサラダを使った今回のレシピは、ハロウィンパーティーでも大人気間違いなし♪ 友達や家族と一緒に作りながら、切りながら、食べながら、みんなでワイワイ盛り上がりましょう!
ところで、冷蔵庫にあるものや自分の好きな具材でアートウィッチを作れたら、もっと手軽に楽しめそうだと思いませんか?
次回はそんなあなた向け。断面が綺麗なオリジナル・アートウィッチを、初心者でも上手に作れるコツ、さらに失敗しないためのポイントまで詳しくご紹介します。
ケンコーマヨネーズ株式会社 http://www.kenkomayo.co.jp
「萌え断!断面で魅せるアートウィッチ」
http://www.kenkomayo.co.jp/salad/trend/artwich
※「ARTWICH/アートウィッチ」はケンコーマヨネーズ株式会社の登録商標です。
(取材・文/豊島オリカ)