メイク落としが30秒未満…って全然化粧落ちてないらしい!プロに理想のクレンジング法を聞いてみた

突然ですが、みなさんは普段の化粧落としはどんなものを使って、どういう手順で行っていますか? ほぼ毎日の化粧落としって結構簡単に済ませている人も多いのではないでしょうか。

資生堂のスキンケア総合ブランド「専科」が、20~30代の働く女性4,250名を対象にした「メイク落とし」についてのアンケートが興味深かったのでご紹介します。みなさんも、普段のクレンジングを見直してみて。

メイク落とし中の女性

◆メイク落としにかける時間はどのくらい?


メイク落としにかける時間はどのくらい?

メイク落としにかける時間は、3割の方が「30秒未満」と回答し、全体で1位になりました。毎日クタクタで帰ってくる働く女性は、なるべく化粧落としの時間を短縮したいですよね。スキンケアの方が大切だと思ってしまって、あまり時間を割いている人は少ないかもしれませんね。

今のメイク落としのきっかけ

今のメイク落としのきっかけ

メイク落としの方法を学んだ最初のきっかけについて聞いた結果、「なんとなく自己流」が1位。2位以下と大きな差が開く結果になっています。上述の「メイク落とし時間が短い方が多い」という結果は、正しいクレンジング方法を教わらず、自己流で行っている人が多いからなのかもしれません。

◆メイク落としを怠ると「くすみリスク」につながる危険性も!


クレンジング指導に力を入れる銀座ケイスキンクリニックの慶田朋子先生に新生活に向けたクレンジングのアドバイスを伺いました。

銀座ケイスキンクリニックの慶田朋子先生

「実は、30秒未満の簡単なメイク落としでは、小鼻や目の下など顔の凹凸部分にメイクが残っていることが確認された実験結果もあります。メイクが肌に残っていると皮脂やメイクの油脂が酸化し、肌への刺激となって肌に炎症が起こる可能性があります。

それだけでなく、肌の炎症は角層機能の低下や乾燥を招いて『くすみリスク』となります。この実験結果からも、30秒未満の簡単なメイク落としは、顔の凹凸部分に『メイクぐすみ』を生じさせる可能性が考えられます」(慶田朋子先生)

小鼻部分メイク残りの肌の例

メイクの仕方に合わせて数十秒を惜しまず丁寧なメイク落としを心がけて、くすみリスクを防ぐことを心がけましょう!

理想的なクレンジング方法


アイホールや鼻の毛穴にはメイクが残りがちになるため、クレンジング剤を手のひらで温め、くるくる円を描きながら馴染ませます。まつげや目回りは、力の入りにくい薬指を使うようにします。

その後、ぬるま湯で20回程度すすぎます。すすぎ残しは生え際と首に多いため、特に丁寧に洗うことを心がけてください。お風呂で洗う場合は、熱いシャワーを勢いよく顔に当てるなどせず、洗面器に張ったぬるま湯で洗い、最後に弱流水のシャワーで流してください。

オイルクレンジングは、擦らずとも短時間でメイク汚れとなじみ、毛穴の奥や目周りもメイク残りなくスッキリ洗うことができる高い洗浄力があります。近年のクレンジングオイルは、潤い成分を落とし過ぎる心配も少なく肌への負担を軽減します。また、オイルクレンジングは、テクニック不要でサッと落ちるので、不器用さんが洗浄力を抑えたタイプのメイク落としでごしごしと擦るよりも肌の負担が少なくて済むという点もメリットの一つです。

新生活を機に気分一新してメイクを変えると同時に、自分にあったメイク落としも選んでみてはいかがでしょうか。(松本美保)

情報提供/株式会社資生堂

 

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