引越しで賃貸のお部屋を探すのって、意外と悩むし、早い決断が必要で焦って決めて後悔しちゃった……など、難しいですよね。そこで今回は、引越しのシーズンだからこそ知りたい「住んでみて分かった住まいの不満点」を、男女292名に調査した結果をご紹介。
他にも契約したい人がいると言われたり、引越しまでの期間が残りわずかだと「早く決めないと……」と不満点に目をつむって契約してしまうこともありますが、そんな後悔が目に見えている契約の前に、ランキングをチェックしましょう!
【物件探しで気をつけて!住んでわかったお部屋の不満ランキング】
◆住んでみて分かった住まいの不満点は?【賃貸編】
まずは10~4位を一気にチェック!
10位 コンロが一口しかない 2.4%
9位 バス・トイレが一緒 3.4%
8位 部屋が狭い 5.1%
7位 洗濯物を干すスペースが狭い 5.8%
6位 風通しが悪い 7.9%
4位 家賃が高かった 8.6%
4位 日当たりが悪い 8.6%
4位は「日当たりが悪い」と「家賃が高かった」が同率でした 。
「日当たりが悪い」は、「洗濯物が乾きにくい、湿っぽい」「カビでクローゼットが使えない部屋があった」「日が当たらなくて寒い」といった物理的に困る声が多く寄せられました。また、物理的以外にも「気持ちが沈む」など精神面に影響している人もいました。これは、部屋の滞在時間が長い人が特に注意したほうが良いかもしれないですね。
同率で4位の「家賃が高かった」ですが、「立地の良い所なので、仕方がないが高すぎる」「ペット可の物件が良かったので仕方がないが、高い」など、「分かってはいたけれど高いよなあ」と感じてしまう声が多かったです。ついつい、素敵な物件を見ていると予算をオーバーしちゃいがちですよね。毎月代わりに何を我慢するのかまで考えて契約するのは難しいです……。
それではTOP3を見ていきましょう!
◆3位 「キッチンが狭い」 11.6%
3位は「キッチンが狭い」(11.6%)でした。入居前から分かっていたはずですが、実際使ってみると「食材を切るスペースがなかった」、「シンクがせまく、食器洗いのあと水切りに困っている」など、不便さを感じるようです。
キッチンって「平日は忙しいし、家で作らないからあんまり気にしない」と思っていると後で痛い目をみてしまう場所ですよね……。特に初めてのひとり暮らしだと失敗する場所と言えそう。
◆2位 「壁が薄い」 18.5%
2位は「壁が薄い」(18.5%)で、「隣のテレビの音が聞こえる」といった隣の部屋の生活音のほか、「上の住人の足音がうるさかった」など上の階の住人の足音が気になる人が多数いました。
また、「自分の音も聞こえているのか心配」「こちらの音も聞こえていると思うとイヤ」と心配するコメントも。こればっかりは住んでみないと分からないものだったりしますが、とにかく木造は避けるというのを条件に加えると良いかもしれないですね。
音は一度気になると、住んでいる間はずっと気になりそうなので、壁の薄さよりも他の条件を優先するのはやめておくのが無難な気がします。
◆1位 「収納が少ない」 21.9%
1位は「収納が少ない」(21.9%)でした! 「洋服がすべて収納できなかった」というほか、意外と多かったのが 「布団を収納するところがない」という声。なかには「押入れがなく布団たんすを置いたら部屋が狭くなった」という人も。
実は布団って通常のクローゼットでは奥行きが足らず収納できないもの。実家はベッドだった人は特に要注意ですね!
このほか、「家族が増えてきて、段々物も増え収納しきれない」「引越してみると、自分の荷物の多さに収納できなかった」などの声も挙がりました。
このランキングによって、自分が引っ越すときに見落としがちだけれど、生活の不満になりそうな条件が判明しましたね。
すべての希望の条件を満たす賃貸物件に出合うのは難しいもの。それでも、このランキングを参考にして、物件選びの条件を改めてみてはいかがでしょうか。満足のある引越しへとつながるかもしれませんよ。(かすみ まりな)
情報提供元/SUUMO(2017年10月調査)
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