「黒髪」の皆さんにおすすめのヘアケアがあります。シャンプー前、シャンプー中、シャンプー後、それぞれのタイミングで“ちょっとだけプラスケア”するだけで、その黒髪、今よりもっとツヤも潤いもアップします……!
“シャンプーは髪よりも頭皮を洗うもの”という考え方は浸透してきたものの、「まだまだ、効果的に頭皮を洗えてる人は少ないようです」と『美的』3月号で語っているのは、毛髪診断士の田村マナさん。
そんな田村さんが提案するのは、頭皮の毛穴をもむようにして毛穴の汚れを浮かし出す“もみ出しシャンプー”。これで、頭皮のトラブルも髪のパサつきも一挙に解決です!
<もみ出しシャンプーメソッド>
【1】シャンプー前に、髪と頭皮をブラッシング
頭皮の汚れを浮かすために、髪の長い短い関係なく、ブラッシングは必須。ロングヘアなら、まず毛先からブラッシングを。頭皮のブラッシングは、下から上に向かってブラシを動かします。
【2】シャンプーは少量。お湯で軽く緩めてから
まずここで新発見! シャンプーは“手のひらで泡立ててから使う”と思ってましたが、泡立てず、頭皮にまんべんなく行きわたるように、お湯少量を加えてシャンプーを緩めてから使うのがいいそうです。
【3】頭皮をなでるように下から上に向かって洗う
指の腹全体を使い、頭皮の表面をなでるように洗います。もみ上げ→後頭部、襟足→頭頂部と、下から上に洗うと汚れも浮きやすい。力は入れ過ぎないよう注意して。
【4】頭皮をつかんで皮脂をもみ出す
頭皮の毛穴にこびりついた汚れは、パワフルにもみほぐして浮かせます。指の腹を頭皮に密着させてギュッと押すイメージで。
【5】頭皮や襟足に泡が残らないようすすぐ
もみ出し洗いを入念にしたら、全体をシャワーですすぎます。頭頂部や襟足部分は、すすぎ残しが多い部分。泡が残らないよう、2~3分かけてしっかりと。
【6】コンディショナーは髪にだけ!
髪に残った水分を軽く絞ってから、コンディショナーやトリートメントをなじませます。頭皮につかないよう、髪だけをギュッギュと握るように入れ込み、地肌を中心にすすぎます。
さて、さらに美しい「黒髪」を作るためには、シャンプーの前後のケアも欠かせません。
<シャンプー前のケア>
●シャンプーの30分前に、頭皮やボディケア用のノンシリコンの植物オイルをたっぷり使い、頭皮を優しくマッサージしながらオイルをなじませておくと、毛穴の汚れが浮きやすくなります。手に残ったオイルを髪全体になじませ、手にオイルを足してパサつきやすい毛先は握るように浸透させます。
<シャンプー後のケア>
●頭皮用のエッセンスをまず1本取り入れるなら、保湿タイプを選びます。頭頂部にたっぷりのせて、エッセンスをつけた部分を手のひらで優しく押さえて頭皮に浸透させます。ここで強くマッサージをしたりすると、湿った髪や頭皮を痛める原因になるので、手のひらで押さえるだけでOK。
おっと大切なことを忘れるところでした! シャンプー後は、すぐにドライヤーで髪を乾かすこと。これで雑菌発生のトラブルから頭皮や髪を守ることにもつながります(シャンプー後の頭皮ケアの後に、ドライヤーがベストです!)。この頭皮&ヘアケアは「黒髪」だけに限ったことではありませんので、茶髪の方もぜひデイリーケアとして取り入れてみてくださいね。茶髪の私も、今晩から早速実践してみます!(さとうのりこ)
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(『美的』2014年3月号)
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