2017年3月にファーストシングル『OH BOY』でデビューしたスダンナユズユリー。楽曲はもちろん、MVが作り出す世界観や、インスタへの投稿やインスタライブでのファンとの積極的な交流が話題を集めています。そんな彼女たちが待望のセカンドシングル『CALL ME NOW』をリリース。作品のこだわりをうかがいました。
■セカンドシングルの隠れポイントは…
CanCam編集部(以下、編集部) セカンドシングル発売、おめでとうございます! 今回も自分たちで作詞をされていますが、この歌詞が好き、ここを聴いてほしいというところはありますか?
武部柚那(以下、柚那) 私は、サビの繰り返すところ(「Waiting Waiting Waiting No!〜」の部分)と、「One summer love ?♡」の歌詞の歌い方が全部違うのでそこをぜひ! ちょっとした隠れポイントです。
編集部 そうなんですね! それぞれのどんなふうに歌い分けてるのか聴かせてもらえますか?
柚那 1回目は普通に「ワンサマラ〜ブ〜」(編集部注:この歌い方がかわいすぎて音声でお届けしたいほど!)で、2回目は落ち着いたところに入るので、ちょっとだけ優しい雰囲気で余韻を残す感じ。最後はフェイクをすごく入れているんです。そこをぜひ聴いてみてください!
編集部 サビは柚那ちゃんが詩をつくっているんですか?
柚那 はい、私が担当しました。
アンナ 今回は、サビの頭にある「何度でも」の部分をみんなですごく考えたよね!
柚那 サビの頭は音がなくなって、そのあとまたバッと盛り上がる形になっているんです。だから印象に残る言葉にしたくて。どんな言葉が印象に残るんだろうって思ってみんなで歌って考えて…を繰り返しました。
編集部 他にどんな候補があったんですか?
アンナ 何があったっけ? 最初は「だからねえ」と「いつまでも」だったかな。5文字、というこだわりがあったんです。そこから色々出していく中で、どんどん言葉遊びみたいになっていって、最後には「ひつまぶし」とか出てきちゃいました(笑)。
柚那 「だからねえ」は最初から決まってたんですけど、1サビで印象に残る言葉ってなんだろうって悩みまくりでした。自分の中で、歌い出すのに苦手な母音があったりするので、そういうことも考えて、言葉選びをしました。
YURINO 私は自分のラップのところで、080とか『CALL ME NOW』の電話にちなんだ歌詞を並べたところは、この曲だからできた歌詞だなって思っています。電話のピコピコとした面白い感じの音を使っているのも、この曲らしいポイントなので聴いてほしいです。自分が歌っているところの歌詞以外にも「Maybe〜」の部分はアンナと一緒に作りました。
アンナ 私は、自分のパートのところで『CALL ME NOW』がテーマだけど、電話を否定するというか、「CallだけじゃNo! Face-to-face」という歌詞にして、「会いたい」っていう気持ちを表現しているところは聴いてほしいです!
■電話がテーマになったのはYURINOのひと言がきっかけ
編集部 そもそもなぜ電話をテーマにしようと思ったんですか?
柚那 『OH BOY』をつくったときに今後どんな楽曲を作っていこうかっていう話をしたんです。そのとき、YURINOさんが「電話を持っておしゃれに写真を撮ることを流行らせたい」って言っていて、「電話をテーマにしたらかわいいね」みたいな流れになったんです。3人ともケータイはマストアイテムなので(笑)。スタッフさんには電話をテーマにした曲で、電話の音とか入ってたりとアイデアを渡しました。実際に歌詞を作る作業に入るときに、男の子からの電話を待ってる女の子の気持ちをテーマにしよう!ってことになりました。
編集部 制作期間はどのくらいだったんですか?
アンナ めっちゃ長かったです! 歌詞を作り直したりしたので。
柚那 期間は短かったけど、レコーディングも何度も録り直しましたね。
YUNIRO うん、ぎゅっと詰め込んでたね。
編集部 レコーディングし直したんですか?
アンナ 1回レコーディングして完成させてから、歌詞を変えたりしながら、何度か録り直しましたね。自分のパートの歌詞も結構変えました。
編集部 聴いてみて「なんか違う、変えよう」ってことになるんですか?
アンナ そうですね。歌ってみてとか録ってみて…「なんかこの音じゃない」みたいなことになるんです。今回は3〜4回くらいスタジオに入った気がする。
YURINO 確かに結構入ったよね! 普段は1〜2回くらいなんですけど、今回はかなりこだわりました。
■3人のこだわりが詰まったミュージックビデオは必見!
編集部 ミュージックビデオ(以下、MV)もとてもかわいいくて、こだわりがいっぱいつまってますよね。
柚那 MVもたくさんアイデアを出させてもらいました! 監督さんはいつもHappinessやE-girlsもお世話になっている方で、ずっと撮影したいと言ってくださっていて今回実現することができました。
編集部 前回とは違う方なんですね。
アンナ そうなんです。前回は男性の方で今回は女性の方に。その違いは出ていますね。前回はストリート感が多く出ていましたが、今回は歌詞もそうなんですけどかわいさが出ています。みんな自分で歌詞を書いているから演技がしやすかったんじゃないかな。だからきっと、ゆずもE-girlsとは違う表現の仕方になってるんじゃない?
柚那 そうかも!
編集部 今回のMV、衣装もとてもかわいいですが、衣装にもアイデアを出すんですか?
YURINO はい。最初にそれぞれのキャラを伝えて、私だったらコミカルとかキャラクターっぽい感じにボーイッシュぽさを入れて欲しいとか、色は何色が多めがいいかとかってかなり色々お願いしました。
編集部 すごい統一感あって素敵でした。ヘアメイクもかわいかったですね。
一同 うれしい! ヘアメイクもかなりこだわったんです。
編集部 柚那ちゃんは髪に色が入っていましたね。
柚那 そうなんです。テーマカラーが水色・青系なので、水色と紫を入れていました。
編集部 寄ったときのメークのキラキラとかすごく惹きつけられるものがあって、何度も見ちゃいました。
一同 うれしい〜!
アンナ 寄りのカットは表情が大事だったのでみんなしっかり演じました。
編集部 MV内の小道具とかもすごくかわいいですよね。
YURINO おもちゃだらけで本当にかわいいんです。
柚那 メインの大きな電話も実際にスタジオにあったり、上からおもちゃが吊られていたり、すごく不思議な空間でした。
編集部 MVの制作秘話があれば教えてください。
柚那 振り付けをMVを撮ってるときに変えました! 「I’m not just a girl ヘアーもメイクもネイルもチェンジ」のところのポーズが変わったんです。最初は違う振りだったんですけど、私が間違っちゃって、そこから変わりました(笑)。
アンナ 振り付けに関してはそういうの多かったね。撮影現場で固まっていくようなこと。
編集部 振り付けは誰がリーダーになって考えているんですか?
柚那 おふたりが!
アンナ サビはYURINOちゃんがいいの出してくださいます。
YURINO いやいやいや…(照)
アンナ 今回のMVはイメージシーンが多かったね。
YURINO そうだね! だから演技することも多かったよね。ゲームのシーンに入る前のところは、ここにテレビがあってゲームの中に入るから…って色々考えました。
アンナ 本当にめっちゃ演技したよね!
柚那 今まで今回みたいに細かく撮ったことがなかったし、物を投げたり怒ったり…。
YURINO コミカルな演技をしたのがおもしろかった〜。
アンナ 楽しかったよね。めっちゃ素だった気がする!