舞台版ドラえもんの気になるアレコレ聞いてみた【小越勇輝×陳内将インタビュー】

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あの『ドラえもん』の舞台が9年ぶりに再演というニュースが話題になったもの束の間、ついに本公演がスタート!

原作は、「大長編ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)」(1989年/月刊コロコロコミック掲載)。環境問題をクローズアップするなど、大人もハッとさせられる心に響く強いメッセージ性が込められたストーリーで、エンターテインメント性あふれる作品に仕上がっています。

稽古場では、演出の鴻上尚史さんに「かっこよく踊るな」という異例のダメ出しをされていた、のび太役の小越勇輝さん。そして、独特のヘアスタイルをどう再現するのか気になる、スネ夫役の陳内将さん。今回、そんな二人を直撃!

ミュージカル『テニスの王子様』で共演済みの二人。舞台ではともにキレのいい動きを見せますが、インタビュー時はとっても穏やか。陳内さんも「いつもこんな感じ。ゆるっとしてます」という二人に、本作のこと、そして交流のある役者仲間など、プライベートにも迫ってみました。

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┃小越勇輝と陳内将が“舞台版ドラえもん”で「怖い」と思うこと

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写真左:陳内将さん、右:小越勇輝さん

●お二人の初対面はいつですか?

小越勇輝さん(以下、小越) 6年前かな?

陳内将さん(以下、陳内) 『テニスの王子様』のオーディションが一緒で、その時は「リョーマ役、ちっちゃいかわいい子たちが競ってるんだ」っていう印象。しっかり挨拶したのは合宿のときかな。でも全然話せなかったんだよね。

小越 それに僕はまだ未成年だったので、一緒にごはんに行く機会もなかなかなかったんです。だからしっかり絡むのは今回が初めてです。

 

●今回の共演では、食事に行かれたりしていますか?

陳内 めっちゃ行ってるよね(笑)。

小越 もう毎日のように!(笑)

 

●『ドラえもん』という国民的漫画・アニメのキャラクターを演じるということで、小さい頃に一視聴者として観てきた作品の役を演じる上で、キャラクターの見方が変わりましたか?

陳内 僕は今回“スネ夫”を演じさせていただくのですが、ジャイアン役の皇希は、10歳も年下なんです。舞台の上では同い年ですけど、プライベートだとどうしても皇希にちょっかい出したくなるんですよ(笑)。でもスネ夫って、ジャイアンにビクつきながらも、いじったりしますよね。だから「スネ夫もきっとこういう感覚で、ジャイアンいじりを楽しんでたのかも」とか、スネ夫の気持ちを理解するきっかけになりました。

 

●すんなり自分の中にスネ夫が入ってきた感じですか?

陳内 まだまだ分からないことも多いんです。でもちょうど昨日、衣装を着けてもらったり、髪型をスネ夫にしてみたりしたのですが、これを見て、観客のみなさんがどういう捉え方をするのかな……っていうのが、正直、自分ではまだ分からないので楽しみです!

小越 小さい頃から観ている作品で、徐々に観ることはなくなってきてはいましたけど、それでも自分の心の奥に残ってるのは感じていて……だから久々に「ドラえもん」を観た時、当時と違う感覚で観られたんです。当時はそこまで深く考えながら観てなかったけど、すごくメッセージ性のある作品だなって思いました。のび太くんって、この作品に絶対出てくるキャラクターですよね。ドジだけどすごく友だち想いだったり、温かさのある子だし、周りから愛されるキャラクターで、その役を僕が演じるにあたって、漫画やテレビの画面から飛び出してきた3次元のキャラというだけじゃなく、もっと自分がやれるのび太をしっかりつくっていきたいなって。のび太の枠にとらわれたくないなと思いながらやってます。本番ギリギリまでいろんな挑戦をしたいと思ってます。

 

●稽古が始まって1か月ぐらい経ちますが、それぞれの役を、現時点で何パーセントぐらい自分のものにできてますか?

小越 数値にすると難しいですね。でもこの間、初めて通し稽古をして見えたものがすごくあって、キャラの方向性だったり、こういうふうにやっていったらここにたどりつくんだろうなっていうのが見えました。今回ありがたいことに期間も長いですし、それを踏まえて、その見えた場所にそのまま向かわずに、もうちょっと遠回りしていきたいって気持ちにもなりました。

陳内 そうだね。僕は、演出の鴻上尚史さんから「やりすぎないこと」を指摘されるから、数値でいったら逆に引き算の話になっていくのかも(笑)。

 

●陳内さんのスネ夫には“マイナス”が欲しいと?

陳内 でも、僕はそういうスネ夫もいるんじゃないかなって感じたので、そう演じている部分もあるんですよ。僕がジャイアンとしゃべっていて、そういう行動をとりたい衝動に駆られたことを“嘘”だと自分で思いたくない。やりながら「違うかも」と思っても、とりあえず入ってみるというか、そこを無視して避けられない気がするんです。それって、自分に嘘をつくことになると思っています。

 

●本番ギリギリまで、どんな「のび太」「スネ夫」に仕上がるか分からない感じですね。小越さんは座長としてみなさんとどうコミュニケーションを取っていますか?

小越 初めての方ばかりなので、最初はドキドキしました。陳内くんと(佃井)皆美さんは知っていたんですけど……他の方とは、どういう話題の話をしたら盛り上がるんだろうって(笑)。僕、すごい人見知りなので、みんなで集まった最初の頃は頑張ったんです……最初だけ(笑)。僕はいつも通り、絶対しゃべらないだろうけど今回はちょっと変えてみたいと思って、食事会でコミュニケーションをとるために乾杯をして、みんなの席に行って、「僕、人見知りなんです」みたいな。たいした会話はしていないんですけど、一応みなさんとしゃべるというのを、すごく頑張った!(笑)

 

●どの現場でもしゃべらないほうですか?

小越 まったくしゃべらないってことはないです。僕はどちらかというとハッキリしているのかもしれないです。なんていうか、自分の世界がありすぎるというか。「話しかけづらい」とか「何を考えてるのか分からない」って、よく言われます。

 

●実際は……?

小越 実際、何も考えてないです(笑)。周りからしたら、それがちょっと近寄りがたい感じに映っているのかもしれないですね。

陳内 だけどこの間、子どもみたいにケタケタ笑ってたよね。といっても内容はどうってことない、ただの中学生トークだったけど(笑)。

小越 そう、ただの中学生トークでしたね(笑)。他愛もないことで笑ったりもしますけど、ギュッとしている時はギュッと……という現場の空気で変わるので。いまの現場では、笑いあったりとか、ホッとする瞬間は結構つくってるほうだと思います。

 

●ちなみに、ムードメーカーは?

小越 陳内くんじゃないですかね。

陳内 そうかな(笑)。

小越 陳内くんを中心に稽古が回っていますよ。みんなもホッとしてると思う。

陳内 僕は稽古場では、だいたい毎回みんなとしゃべっているかも。でも根は相当人見知りなんです。

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●意外です。今回の舞台は「ドラえもん」ということもあって、恐らく客層の幅も広くなると思いますが、それに関してはどうですか?

小越 客層が広がるのは、楽しみです。でもまだ想像つかないですし、周りからもそう言われることが多いからそういう心持ちでいますけど、いつもと同じ感じだったら笑っちゃうよね(笑)。幕が開いて舞台に立ってみなくちゃ分からないけど、誰もが知っていて、きっといろんな人が来るんじゃないかなという期待はあるので、客席の反応が楽しみです。どんなふうに見てくれるかなって。

陳内 今までの自分たちの稽古と鴻上さんを全力で信じてやるしかないからね。「これが僕ら全員でつくったドラえもんだ!」って自信満々にやるだけです! そのために残りの稽古を大事にしていかないと、と思っています。ただ……子どもたちの「あんなのスネ夫じゃねーよ」だけが怖いよね(笑)。

小越 子どものそれ怖い! 素直だからね(笑)。

 

●思ったことを素直に言葉にしちゃいますからね(笑)。ところで、お二人は役と同じぐらいの小学4~5年の時はどんな子どもでしたか?

小越 僕はもう芸能界で仕事してました。4~5年生の時、どうだったかなぁ……。

陳内 俺はクソガキだったよ(笑)。覚えているのが、兄貴の担任の先生が家庭訪問で家に来てた時、親たちがしゃべってるのに、その先生の指を俺の鼻に突っ込んでた(笑)。そんなことばっかり。本当にワンパクな子どもでしたね(笑)。

 

●当時、何かハマっていたものはありましたか? 趣味とかスポーツとか。

陳内 ソフトボールとサッカー。選ぶとかじゃなくて、僕の地元ではみんなやってるからやるって感じでした。

小越 僕は、仕事をしながらサッカーをやってました。あとは、和太鼓も習ってました。和太鼓はただやりたくて。小学校に入って始めたんですけど、友だちがやってたから一緒に習いに行ったというのがきっかけです。

 

●鴻上さんが「舞台がお祭りになる」ということをおっしゃっていましたが、そのイメージはできてきましたか?

陳内 たしかに、舞台が始まる前から、キャストの方が楽器やパフォーマンスで会場をあっためてくださるみたいなので、お祭りって感じかも。あと、動いているドラえもんの姿が見られるというのがすごいよね。それに(ドラえもんの声を担当している)水田さんが顔合わせの読み合せでドラえもんの声で読まれるから、「あ、ドラえもんがしゃべってる!」って。観客のみなさんもきっと同じ感覚になるはずなので、そこに僕らも、スネ夫やのび太として、みなさんの驚きのひとつになれれば……って感じです。……だってすごいよね、しゃべって動くのび太が目の前にいるってさ(笑)。

 

●その話の流れで、公開稽古の時、小越さんが演じる「のび太がかっこよすぎる」という話があったそうですが、いまもやはりまだかっこいいのでしょうか?

陳内 元がかっこいいからなぁ!

小越 でもそのあとに鴻上さんが、「キュートさ、可愛らしさ」というワードも出していて、どちらかと言ったら、そっち側に寄せたほうが正解だと思うんですけど……それでもまだ考えながらやってます。でも、かっこよく見せようと意識はしてないんです。

陳内 でもいるだけで、かっこいいですからね(笑)。

小越 この間、振り付けの途中でしゃがんでいただけなのに、「しゃがんでるとかっこいいから立って」と言われたんです。いやいや、しゃがんでるのがかっこいいってどういうこと!? じゃあ、どうすればいいんだ?って(笑)。

陳内 もう何をしてもかっこいいんじゃん(笑)。あ、僕の悩みの髪型は決まりましたよ。バッチリだよね。お客さまも「あぁ、出た!」ってなってくれると思う。

 

●ついに決まったのですね。自毛をセットしてやられる感じですか?

陳内 (小声で)そこはまだ……(笑)。

 

●小越さんも髪を切られてますけど……。

小越 そこもまだ(小声で内緒というしぐさ)(笑)。

 

┃小越勇輝と陳内将の「親友」との付き合い方

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●本番を楽しみにしてます(笑)。のび太、スネ夫、ジャイアン、しずかちゃん、そしてドラえもん。この関係性ってとっても特別な感じというか、友情とも家族とも呼べる関係になる瞬間もあるのですが、お二人にもそんな特別な関係の親友がいらっしゃいますよね。小越さんもちょうど昨日、宮崎秋人さんと食事をされていましたね。

小越 はい、ご飯に行きました。連絡もしょっちゅう取り合っていますし、誘われたら行くし、誘ったら来る、みたいな。お互い拒否権がない感じ(笑)。僕らには「イエス」しかないんです。

 

●どんな存在ですか?

小越 そうですね……どういう存在とか考えたことはないんですけど、ずっと一緒にいれちゃうんです。黙っていてもいられるし、仕事の話もなんでもない話もするし。いてくれて助かるというか……僕に合わせてくれたり、面倒もみてくれたりするので、タイプ的には“お兄ちゃん”みたいな。年齢的にも僕のほうが年下ではあるけど、僕は年上と思ってないし、きっと向こうも僕を年下だと思ってない。なんか不思議な感じですけど、一緒にいてすごく楽なんです。

 

●時間が空いたらすぐ連絡し合ってますか?

小越 前もって約束とかしないんです。昨日も急に連絡がきて、「ごはん行こう」「OK」みたいな。先日も、急に「昼空いてる? お茶しようか」って連絡が来て、お茶しに行ったりとかしょっちゅうです。

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●同じ業界内に気の置けない相手がいるのは心強いですね。陳内さんはどうですか?

陳内 僕は友だちがいっぱいいます(笑)。東京にも小学校の同級生や高校の同級生もいるし。連絡が集中する日があるんですよ、なぜか(笑)。9人くらいから「今日、飯行こう」みたいな。さすがに9人は「無理!」って(笑)。昨日は、養成所時代の親友がいる店に行って、カウンターに座って、彼が揚げてくれる串カツを食べながらずっとそいつとしゃべってました(笑)。

 

●たくさん友だちがいらっしゃると、違うタイプの方といろんな飲み方をされたりするんじゃないですか?

陳内 そうですね。実は昨日、誰かと飲もうと思って最初に連絡したのが、玉城裕規。他にも同世代の役者と……芋洗坂係長(笑)。最終的に親友のところ行ったんですけどね。

 

●陳内さんは悩み事も友だちに話すタイプですか?

陳内 話しますね。吐き出して向こうが聞いてくれたら楽になるし、それに同じ気持ちを共有できると思うんです。もし親友が失恋したら、僕も失恋した気分になることもよくあります。

 

●話が反れますけど、陳内さんと小越さんは話し方のトーンというか空気感が似ている気がするのですが、「似てる」と思う部分があったりしませんか?

陳内 あ~、“おなかの色”かな。

小越 おなかの色? どういうことですか(笑)。

陳内 おなかの中の色が同じかなぁって(笑)。でも思ってることが一緒かもって感じる時あるよね(小越さんもうなずく)。ボーッとしてて、チラッと目が合った瞬間に爆笑することがあって。「あ、きっといま同じこと考えてたんだな」って(笑)。

 

●では、ジャイアン役の皇希さんはどうでしょう。お二人とはまた違う感じですか?

陳内 かわいいよね。

小越 かわいいですね。すごくいろんなことを考えてるし、負けず嫌いだし。みんなにかわいがられるだけじゃ嫌って感じが出てるのも、好きなんです。

陳内 しっかりプライドをもっているしね。

 

●小越さんと陳内さんのように芸歴が長く、誰かを演じてる時間が長くなってくると「素の自分ってどうだったっけ」と思う時はあったりしませんか?

陳内 すごく思う時もあります。僕、親元を離れたのが15歳の時だから、そのあたりから素の自分とか、親元を離れる前の自分がどんなだったかという感覚がもう分からない。他人の中で「自分という個体がなんなのか」を深く考えて、自分自身も自分のことが分からないのに、他人には絶対理解できないだろうなみたいな。……哲学的なこと言っちゃった(笑)。

小越 でも僕も本当にそう思います。自分でも本当の自分がどれなのが分からないから、きっと人には僕のことが分からないだろうなって思う瞬間はある。……うん、分からないでしょうね。

 

●でも、お付き合いされている友だちは、お二人の「らしさ」をちゃんと分かってくれているのでは?

陳内 僕が付き合っている人たちから「~らしい」みたいなことは言われないです。ある意味、「陳内ってこういう人」みたいに、型にはめ込んでくる人が僕は生理的に嫌なのかも。みんなそれを感じているのか、僕の周りには、そういうふうに言ってくる人がいないです。だって「~らしく」って、ちょっと身勝手な発言だと思っている部分もあるんです。だから僕も言わないし、そういう話をしないですね。

 

●役を演じる時の「自分らしさ」は、ご自身でどう考えていますか?

小越 でもその場合の「自分らしさ」って、素の自分を出すわけじゃないから、そういう時の「らしさ」はまた違うと思います。

陳内 あくまでも、役者として生きてきて、その役柄の表現をどうするかを考えるかだったり、どう踏み出すかという意味での「自分らしさ」なのかなって。だから役者としての「らしさ」は、自分の性格をどうこうとはまた別の話じゃないかな。

 

●そうかもしれませんね。少しパーソナルな部分についても伺いたいのですが、自身の「変えていきたい部分」はありますか?

小越 ……“優しさ”かな(笑)。思いやりの部分が、極端に欠けている気がするので(笑)。まったくないわけじゃないと思うんですけど、「すごい冷めてるよね」ってよく言われるので、足りてないのかなって。

 

●自分でそのつもりはないのですよね?

小越 いや、冷めてると思います。でもそれを自分的に……どうなんだろう。でも見えているってことは、自分でもそう見せてるんだろうなぁ(笑)。ただ、よく言われるから、そう思われないようにしたほうがいいのかなって最近思います。

陳内 僕は、飲みに行きすぎなところかなぁ。

小越 そこかぁ!(笑) たしかにそうだね(笑)。

陳内 ほぼ毎日お酒を飲んでます。

 

●でも、お酒に強そうですね。小越さんは?

陳内 強いです。

小越 お酒を飲むの大好きです(笑)。酔いますけど、顔色とかは変わらないですね。

 

●主に何を飲まれますか?

小越 最近はあれですよね。ビールからの……

陳内 ホッピーが定番だよね(笑)。

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●では「変えたくない自分」は?

小越 真っ直ぐさ。妥協したくないところとか。「初心忘れずに」ってことかな。

陳内 僕は芝居を中心に生きてたいなぁ……。オフの日でも芝居を観に行ったり、習い事とかやっちゃうんです。上京して芝居のことを考えてない日が一日もないと思う。遊びに行ったり、泊まりの旅行に行っても考えちゃうから。

 

●その後に何か控えている役がなくても?

陳内 そうなんです。何かしら芸事に触れていたいって思うこの気持ちは持ち続けたいですね。……あ、変えたい自分見つけた! 人間が苦手なのに人間が好きなところ。

 

●人が苦手なんですか?

陳内 初対面の時は緊張するし、しゃべることもそう。でも家でひとりっきりで、誰とも連絡を取らないで一日過ごすことって無理だと思う。誰かに必ずラインで連絡してちょっと会話したり、親や友だちと電話したりしないとダメ。人と触れていないといられない(笑)。

小越 僕は人にまったく会わない日、ありますよ。ただ実家に住んでいるので、家族には会いますけど。でも人に会わなくても僕は大丈夫かも。僕、ひとりでいるのも好きなんです。。

陳内 僕も家で過ごすひとりの時間、好きなんだよ。でも絶対友だちとかに電話とか連絡しちゃう。しかも“ムダ絡み”。いきなり「ペッ」とか送ったり(笑)。でもちゃんと相手は反応してくれるからありがたいです(笑)。

 

●では最後に、舞台について詳しいことはまだ言えないと思うので、どんな舞台になりそうか“擬音”で表現してもらえませんか?

小越 擬音!(笑)

陳内 この流れでいったら「ペッ」しかないじゃないですか(笑)。でも、うーん……「パーッ」かな? 舞台を観終わった後にお客さんの心が「パーッ」となればいいなって。

小越 ああ、「パーッ」いいよね。ズルいなぁ(笑)。じゃあ……「ウワー!」

陳内 それもう言葉じゃん(笑)。

小越 (笑)。それなら「ハッ!」。この舞台、驚きと発見が多いから。「そんなふうにやるんだ!」とか「そこはそう表現するんだな」という意味で。

陳内 たしかに、ドラえもんの世界の表現の仕方は、演劇ならではという部分が多いよね。

 

大人も子どもも楽しめる舞台版『ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)』は、いよいよ本日3月26日(日)から、サンシャイン劇場を皮切りに全国5か所で上演されます。チケットなど詳細は、オフィシャルサイトにていますぐチェックを!(さとうのりこ)

話題の「2.5次元」舞台&俳優【画像一覧】

 

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