日本のミレニアム世代は世界で一番海外旅行をしない結果に【世界の旅行を国際比較】

gaudilab_shutterstock_360572705

みなさん年末年始はどのようにお過ごしでしたか? 大学生ライターの私は親戚同士でセブ島へ行きました! 旅行って行けば楽しいけれど、行くまでがなんだか面倒だ……と思ってしまうのは、一般的な考え方なのでしょうか?

世界最大級の総合旅行サイト、エクスペディア・ジャパンでは、世界21ヶ国18歳以上の有職者男女計21,064名を対象とした「ミレニアル世代の旅行 国際比較調査」をしました。
ミレニアム世代とは1982年から1999年の間に生まれ、インターネットが普及した環境で育った最初の世代のこと。「自身の親とのギャップが最も大きい世代」とも言われているそうです。

世界21か国のミレニアル世代と旅行に関する動向を比較してみたところ、なんと驚くことに、日本のミレニアル世代は、「過去1年以内に海外旅行をしていない」人が58%と、世界で一番割合が高いことがわかりました。

%e8%89%b21

■ミレニアム世代で「過去1年以内に海外旅行していない」人の割合
1位:日本 58%
2位(同率):韓国 41%
2位(同率):オーストラリア
2位(同率):ブラジル
3位:アメリカ 40%

こうやってみるとダントツで日本が海外旅行をしていないのが分かります。
一方、国内旅行をしている割合をみると、約7割が「過去1年以内に国内旅行をした」と回答しており、旅行は好きだと伺えます。

%e6%97%852

■日本のミレニアム世代で「過去1年以内に国内旅行をした」人の割合
国内旅行をした 67%
していない 17%
分からない 16%

一般的に、シンガポールや香港のような大陸続きで規模が小さい国(または特別行政区)では自国以外へ遊びに行く人が多く、逆にオーストラリアやアメリカのように規模が大きかったり他国まで距離がある国は国内旅行者が多い傾向にあります。

島国の日本も国内に観光ができる場所がたくさんあるため、国内旅行者が多い傾向にある、というのは納得できる結果かも知れません。

では、日本のミレニアム世代が旅行計画をするときに重視するものは何なのでしょうか?

%e5%9b%b35

■日本のミレニアム世代が旅行を計画するときに最も重要視するもの
1位:行き先 36%
2位:交通費の価格 27%
3位:宿泊施設の価格 20%

「行き先」に次いで「交通費の価格」、「宿泊施設の価格」という結果になりました。さらに「宿泊施設の価格」を重視している人の割合を他国と比較すると、日本が一番価格にこだわっていることが分かりました。
%e5%9b%b36

■ミレニアム世代で旅行計画をする際に「宿泊施設の価格」が最も重要であると回答した割合
1位:日本 20%
2位(同率):フランス 15%
2位(同率):シンガポール
3位:スペイン 13%

日本のミレニアム世代は、旅行をする際に金銭面を重要視していることが分かります。仕事やバイトでコツコツ貯めたお金ですから重要ですもんね!

また、間近でいった旅行の期間について聞いてみたところ、日本のミレニアム世代は「1~4日間」という回答が最も多い結果になりました。%e5%9b%b37

■ミレニアム世代で短い期間(1~4日)で旅行する割合が高い国
1位:日本 62%
2位:韓国 50%
3位:タイ 48%

これは世界各国と比較しても一番多く、日本のミレニアム世代は世界一、短い期間で旅行していることがわかりました。

有給休暇をとる文化が浸透していない日本。そのことも影響してか、短い日数での旅行をする若者が多いようです。