もう靴をキズや汚れでダメにしない!大好きな靴を長持ちさせる10のケア

おしゃれは足元から……ということで、そろそろ秋のお洋服モードになると同時に、新しい靴を買ったり、もしくは去年履いていた秋の靴を出す季節。

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靴ってなかなか難しいものです。とっても気に入って買って、大切に履いていたつもりなのに、なぜかすぐに汚してしまったり、いつのまにかキズがついていて、ダメにしてしまった……という経験、ありませんか?

それは、きちんとケアしながら履くことで防げるものもあります。お気に入りの靴は、お手入れ次第で美しく、長持ちする……と、靴を見続けてきたプロは語ります。

ファッションのプロも通う、松屋銀座2階にある、シューズ&バッグのメンテナンスサロンの店長を務める、世良俊さんに教わる、「最愛靴と長く付き合う10の心得」を、『Oggi』11月号よりご紹介します。

■靴を長持ちさせるためのケア方法10

【1】靴をおろす前に栄養スプレーをかけましょう

最初の一歩はなにごとにおいても肝心です。ケアをせずに出歩くのは、すっぴんで会社に行くようなもの。
真新しい靴は、油分は水分を受け入れやすい状態になっていることが多いため、おろす前に栄養スプレーを使いましょう。キズや汚れに強くしておけば、長くつきあうための完璧な一歩が踏み出せます。「履いた後にケアすればいい」という考えは見直しましょう。

 

【2】履く前日に防水スプレーをかけましょう

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出かける直前ではなく、履く前日の夜に防水スプレーをかけましょう。時間を置くことで、より効果を発揮します。「防水スプレーは雨対策に使うもの」と思っている方も多いですが、それだけではありません。水気を含んだ汚れ全般をはじき、定着させない効果もあります。

 

【3】靴べらを使って丁寧に履きましょう

靴のかかとまわりには芯が入っています。それを変形させてしまうと、本来のシルエットが保持できなくなり、足に沿わなくなる可能性が……。毎朝靴べらを使っている人の靴は、確実に寿命が長く、かかと以外のパーツもきれいなまま保たれている傾向にあります。

 

【4】靴底にラバーソールを張りましょう

靴ブランドの方はおすすめしないかもしれませんが、ラバーソールを張ることですべりにくくなり、その結果歩きやすく、削れにくくなります。薄いソールが削れてしまうとリペアサロンでも修理が難しいので、おろす前のケアをおすすめします。

 

【5】ローテーションで履きましょう

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お気に入りの靴なら毎日履きたくなるものですが、それは靴にとってかなり負担がかかります。普段づかいを3足+雨の日用に1足と言われますが、これは事実です。履く回数を上手に分散させることで、より長くつきあうことができます。

 

【6】帰宅したら、簡単なケアをしましょう

ケア
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家に帰ったら、全体をさっとブラッシングしながらほこりを落とし、靴の状態を確認する習慣をつけましょう。気づかぬうちに汚れは付着していますし、毎日ケアすることでキズの早期発見にもつながります。仕上げに除菌スプレーをして、インソールのコンディションも一緒に確認しましょう。

 

【7】シューキーパーを使いましょう

体型と同じように、靴もシルエットのキープが必要です。諦めたらそこで靴の寿命は終わってしまいます。
服をハンガーにかけるように、靴にもシューキーパーを詰めてシルエットをキープしましょう。履きジワがひび割れにつながることもあります。一日履いた靴は水分を含んでいるので、丸一日は入れっぱなしにするのがベターです。

 

【8】シーズンが終わったら、クリーニングに出しましょう

靴にも休憩が必要です。1シーズン頑張った靴は、メンテナンスサロンに出しましょう。革の健康状態を保つために、硬化を招く汗や塩分を取り除くクリーニング(丸洗い)が必要不可欠。革がよみがえります。

 

【9】こまめに修理に出しましょう

リペアサロンは最善を尽くしますが、状態が悪ければ悪いほどできることが限られ、元の状態に戻すことが厳しくなってしまいます。長く履きたいお気に入りの靴こそ、修理はこまめに。ささいなことでもメンテナンスサロンに相談するのが吉です。

 

【10】ジャストサイズを履きましょう

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何より、自分の足のサイズに合う靴と出会うことが、長く靴とつきあう大前提。デザインが気に入ると、多少サイズが合わなくても無理して履く、という方が多いもの。けれど、不自然なシワがついてしまったり、足が痛くなってしまったりと、いいことはありません。なるべくジャストサイズを心がけましょう。

 

これらすべてを守るのは、最初はちょっと面倒かもしれない……と思うかもしれませんが、習慣にしてしまえばなんてことはありません。毎日のケアの積み重ねで、大好きな靴を長く履けるなら、むしろ試さない手はないもの。「どんなに気に入った靴もなかなか長持ちしない……」とお悩みの方、是非実践してみてくださいね。(後藤香織)

 

★詳しくは『Oggi』2016年11月号(小学館)に掲載

 

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