【1】「お先にお帰りください！」急がば回れ作戦
「ちょっとお金下ろしたいんで、コンビニ寄ってから帰りますね」とコンビニへ。
「すみません、お手洗い行くんで先に電車乗っていてください」と駅内のトイレへ。
「呼び出しがかかったんで、まだ残っていますね」と駅に向かわず完全に別方向へ。
「私、この駅が最寄りなんです」とウソをついて相手より先に下車。ひと駅やり過ごしてから次の電車へ。
相手をやり過ごすまで時間がかかってしまいますが、上手くことが運べば確実に1人で帰ることが可能です。
「わかった、先に帰るよ」とお別れできれば作戦大成功！お疲れ様でした！のんびり帰宅してください。
「わかった、待っているよ」という場合は……速やかに次の作戦を実行してください。まだまだ有効な手段は残っています！
【2】「君も一緒に帰ろうよ！」ともだち召喚作戦
相手、もしくは自分と仲が良い友人を帰り道に巻き込み、仲介役に入ってもらいましょう。
2人きりの帰り道よりは盛り上がることができますし、無言になることは避けられそうです。
これで1人帰宅が失敗してもめでたしめでたし……ではありません。
この作戦にも欠点があります。
当たり前ですが、帰り道が同じ方向の友人がいなかった場合この作戦、まったく使えないのです……。
けれど！あきらめるのはまだ早いです！次なる作戦を伝授します！
【3】「そういえばこんなことが……」たちつてとなかにはいれ作戦
【1】も【2】も実行できず、2人きりの帰り道が確定した場合は腹をくくりましょう。「当り障りのない雑談」でその場をしのいでください。
ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、「たちつてとなかにはいれ」と呼ばれる会話の鉄板ネタ、こちらはガチで使えますので是非ご紹介させていただきたく思います。
「た」：食べ物……今日の飲み会で出た食べもので美味しかったものを挙げてみましょう。
「ち」：地域……出身地ネタもじゅうぶん盛り上がります。
「つ」：通勤・通学……通勤にかかる時間や、どのように時間を過ごしているか聞きましょう。
「て」：天気……もはや鉄板！季節ネタにも繋げることができます。
「と」：富（景気）……こちらも社会人にとっては欠かせないお話です。
「な」：名前……相手が一風変わった苗字や名前だったら由来を聞くのも有効です。
「か」：体……健康ネタをふってみましょう。わりと皆さん、関心を持っています。
「に」：ニュース……芸能ネタから社会ニュースまで、時事ネタは一通り入手しておきましょう。
「は」：はやり……流行のアプリやテレビ番組。流行しているだけあって会話が成立しやすいです。
「い」：異性……聞きづらいネタですが、弾みやすいネタであることは間違いなしです。
「れ」：レジャー…休日の過ごし方や気になるスポットも会話に。
このキーワードを頭に入れておけば、なんとか会話を盛り上げることができそうです。
とは言っても、そもそも会話が得意でない方、いますよね。
安心してください、そんな方に最終奥義をお伝えします！
【4】最終奥義！「さぁ、仮面をかぶるのよ ……！」今日のあなたはムービースター作戦
1人で帰ることも、友人を巻き込むこともできず、さらには会話が苦手……かくなる手段は、無言を貫くことのみです！
とは言ってもひたすら黙り込むのは気まずいです。かなり気まずいです。
そんなわけで、黙るしかない場面を自分の手で作りましょう。
お酒を飲んだ人は「飲み過ぎちゃった……」と酔った演技を！
お酒を飲んでない人は「最近疲れが取れなくて……」と体調が思わしくない演技を！
ここはハリウッド女優ばりの演技力で乗り切ってください！
迫真の演技に「ごめんね」の一言を添えれば完璧です！
演技、つまりウソをついているわけですから良心が痛みますよね。痛みますけどもここは心のなかでゴメンナサイをして、相手が心配しすぎない範囲の名演技でうまく乗り切りましょう。あなたの演技力が問われる最終奥義です。
「急がば回れ作戦」から最終奥義の「ムービースター作戦」まで、状況に応じてご紹介しました。
この4大作戦で何とかやり過ごせることができると思います。
仲良くない人と帰り道が一緒になりたくないからと、飲み会を泣く泣くキャンセルする必要はありません。
さぁ、今宵もお酒があなたを呼んでいます！楽しく飲んで、気持よくお家に帰ってきてください！（ます子）
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