<整理収納上手になれる4つのステージ&8つのコツ>
【1】物の持ち方を考える
「もしかしたら、いつか使うかも」と、ずっとしまい続けている物はありませんか? “いつか”のためにスペースを取っておくのではなく、本当に必要なものだけを吟味!
無印良品スタッフの方の実際のお部屋です。クローゼットに入りきらない服があふれています。しかも、整理してみたら、エコバックが60枚以上も出てきました。
★やることはこの2つ!
[コツ1]現状把握……客観的に自分の部屋を見るため、部屋の写真を撮ってみましょう。
[コツ2]選別……部屋に収納している同じ物を全部出して「ワクワクするもの」だけを残します。
【2】「収納のカタチ」を考える
部屋は必ずしも、正方形や長方形ではありません。それに、日差しの入り方によって、物を置く場所も変わってきます。暮らしになじむように、収納を計画することも大切です。
物を整理して減らし、TV下の収納を壁に一列にまとめたことで、部屋の自由なスペースが確保できました。
★やることはこの3つ!
[コツ3]配置……収納はできるだけ一か所にまとめます。それにより、自由な空間(スペース)を確保できるようになります。
[コツ4]汎用性……時の経過とともに、サイズや用途を変えられる収納が便利。部屋の模様替えもラクに行えます。
[コツ5]そろえる……部屋のあちこちの「ごちゃごちゃ」「でこぼこ」「バラバラ」をなくしましょう。部屋のでこぼこを、人は“ノイズ”として認識し、落ち着きません。物がそろっていれば、多少物が多くても、まとまっているように感じられます。
物は、ただ収納できればいいのというのではダメ。使うことを第一に考え、しまう場所を決める。スムーズに取り出せない場所に収納していては、快適な暮らしとは言えません。
60Lのゴミ袋15個分の服などを整理。クローゼットの服を出し入れしやすいように整理し、出し入れしやすいようにしたらこんなにスッキリ!
★やることはこの2つ!
[コツ6]まとめる……目的や動作に合わせて物をまとめましょう。物を探さなくなるので、生活の時短にもなるはず!
[コツ7]収める……物が出し入れしやすい“ゴールデンゾーン”と呼ばれる高さは、人が立ったときの目~指先の高さ。よく使うものはこのゾーン内に置きましょう。そして、それぞれの収納に何が入っているか“印”をつけておくと、家族も戻す場所がわかり、「しまう」という意識が生まれます。
【4】「暮らしの彩り」を考える
「季節の移り変わり」や「愛嬌のあるもの」で、暮らしをたのしむことも、居心地のいい部屋に欠かせません。
激変した部屋がこちら。物が整理収納されているだけでなく、好きな物が飾られたスペースもあり、早く帰りたくなる部屋に生まれ変わりました。
★やることはこれ!
[コツ8]彩り……物が一切ない部屋に憧れる人もいると思いますが、趣味の物や好きな物を、片付いた部屋の一角に飾るだけで、部屋に彩りが生まれます。これこそが、理想の「感じ良い暮らし」!
「部屋の片づけ方がわからない」、「うまく物を収納できない」という方は、きっと最初の“物を捨てる”ことでつまづくかもしれません。すべてを一度に片付けようとすると難しいので、「手放して後悔しない物」から整理していくと、捨てることにも慣れていくはず。
また、「いま使う物かどうか」という基準も、整理収納では大事な考え方のひとつ。本当に不要な物を整理して、必要なものを収納。そして、自分の好きな物も共存する部屋で、感じ良い暮らしをはじめましょう!(さとうのりこ)
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