5月28日東京・新宿ピカデリーにて、映画『オオカミ少女と黒王子』の初日舞台あいさつが行われ、キャストの二階堂ふみさん、山﨑賢人さん、鈴木伸之さん、門脇麦さん、池田エライザさん、玉城ティナさん、吉沢亮さん、菜々緒さんと廣木隆一監督が登壇しました。
今回、菜々緒さんは弟を演じる山﨑さんへビンタするシーンが登場します。そのことを聞かれた菜々緒さんは「『VS嵐』(テレビ)でビンタの破壊力はご存じだと思いますが、お芝居でビンタするのは初めてで」と話しところで会場内の微妙な空気に「お芝居では」と苦笑い。そのシーンのためにマネージャーさんで練習したそうですが、本番で2回ビンタしたエピソードを公開しました。
山﨑さんは「“イタきも”でした。初めてのビンタでしたが菜々緒さんのビンタは貴重です」と思わぬドM発言が飛び出し、またもや会場に微妙な空気を醸し出すと「違います。ドN(ノーマル)です」と慌てて否定し笑わせました。
そんな菜々緒さんは、作品にちなみ「ドSエピソード」を尋ねられると「私のチームにはプロとして仕事をしてほしいので、ミスをしたら“私の強力なビンタ”が恒例です」と貫禄たっぷりに答えましたが、「あれ? 私“ビンタ”って言いました? ごめんなさい。“デコピン”の間違えです」とうろたえる姿で笑わせると、監督から「私生活でビンタする菜々緒さんが魅力的」と思わぬ発言が飛び出し動揺しました。
ほかの皆さんのドSエピソードもかなりのもの。
門脇さんは「内弁慶で、家族に対するあたりが強いんです。例えば父にするマッサージで痛がる姿や、弟の1時間かけてセットしたヘアースタイルをグシャグシャにするのも楽しい」と含み笑いを見せると、玉城さんも飼っている犬をわざと困らせるそうです。
池田さんはお兄さんの出す前のラブレターチェックをしていた時、お兄さんにしっかりしてほしくて“あえて”ラブリーなレターセットを勧めたそうです。
本作でオオカミ少女を務めた二階堂さんは「自分に対してドS。限界を超えたくなる」そうです。ヨガは菜々緒さんも誘ったことがあるそうですが、菜々緒さんから「私はサボっているけれど、ふみちゃんは続けている」とエピソードが公開されると、「やると決めたらストイックです」と、しっかり者の一面を見せました。
一方、作品中で異なるキャラクターを披露している男性陣もかなりのエピソードを公開しました。
胸に押し殺した男の願望を存分に発揮しチャラ男を演じた鈴木さんは、「アイスを毎日買っていて、“あたり”が出たら、買い物をしないのにアイスをもらいにいに行く」と、今まで出てきたエピソードから比べると微笑ましい感じでしたが……。
草食メガネ男子を演じた吉沢さんは、「人の話をシカトします。話しかけられて、めんどくさい時は聞いてないフリをします。あと、答えて欲しいリアクションがわかる質問をされた時は、あえて逆のことを言ったり、反応をしないとか……。めんどくさいからシカトしちゃうんです」と、かなりのドSエピソードを披露。
ドSキャラの黒王子を演じた山﨑さんは「友人と仲良くなると待ち合わせにわざと遅れてニヤケル。反応を見るのが楽しくて……。あと友人が“どう答えても気まずくなる”嘘を言います」に、菜々緒さんが「かわいい。もうねぇ。こんなんなんですよ」と助け舟を出すも、「遅れるのは1時間で……(微妙な空気を感じ)あぁダメだ。マイナスだな」と自分で分析し反省する山﨑さんでした。
最後に、二階堂さんは「この映画に携わることができてよかった。皆さんのちからをお借りできれば」と語ると、山﨑さんは「キラキラした青春と素直に心が動くワクワクなど、いろいろなことを感じてほしい」とメッセージを送りました。
嘘つき少女とドS王子の“ドキドキ ラブコメ”映画『オオカミ少女と黒王子』は、5月28日(土)より全国ロードショーです。(平山正子)
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