アラサーの仕事と結婚、キモは「30歳から数年をどう過ごすか」【Oggi編集長インタビュー】

大好評の『Oggi』の新編集長、守屋美穂さんへのインタビュー、今回で最終回です。

専属モデル4人をロケで撮影した表紙秘話『Oggi』の“王道”に新たに何を付け加えていくかなどお話をうかがってきましたが、最後は守屋編集長がこれからの『Oggi』で力をいれていきたいジャンルについて聞いてみました。そしてアラサーといえば、仕事だけではなく、気になるのが“結婚”のこと。「仕事と結婚」には、王道を行きる女性たちらしい生き方が見え隠れしているようです。

また、“ストレス解消法”の話から、守屋さんが雑誌づくりで最も大事にしていることが見えてきました。

Oggi,編集長,守屋美穂

Woman Insight編集部(以下、WI) 具体的に、守屋さんがこれからの『Oggi』で力を入れていきたいジャンルや特集は、もう頭の中で思い描いていますか?

守屋美穂編集長(以下、守屋) 働く女性たちが、いつも「おしゃれをしたい」と考えているし、おしゃれ以外のことも考えている。だけど、おしゃれな通勤服が、なかなかマッチしないのが現状。でも私は、おしゃれをして働けたら楽しいんじゃないかって思うんです。周りから浮くようなおしゃれを貫くのではなく、“さりげないおしゃれで素敵に働きたい”という潜在意識は、みんな持っているんじゃないかなって。そういう視点のファッションページに力を入れたいです。トレンドが入っていて好感度が高く、どこか遊び心があるファッション。だからまずは、「おしゃれして会社に行きましょう」ということ。

 

WI 周りにはわからないかもしれないけど、自分の気分を上げてくれるファッションって大事ですよね。

守屋 それから、社会で働いている憧れの先輩たちは、30歳のときに何をしていたかといった、ライフスタイル的な企画や読み物も増やしていきたいです。全般的に意識の高い人たちが『Oggi』を読んでいると感じるので、そういう人たちの欲望に応え、さらに「こういうのもある」という提案をしていきたい。ただし“半歩上”から。3歩上をいってしまうとついてこれなくなるので、「興味ありますよね、これ」って半歩上から提案する感じで。