WI:みなさんおしゃれで経済力がありますね。ほかに「これが売れた!」というのはありましたか?
鈴木:春号に載せた“A.ランゲ&ゾーネ”というブランドの時計を『MEN’S Precious』を見て、買いに来られた方がいました。時計マニアには憧れのブランドなのですが、この時計、値段が2,138万円するんです。店員さんも、「この時計の機能を説明いたします」と声を掛けたそうですが、「『MEN’S Precious』をもう読んだので大丈夫です」と言われたそうです。1ページにこの時計ひとつしか紹介してなかったのですが、この方はしっかりページを読みこんでいたようで、もうこれ以上の説明はいらなかったんでしょうね。
ほかにも、バーバリーのトレンチコートの特集をやった際は、今まで来店するのは女性の方が多かったそうですが、雑誌の発売後、男性の購入者が一気に増えたそうです。
鈴木編集長は、「モードっぽいとか、単なるカッコイイ本というのはすぐ作れます。重要なのは『これが欲しい!』と思ってもらえること。それを意識して雑誌を作っています」と話してくれました。2016年もまた、どんな驚きのエピソードが誕生するか楽しみです。(松本美保)
『MEN’S Precious』2015年冬号(小学館)
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