蝶々、運命の相手は…「本能がキューン♡って人が正解」【インタビュー後編】

WI これまで、蝶々さんって独身女子の味方みたいな存在だったと思うんですが、この本をいきなり書店で見つけて、ショックを受ける……というか “あ、蝶々さんもそっち行っちゃうんだ。蝶々さんは味方だと思ってたのに”  ってヘソを曲げちゃうファンもいるんじゃないかな、って思うんですが……

蝶々 いや、私は変わらず味方のつもりですけど。ただ、実際、「素直におめでとうって言えない」っていう手紙やメールもたくさんいただいたんです。でも私はそんなことないのになぁ、って思ったの。だってまだ全然間に合うから。私ってある種、女の子の時代の象徴の“生き見本させられてるようなところがあって。だから前の時代は “小悪魔しながら女の子も元気にいこうよ♡ってやってきたし。そして今度は、誰かを愛したりとか、命を繋いだりしていくことを見せなきゃいけないのかなって。妊娠出産ってとても個人的なことだから、最初はためらったのだけど、あえて本にしたのはそんな気持ちが強くなってきたからなんです。

WI 命を繋ぐ……深いですね。

蝶々 出産してみてわかったけど、生き方の総決算だなって思って。それまでの生き方や気持ちの状態が、不思議と出産にあらわれてくるの。総決算。

WI 総決算ですか。

蝶々 助産師の方も言ってたけど、母体の性格と出産は関係してるって。だからそういう意味でも仕事することもおしゃれすることも恋愛することも修行で、仕事を通して自分は育っているんだな、とか、人に嫉妬しててもしょうがないな、とか、わかった頃に出産すると、ママになる、ということに関してもハッピーな結果が出るんじゃないかしら。だからそういう意味で、独身時代やキャリア時代に、女性たちみんながやってることは無駄じゃないと思うんです。今は生き方が多様化しているし、産む人生も産まない人生も、もちろんそれぞれに素敵。それでも、急に、あの自由きままにやってた蝶々さんも産んだってことは、その道もあるのか……って。絶対とは言わないけど、いいのかも?くらいの気持ちで、この本をご一読いただければ。でも個人的には、本当(出産は)オススメです!

 

WI そんなヘソ曲げ女子たちにメッセージをお願いします!

蝶々 ヘソ曲げ女子ってすごいネーミングですね(笑)。色んな女の子たちを見てきて思うのは、ヘソ曲げる人たちって、すごく真面目にやってきたからヘソ曲げるんだと思うの。でも人って変われるから。特に女性は強いから、女性として素直になれれば、きっとふわりと変わっていける。それが、女性がナチュラルに生きていくことの真髄のような気がしています。だから、その時期その時期、恋したり愛したりしながら、一緒に楽しく変わっていこうよ。できない人なんて誰もいないと思うんです。できる能力があるからこそお母さんから生まれてきてるんだから。それにね、ママになると子どもが「ばあば、ばあば」って言うようになって、ばあばと自分の母娘関係も、もっと仲良くしてくれるの。繋いでくれて、関係を良くしてくれる。ママになると、違う絡みも出てきたりして……。繋がること、変化することって、楽しく深いことだと実感中です。みんな大丈夫。 女性であることをしっかり楽しんで生きていきましょう。そして、あなたもあなたの時期がきたら、ママになるのもおすすめです♡

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『蝶々、ママになる。』http://hpplus.jp/clip/2175145/

 

終始、出産は素晴らしい!と力説されていた蝶々さん。そんなに素晴らしい体験を女に生まれているのに自分から体験したくない!と思っているなんて、なんて損をしているんだろう。と、これまで出産への興味は皆無だった私でさえ「出産っていいかも」「出産……してみたいかも? しかも自然分娩で」なんて思ってしまうほどでした。そして実際に蝶々さんにお会いしてみて、すっかり蝶々さんのファンになってしまった私。もはや歩くパワースポットなんじゃないか?というくらいHAPPYオーラ全開で、心洗われるひとときでした。女子に生まれたのなら、ぜひとも読んでみて欲しい一冊です。(白鳥優香)

著者プロフィール

蝶々 Cho-Cho
作家・エッセイスト
1月16日生 山羊座
2002年『銀座小悪魔日記』でデビュー。その後出版された『小悪魔な女になる方法』が50万部を越える大ベストセラーになり、若い女性達のカリスマ的存在となる。「小悪魔ブームの火付け役」といわれ、エッセイや小説など著書多数。執筆だけにとどまらず、イベント開催、企業とのコラボレーション商品開発など、多岐に活躍中

ママになって帰ってきた♡ブログCHOCHOママしぼりも随時更新中!

http://blog.goo.ne.jp/chochochan

 

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