今回のCharity Galaでは、東日本大震災の被災地宮城県女川(おながわ)の子ども達へ贈り物を届けることと、あしなが育英会東北レインボーハウスへの寄付金を募ることを主たる目的として開催されました。
この日、集まったゲストは150名ほど。実際、現地に何度も足を運び活動を続けているからこそ見えてきた現地の実情を、内田さんたちの言葉やスクリーンを通して知ることができました。
現在、女川では水産業、新聞社など各分野で活躍する方々が兼業する形で、今年3月に女川駅と女川温泉ゆぽっぽを開業。6月にはテナント型商業施設「あがいんステーション」、飲食店やお店、コミュニティーセンター、観光客向け施設などめまぐるしい勢いで復興が進められています。
その一方、人口7,000人中2,000人もの方々がまだ仮設住宅暮らしを続けているという現実も。現時点で耐久年数3年を既に過ぎてしまっている仮設住宅ですが、全員がそこから出られるのはあと4年も先になってしまうのだそう。
とはいえ、「まだたくさんの課題を抱えながらも女川は確実に復興の道を進んでいます。」と内田さん。現地に行くたびに出会う方々の表情に笑顔を感じられ、町には勢いも感じるのだそう。「そしてなによりも、子どもたちが前を向いているということ。中学生の将来の夢を聞いたところ、パティシエ、美容師、保育士、高齢者や子どもたちのための家具を作るデザイナーと、とても具体的で頼もしい夢を語ってくれました。」