花の98年組歌姫、aikoと椎名林檎が輝きを失わない理由って?

■ファンじゃなくても120%楽しめる、てんこ盛りaikoのライブ

フェス後半戦のトップとして登場したaiko。1曲目から名曲『カブトムシ』をしっとり歌い上げ、会場のハートをがっちりキャッチ。前のステージでキュウソネコカミが同曲を歌ったのに触れ、「聴いていただきました曲は、本物の『カブトムシ』でした。キュウソネコカミ、あとで本気でシバきます」としっかり笑いを取るのも忘れない。

RN1_3172_ok[1](C)テレビ朝日ドリームフェスティバル2015

 

そして続く『夢見る隙間』『二人』の2曲では、ステージを駆け回り、パワフルなパフォーマンスで会場を熱気で包む。そこから「28歳になって初めてのライブです……」とボケつつ、この日が40歳になっての初ライブであることを宣言し、会場全体から祝福を受ける。40歳にはまったく見えません! そして、女心を切なく綴る最新曲『合図』、しっとりバラード『三国駅』と続けると、代々木体育館はaikoワールド一色に。

RN1_2881_ok[1](C)テレビ朝日ドリームフェスティバル2015

 

さらにMCをはさんで聴こえてきたのは、誰もが知っているバンジョーの音色。そう、ここで神曲『ボーイフレンド』をドロップ。当然、会場全体は大合唱。そのまま『愛の病』『あたしの向こう』とハイテンションのまま歌い続けてフィナーレ。小さい体を思いっきり動かし、全身で歌を届けるaikoの姿は、ファンならずとも応援したくなり、ハッピーになれる。そんなあっというまの40分間のライブでした。