スーパー戦隊シリーズのレッド役で今大注目♡ 冬野心央「母は僕にとって憧れのヒーロー」

今大注目の俳優、冬野 心央に直撃♡

CanCam1月号のデート企画でメロい彼氏役を演じてくれたのは、ブレイク必至の若手俳優、冬野心央さん。端正で美しいルックスながら、ちょっぴり天然(?)でお茶目な素顔も愛らしい♡ そんな冬野さんに主演を務める『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』のこと、家族のこと、聞いてみました!


シリアスもコメディもてんこ盛りの作品で演じるのは、毎回楽しくて刺激的

『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の撮影に入ってから、約1年が経ちました。スーパー戦隊シリーズ50周年を記念する作品で、僕が演じる遠野 吠(とおの ほえる/ゴジュウウルフ)は、歴代レッドの中でも少し異質な役どころ。

一般的な戦隊シリーズのレッドって、チームのリーダーでみんなを引っ張る頼れる存在というイメージだと思うのですが、吠は真逆のキャラクター。むしろ自己中で喧嘩っ早いという、今までにないタイプの人間味のある人物です

そんな吠も、ストーリーが進むにつれてかわいらしい一面や、様々な困難にも屈せず乗り越える勇気があるところなど、魅力的な部分がたくさん出てきて、僕自身演じながら成長を感じています。ゴジュウジャーのメンバーは全員、過去に何かを抱え、社会から孤立した「はぐれ者」。ストーリーの序盤は、共通の目的のために集まっただけという感じで、あまり〝仲間感〟がなかったけれど、放送回を重ねるごとにお互いを信頼し始め、それぞれの個性を活かしたチームプレイができるようになります。

最初はバラバラだった5人がぶつかり合いながら、〝絆〟を築いていく過程も見どころのひとつ。実際にキャストの皆さんとは、めちゃくちゃ仲がいいです。特にブルー役の鈴木秀脩くんやグリーン役の松本 仁くんは年齢も近く、しょっちゅう誰かの家で集まってはゲームをしてます。よくやるのは桃鉄やマリオカート。仁くんの家で集まることが多いのですが、彼が焼いてくれる冷凍餃子はきれいな羽根つきでとてもおいしいです!(笑)

今回初めてヒーロー役を演じてみて、僕が思った理想のヒーロー像は、「自分に厳しい人」。何か問題に直面したときに、自分で考えてちゃんと向き合える人が、強くなっていくんじゃないかなって。身近だと、僕の母がまさにそんな人。母子家庭で育ったのもあり、幼い頃から母の背中を見てきたのですが、仕事と家事の両立で忙しい中でも、苦しい顔やネガティブな姿を見せたことがありません。メンタルが強く、いつも明るくてポジティブ。母は僕にとって憧れのヒーローです。

ゴジュウジャーの物語もいよいよ終盤。キャラクターの関係性が発展したり、トンチキなコメディ要素がますますパワーアップして、この先も目が離せない展開が盛りだくさん。50周年という記念すべき作品にふさわしい盛り上がりを見せられるように、最後まで駆け抜けたいです!

ふゆのみお
2003年12月3日生まれ、山口県出身。2022年から俳優活動を開始し、2025年にスーパー戦隊シリーズ50周年作品『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』に主人公・遠野 吠/ゴジュウウルフ役で初主演を果たす。サッカーが得意で体を動かすことが好き。
CamCam2026年1月号「今月のCanCam的キタコレ!」より
撮影/倉本侑磨(Pygmy Company) スタイリスト/奥富思誉里 ヘア&メイク/時田ユースケ(ECLAT) 撮影協力/渡辺奈穂、浜崎真衣 構成/浜田麻衣 WEB構成/久保 葵