同世代との会話で当たり前のように使っている言葉でも、親や先輩に伝えると「え、それどういう意味?」なんて首をかしげられた経験はありませんか? SNS発の言葉や略語など、いわゆる“若者言葉”は日々アップデートされていて、世代によって通じる・通じないの差が出るのも面白いところ。
そこで今回は、ジブラルタ生命保険株式会社が20~29歳の男女4,700人(男性2,350人、女性2,350人)を対象に実施したアンケートをもとに、「年上世代に言って意味が伝わらなかった言葉」ランキングを発表します!
20代が年上世代に言って伝わらなかった言葉TOP10
9位(同率)
【ぴえん】
SNSですっかり定着した“泣き顔の擬音語”。悲しいときはもちろん、ちょっぴりショックだったり、甘えたいときにも使える万能ワードです。たとえば「推しが尊すぎてぴえん」など、うれし涙にも使えるのがポイント。
でも、困り顔で年上世代に使うと「鼻炎…?」「え、泣いてるの?」とリアルに心配されることもあるとか!
【バ先】
「バイト先」の略。最近はSNSや会話で自然に使われている一方で、初めて聞く人には「場先?」と混乱されがち。そもそもバイトがアルバイトの略なので、バ先はアルバイトの真ん中の文字“バ”しか残っていないという…よく考えるとなかなかおもしろい進化ですよね。
Z世代の略語センスが光る言葉ですが、年上の人に伝えるときは素直に「バイト先」と言い換えるのが無難かも。
7位(同率)
【とりま】
「とりあえず、まあ」の略で、とりあえずOK・ひとまず的なニュアンスで使われる言葉。もとは2000年代半ばにギャルの間で流行した“ギャル語”で、ネットを通じて一気に広まったそうです。軽いノリで「とりま行こ」「とりま連絡する」など、テンション感を伝える一言として便利ですよね。
でも、この言葉に馴染みのない人にからすれば「とりま? 鳥? 間?」と謎ワードに聞こえるとのこと!
【それな】
相手の意見に全力で共感したときに使う「それな」。SNSのコメント欄でもよく見かける定番ワードで、「そうそう」「わかる〜!」に近い感覚。さらに略して「それ!」と言うこともあります。
会話でポンと出すとテンポが軽快になる便利な言葉ですが、年上世代には「略語? なにが“それ”なの?」と一瞬考えさせてしまうこともあるみたい。タメ口のニュアンスが強いので、目上の人には「わかります!」などに置き換えるのがスマートです。
6位
【メロい】
“メロメロになるほどかわいい・かっこいい”という気持ちを表す言葉。「この曲、声がメロい」「彼の笑顔、メロいんだけど♡」など、恋にも音楽にも使える万能ワードです。昭和世代が「メロディアス」と思ってしまうのも無理はなし!
5位
【タイパ】
“タイムパフォーマンス”の略で、「コスパ」の派生語。時間に対してどれだけ満足度があるかを表す、効率を重視するZ世代の象徴的ワードとなりつつありますよね。
「このレシピ、手軽で美味しくてタイパ抜群!」なんて使うと、年上世代は「タイムパトロール?」「タイムパラドックス?」と首をかしげるかも。
3位(同率)
【草】
笑える・ウケるの意味で使うネットスラング。「(笑)」→「w」→「草生える」というネット文化から派生しました。「それ草www」や「大草原wwwww」と言うときは、まさに爆笑しているイメージ。
でも、SNSを使っていない人との会話で「草」とつぶやくと、相手は「臭い?」と辺りをクンクンし始めるのもあるあるです。
【り・りょ】
「了解」の略語で、SNSやチャットでテンポよく返すときに使われます。「り」だけでも通じる超省エネワード。短文文化が進むZ世代ならではですが、初めて聞く人は「り…? なにか言いかけた?」と一瞬フリーズ。もちろんビジネスチャットでは控えたほうがいいですね!
2位
【ワンチャン】
「one chance(ワンチャンス)」から生まれた言葉で、「もしかしたらいけるかも!」という希望を込めた表現。恋愛にも仕事にも使えて、「ワンチャンある?」はZ世代トークの定番♡
年上世代やこの言葉を知らない人には「犬?」と解釈されがちで、意味を説明すると笑いが起きるギャップワードです。
1位
【エモい】
もはや若者言葉の代表格。「感情が揺さぶられる」「なんかいい」といった感覚的な褒め言葉で、音楽・風景・恋愛など幅広く使えます。「夕焼けがエモい」「青春すぎてエモい」など、心が動いた瞬間につい口に出がち。
年上世代に「エモ、エモーション?」と聞き返されることもよくありますが、使っている側からしても、この言葉の意味を説明するのはなかなか難しいものです……!
世代によって言葉のセンスや響きのとらえ方が違うのも面白いところ。ぜひ家族や職場の人との会話で「これ知ってる?」なんて話題にして、言葉のギャップを楽しんでみてくださいね♡(Mai)