日本から飛行機で約2時間。LCCで簡単に行けて、費用的にも時間的にも、もはや国内旅行と変わらない感覚で行ける海外といえば…韓国ですよね!
筆者は先日、念願の韓国旅行に行ってきました♡ 韓国のファッションブランドを散策したり、カンジャンケジャンやチュクミなどのグルメを楽しんだりと、大満喫の旅行でしたが…ぶっちゃけ、「カルチャーショック」もかなりありました! 正直、日本と韓国は言葉が違うだけで結構同じなのでは? と思っていたのですが、実は対策必須な文化の違いがたくさん。
今回は、事前に知っておくだけでタメになる、韓国カルチャーショックを11個お伝えします! これから韓国旅行を検討中の方はぜひ参考にしてくださいね♡
1. トイレにペーパー流せない
一番困ったのがコレ! 韓国のほとんどのトイレでは、トイレの前に大きなゴミ箱が設置されており、使用したペーパーはこちらに入れます。
どうやら韓国の建物では、古い建物を中心に下水管が細く壊れやすいそうで、水溶性のペーパーでも詰まりやすくなっているんです。そのままトイレに流すのが当たり前な日本人からすると、正直ちょっと躊躇しちゃう…!
でも、筆者が訪れた明洞や聖水のカフェの中や駅構内のトイレは、清掃がしっかり入っているのか、ニオイや清潔さはそこまで日本と変わらない印象。また、新しく建てられたホテルなど一部の場所では便器にそのまま流せる場所も。心得ておいた方が安心です!
2. ホテルにアメニティがない

筆者は四つ星のホテルに宿泊しましたが、「歯ブラシ」「ブラシ」「ヘアゴム」「使い捨てスリッパ」といった、日本では絶対置いてあるようなアメニティが全くない…!
一方で、備え付けのシャンプーやボディソープ、バスタオル等は置いてあります。
どうやら、2024年以降韓国のホテルでは、エコのためにアメニティの無料提供が終了したそうで…。筆者は当たり前に歯ブラシが置いてあると思っていたので、夜間に近くのコンビニへ走ることに。ついつい忘れがちな洗面用品は、韓国旅行では持参必須!
3.(特に一般家庭では)シャワールームにカーテンがない
韓国の一般家庭では、シャワールームにカーテンや仕切りがないことが結構多いんです…! トイレ・洗面台・シャワーが一部屋集まっていて、仕切りもないので、シャワーを浴びると床はもちろんトイレまでびちゃびちゃに…。日本の「濡れるのはバスルームだけ」という感覚からすると、けっこうカルチャーショック。
私が泊まったホテルは仕切りがありましたが、韓国人の友人宅に泊まった際は完全に仕切りがなく、衝撃。綺麗好きな日本人には抵抗があるかもしれません。
一部のホテルでも同じスタイルがあるので、予約の際にはバスルームの写真までチェックすることを忘れずに。もし既に予約してしまった場合は、百均に売っている、壁に貼れるフックとシャワーカーテン、ゴムサンダルの3点を持参すると快適度がぐっとアップ!
4. 2人前からのご飯屋さんが多い
韓国料理はとにかく、量が多い! 一つ頼むと、「こんなにいいの?」と思ってしまうほど、キムチやナムルなどの副菜が5つくらいついてきます。そして、日本人ほど1人で外食をする習慣ないので、「サムギョプサル」や「チュクミ」などの鉄板料理や「ナッコプセ」のような鍋料理は特に2人前からの提供が多いです。1人で外食をする場合には、事前に一人前対応のお店かどうかをチェックしてから行くのをおすすめします。ちなみに、「冷麺」や「ユッケビビンパ」、「カルグクス」などの料理は1人前で提供していることが多いですよ♡
↓これは釜山で筆者がいただいた、1人前の鶏白湯カルグクス
5. Googleマップが使えない
旅行の必需品・Googleマップ。ところが韓国では、検索はできてもルート表示が機能せず、ナビ代わりにはならないんです! これまでヨーロッパを中心に10ヵ国ほど旅してきましたが、Googleマップが使えなかったのは韓国が初めて…。代わりに必須なのが、NAVER Mapという韓国オリジナルの地図アプリ。
でも、このNAVER Mapは使い方になかなかクセがあり…
・マップである場所の行き方を調べると、一旦出発地に登録される(Googleマップならすぐ目的地になるはず)
・会員登録をしないとお気に入りに保存できない
・日本語で場所を打ち込んでも出てこないときがあり、韓国語をコピペする必要がある
などなど。
日本語でマップを検索し、ローマ字の読み仮名とハングルの表示をチェックして…という過程もあり、3言語が入り組んで大変。マップは旅行で一番使うアプリなだけあって、慣れるまで移動も一苦労でした!
6. ハングル読めなさすぎて町中暗号
当たり前ですが、ハングルを全く読めないという日本人がほとんどなはず。駅中では日本語表記があるのでそれほど困りませんが、外に出るともう暗号。例えば英語圏なら、「exit」は出口だな、とか、「pizza」はイタリアンのお店なんだな、とか、そうした単語の察しが効くのですが…ハングルはそれが難しい。歓楽街から一歩外れてちょっとローカルな付近を歩くと、マップで出てくるご飯屋さんを探すことすら一苦労。片手に翻訳アプリ必須!
7. 英語より日本語の方が通じる
日本人に人気のカフェやオリーブヤング、明洞の化粧品ショップなど、あらゆる場所で日本語を話せる人がいたのが驚き。街の標識は確かにハングルが読めなくて苦労しますが、お買い物の時はむしろとても快適でした。友人とおしゃべりしながら明洞を歩いていると、「うち安いよ!」と日本語で声をかけてくれるコスメショップもたくさん。空港で落とし物を拾った際も、英語より日本語の方が通じてびっくり。
8. 週末の高速電車、当日予約はほぼムリ

ソウルだけを訪れるなら、地下鉄&バス移動で十分。でも、第二の都市・釜山などに行く場合には、高速電車を利用することになります。
これは、高速電車は日本でいう新幹線のようなもの。
ところがこれ、あっという間に予約が埋まってしまう点に要注意! 日本では、週末であってもゴールデンウィークやお正月などの大型連休でない限り、当日でも空きが結構あります。でも、韓国の場合は日本の新幹線ほど本数が多くなく…韓国人の友人曰く、「2週間前には予約をしておいた方がいい」そうです! 座席を取らない「立ち席」も、当日駅のカウンターでないと予約できません。計画は早めに立てるのが◎
9. エスカレーターが少ない
日本の地下鉄はバリアフリーが進んでいて、エスカレーターやエレベーターが当たり前のように動いていますよね。ところが韓国では、階段の上り下りが想像以上に多いんです…! しかも「休止中」のエスカレーターにやたらと遭遇しました。空港ですらトランクを持って階段を上るはめになり、驚き。
韓国旅行ではコスメや服をつい買い込みがちですが、最後に自力で運べるかどうかも要チェックです。
10. 交通系のチャージは現金必須
交通系のチャージや切符の購入には、まさかの現金だけ! それ以外の場所では、屋台を除いてほとんどの飲食店でもクレジットカードを使うことができたのですが…。4泊の滞在で現金を使ったのは、明洞から仁川空港への往復を含めてたった4,000円ほど。まさか交通費だけで現金を使うことになるとは思ってもいませんでした。
今回筆者は宿泊先が明洞とかなり街中で、電車にそれほど乗らなかったため交通系ICを買いませんでしたが、たくさん乗車する方はこちらのT moneyやwowpass、定額制乗り放題の気候同行カードの購入もおすすめ♡
▼T moneyの解説はこちら
【悲報】韓国旅行に必須・便利すぎる交通系カード「T money」を…「チャージ」したいと言ってはいけない理由【ダメ絶対】
▼wowpassの解説はこちら
コレ知ってる?両替不要で韓国旅行を楽しめるキャッシュレス決済カード「WOWPASS」が便利すぎた
11. クレカ決済完了の音が無音
韓国ではクレカ決済が完了しても音が鳴らないので、「もうカードを抜いていいのか?」と毎回迷いがち。レシートも自分から言わないともらえないことがあって、なおさら抜くタイミングがわからない。大した問題ではないのですが、お買い物するたびに迷うので頻度高めなカルチャーショック。いつも店員さんに「もう取っていいのに」みたいな困惑した表情をさせてしまい申し訳ない…! ピッとか鳴ってほしい!
みなさんが衝撃的だったエピソードはありましたか? 国同士が近く文化も身近なだけあって、結構似てると思っていた韓国ですが、トイレ問題やシャワールーム問題、google mapが使えない件に関しては、筆者もかなり驚きました…! でも、それ以上にファッションやグルメなど魅力に溢れた韓国。事前に対策をして、快適な旅行にしましょう♡ (Ami)
東北出身、都内の大学に在学中の現役大学生ライター。2024年に半年間、イギリス・ロンドンに留学。ヨーロッパ周遊の旅経験など、海外ネタにも詳しい。月30冊は漫画を読むほどの漫画好きで、美術館巡りや図書館巡りにもお熱な文系女子。
無印良品とカルディのパトロールが習慣。最近の目標は「頑張らない自炊」。