やる気も出ないし、気分も落ち込む…。みんなの「五月病」対策はコレ

新生活が始まって、はや一か月半。

入学式や、就職、人間関係の変化など、めまぐるしく変わった日々の中で気づかないうちに不調を抱えてしまう人も多いこの季節。そんな中で不調が日常生活にも影響を及ぼしてしまい、いわゆる「五月病」にかかってしまう人も少なくありません。

今回は大研バイオメディカル株式会社が全国の3000人に行った調査をもとに、五月病について見ていきます。

「五月病」具体的な症状はどんな感じでしたか?

まずは五月病の具体的な症状について、経験者850人に質問してみました。

「やる気が出ない」と回答した人が全体の8割を占める結果に!

次いで「気分が落ち込む・不安になる」「疲れが取れない」「寝つけない/眠りが浅い」など、精神的・身体的の両面で不調を感じている人が多いことがわかります。「仕事や勉強へのプレッシャーを強く感じる」「人と話したくなくなる」など、社会的ストレスを起因とした不調もいました。

その不調、いつまで続いた?

五月病の症状はいつまで続いてしまうのでしょうか? 続いては気になる「期間」についても質問してみました。

最も多かったのは「1週間以上〜2週間未満」で、全体の約30%。この結果から、五月病の不調は「ちょっとした疲れ」や「気のせい」とは違い、1週間以上にわたって心身の不調を感じる人が多いことがわかります。

さらに注目すべきは、「1か月以上」および「それ以上続いている(現在も含む)」と回答した人が多く、4人に1人(約26%)が長期的な不調を経験している点。長引く不調は、仕事や学業への集中力の低下、生活リズムの乱れ、対人関係のストレスなど、日常生活全般に影響を及ぼす可能性があります。

「五月病=春だけの軽い不調」と思われがちですが、症状が数週間〜1か月以上に及ぶケースも決して少なくないことが判明しました。心身のサインを見逃さず、早めのケアや環境調整を整えることが重要になりそう。

こうやって乗り越えました。五月病の対策がコチラ。

最後にはそんな五月病の乗り越え方を質問してみました↓

最も多く選ばれた対策は「しっかり休息をとった」(330人)でした。次いで「リラックスできる時間や趣味の時間を増やした」(196人)、「特に何もしなかったが自然と回復した」(209人)という声も目立ちました。

休息の時間を普段より多く取り入れるなど、日常から少しずつ変化させていくと5月病を乗り越えられるそうですね。

今回は誰もが陥る可能性のある「五月病」について見ていきました。特に新年度の忙しさや人間関係の変化により、心と体のバランスを崩しやすい5月。心のサインをしっかりと感じ取って、無理なく日常を過ごせるように工夫してみてくださいね。(おだかれん)

情報提供元/大研バイオメディカル株式会社 写真/(c)Shutterstock.com