最後に、監督と吉永さんの思いが込められたランタンと、大きな折鶴へ平和への思いを書いたメッセージが披露されました。
山田洋次監督
メッセージ:反核
ランタン:せめてこの国が道理の通る国であってほしい。ぼくたちの国は。
吉永小百合さん
エピソード:今回監督の情熱を一番、感じました。怖く、鬼気迫る……。ワンカットワンカット、心からの演出をされていて、答えられず落ち込んでいるとき、息子役の二宮さんが軽やかに演技してくださって、それに助けられて演技ができました。
メッセージ:核のない世界をいのって
ランタン:戦後がいつまでもいつまでも続いてほしい。核兵器をなくして!
二宮和也さん
エピソード:前日緊張したのを覚えています。感覚的ですが、現場に入って空気が独特というのを感じ、紙とペンを渡されて監督に「自分の名前を書いてごらん」と言われているような感覚に陥りました。32年間しか生きていませんが「二宮の考えって、これであっているのかな? “二宮”の間に“ノ”が入ったかな?」と自分で混乱してしまうような、いろいろな経験が邪魔をして「これじゃダメだ」と書きなぐるように全力で初日の現場に立たせてもらいました。それがすごく印象的な思いです。
メッセージ:皆で笑って明日を迎える
黒木華さん
エピソード:映画『小さいおうち』のときは見守るだけでしたが、今回はセリフも多く長崎弁で苦労しました。監督の思いが強く、本当に怖いくらいで、自分の25歳という年齢がひっかかって、(戦争を) 授業で勉強したくらいなので、今回長崎の人や監督から話を聞いて、聞いたおかげで町子ができた感じでした。
メッセージ:普通に暮せる毎日を
浅野忠信さん
エピソード:以前出演した『母べえ』はやまちゃん。今回はくろちゃん。やまちゃんに戻った気持ちになるときもあって、“やまちゃん”と間違えて呼ぶ人もいました(笑)。映画『父と暮せば』にも出ていたので、不思議な感覚です。
メッセージ:よろこびをありがとう
監督が、昨年話を聞き、運命のようにつくり、戦後70年の今年公開になる映画『母と暮せば』は、12月12日公開です。(平山正子)
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