「男」VS「女」得しているのはどっち?圧勝したのは…

まずはどういったところで不公平を感じているのか、男女別にランキングでまとめてみました。

■男性が感じる「不公平」ランキング■ 
1位 仕事     28.4%
2位 サービス面  27.5%
3位 社会的役割  16.2%
4位 支出面    14.4%
5位 恋愛     12.2%

■女性が感じる「不公平」ランキング■
1位 家事     43.2%
2位 仕事     36.6%
3位 育児     30.0%
3位 収入面    30.0%
5位 出産     24.3%

男性で最も多かったのが「仕事」、次いで「サービス」で、どちらも3割弱という結果に。一方で女性は「家事」がダントツで多く4割以上、次いで「仕事」という結果に。こうしてランキングを見てみると男女の差がかなりあることがわかりました。

では逆にどういった面で「得した」と感じているのでしょう。こちらもランキングを見てみましょう!

 

■男性が感じる「得した」ランキング■
1位 仕事    31.9%
2位 身体面   22.9%
3位 収入面   21.5%
4位 服装・髪型・ケア・メイク  19.4%
5位 人間関係  17.4%

■女性が感じる「得した」ランキング■
1位 サービス面  32.4%
2位 服装・髪型・ケア・メイク  22.7%
3位 支出面    12.2%
4位 仕事     10.8%
4位 出産     10.8%

男性は「不公平」でもトップだった「仕事」が1位に。女性は、男性が「不公平」と感じていた「サービス面」で得を自覚している人が多いことがわかりました。

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続いて実際に、仕事面、サービス面、家庭面、身体面など細分化して、どちらが得なのかを比較してみましょう。

<仕事面>
男性:不公平…28.4% 得した…31.9%
女性:不公平…36.6% 得した…10.8%

仕事面では男女ともに明らかに「男性の方が得」と感じていることが判明。

男性が得だと感じるポイントは、「仕事に集中できるから」(32歳男性)、「選べる職業が多いから」(65歳男性)、「同じ仕事をしていても、男性のほうが立場も給料もいいから」(38歳女性)でした。

また女性の場合、「女性というだけで仕事の求人が少ない」(35歳女性)、「女性だからなめられやすい」(31歳女性)といった不公平な意見が多数。収入面で「不公平」と感じている女性も30%いました。

しかし中には「収入のこだわらなければ、好きなことを仕事にできる」(30歳女性)、「力仕事はかわってもらえる」(32歳女性)と、女性ならではのメリットをあげる人もいました。

<サービス面>
男性:不公平…27.5% 得した…6.3%
女性:不公平…3.3% 得した…32.4%

サービス面では、「女性のみを優遇するサービスが多いから」(28歳男性)「男性専用車両もあるべきだと思うから」(50歳男性)など、男性が「不公平」と感じる人が多く、また女性はきちんとそのことを自覚し、「得した」と感じている人が多いことが判明。つまり「女性の方が得」というのは明らかのようです。

<家事>
男性:不公平…6.1% 得した…11.1%
女性:不公平…43.2% 得した…1.8%

女性の「不公平」ランキングで1位だった「家事」。「女性がやって当然と考えられているから」(40歳女性)や「共働きでも男性よりも女性のほうが負担が大きいから」(32歳女性)という意見が多数。ですが、実は男性は「不公平」とも「得した」とも感じていない人が多いことが判明。自覚がないだけに「男性のほうが得」していると言えそうです。

<育児面>
男性:不公平…10.0% 得した…7.6%
女性:不公平…30.0% 得した…8.3%

育児面については、「共働きにもかかわらず、育児はほぼ妻。夫はいいとこどり育児しかやらない」(45歳女性)「なんだかんだ言っても負担が大きいのは妻」(35歳女性)など女性の不満が多く聞かれたため、「男性のほうが得」派が多いのは事実のようです。

<身体面>
男性:不公平…7.4% 得した…22.9%
女性:不公平…12.8% 得した…6.8%

予想以上に「得した」と感じる男性が多かった身体面。男性があげたポイントは、「力が強いから」(35歳男性)「生理がなく、更年期障害が起こりにくいから」(53歳男性)などでした。女性は特に「得した」と感じる人が少ないことから、こちらも「男性の方が得」と言えそうです。

<服装・髪型・ケア・メイク面>
男性:不公平…10.0% 得した…19.4%
女性:不公平…13.2% 得した…22.7%

男女ともに意見が分かれたのが「服装・髪型・ケア・メイク面」。「ケアもメイクもなく、出かけるのに時間がかからない」(30歳男性)「身なりを気にしなくていい」(45歳男性)という男性のメリットをあげる人もいれば、「髪型や服装で様々なおしゃれが楽しめるから」(42歳女性)「化けることができる」(29歳女性)など、女性の得したポイントも多いことがわかりました。これはやや「女性のほうが得」かな!?

<支出面>
男性:不公平…14.4% 得した…6.3%
女性:不公平…6.6% 得した…12.2%

「おごってもらえるから」(27歳女性)「レディースデーや女子会プランなどで、割引されたりするから」(22歳女性)という意見の通り、こちらは明らかに「女性のほうが得」のようです。

<出産面>
男性:不公平…4.4% 得した…11.1%
女性:不公平…24.3% 得した…10.8%

女性のほうが「不公平」を感じる人が多く、一見「男性のほうが得」と言えそうですが、一方で女性の中には、「子どもが産めるのはやっぱり幸せ」(30歳女性)「産休、育休を使えば、子どもとの時間が持てる」(35歳女性)など、「得をした」と捉えている人もいることがわかりました。これはどちらが得か言い切るのが難しいかも……。

 

ここまで比較してみると、「男性のほうが得」というポイントが多いような気がしますが、実は男性が「男性で得した」という経験がある人は、「多々ある」(8.3%)と「たまにある」(25.1%)を合わせても33.4%という結果に。

一方で女性が「女性で得した」という経験がある人は、「多々ある」(17.6%)と「たまにある」(46.7%)を合わせると64.3%もいることが判明。女性のほうが「得」を自覚している人が多いことから、総合的に判断すると、「女性が得」と言えるかもしれません。

ちなみにWoman Insight編集部で「次に生まれ変わるとしたら男女どちらがいい?」と尋ねたところ、女性は圧倒的に「女性がいい」と思っているのに対し、男性は「どちらでもいい」が多く、「男性」と答える人が少ないことがわかりました。

女性の社会進出が進んだことで、仕事に家事に育児にと女性の負担は増えたようですが、それ以上に得したことも増え、それを自覚している人が多いようです。私もやっぱり次生まれ変わったら「女性」がいいかな~。(いしかわちえ)

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