その部屋、スマホの電波入る?不動産のプロが答えた「はじめての一人暮らしでチェックすべきポイント」ランキング

一人暮らしを始めたことってある?

皆さん、一人暮らしをしたことってありますか? 初めての一人暮らしの準備を始めようとしたのはいいものの、何をしたらいいのか、何に気をつければいいのか、分からないことだらけで困った経験のある人はきっと多いはず。

ここでは、アットホーム株式会社が、賃貸物件ではじめての一人暮らしを希望するお客さまを担当したことがあるアットホーム加盟店を対象に実施し、494サンプルを集めた調査結果をもとに発表した『不動産のプロに聞いた!「はじめての一人暮らしでチェックすべきポイント」ランキング』をご紹介します。

内見でチェックすべきポイントは?

「Q. はじめて一人暮らしするお客さまが、内見の際に気を付けたほうが良いポイントを教えてください。(複数回答/上位10項目)」

「はじめて一人暮らしをする人が、内見の際に気を付けたほうが良いポイント」を尋ねた質問の結果がこちらです。

1位にランクインしたのは「日当たりの良さ」(38.1%)でした。理由として、不動産のプロからは、「湿気に悩む方が多いので、日当たりと風通しの良いところがおすすめ」、「部屋が暗いと気分も落ち込みがちになるから」といったコメントが寄せられたそうです。

2位は「スマートフォンの電波が入るか」(34.0%)。コメントとしては、「部屋によってつながり方が変わるから」や「居住空間で電波が入らないと不便だと思うから」といったものが寄せられました。

3位には「水回りのきれいさ」(30.6%)ランクイン。「入居後にトラブルにならないよう、事前にチェックしたほうが良い」、「きれいさの確認に加えて、洗濯機置き場のサイズも確認すると良い」という声がありました。

どれも快適な生活を送るためには大切なことですが、部屋選びをしている時には意外と意識するのを忘れてしまいそうなポイントですよね。実際にその部屋で生活したらどうなるか、しっかりイメージすることが重要みたいですね。

はじめて一人暮らしをする人へ、不動産のプロからのアドバイス!

・最初に、契約から入居までの流れを簡単に不動産会社に聞いておくとイメージしやすいです。ライフラインの契約に関する連絡は、土日だとお休みの場合があるので、平日に前もって連絡しておくのがおすすめです。また、家具家電等は、部屋のドアから入れられる大きさか、購入前に確認・注意することも重要です。

・異なる自治体から引っ越す場合はゴミの分別方法が異なることがあるので、不動産会社や自治体に確認しておくことが必要です。

・築浅の物件よりも、利便性や住環境の良い物件をおすすめします。家具や荷物を入れるとあまり気にならなくなるからです。

・一生住む訳ではないので、あまりこだわり過ぎない方が良いと思います。

不動産会社の訪問前にやっておくべきことは?

「Q. はじめて一人暮らしをするお客さまが、不動産会社に訪問する前に事前にやっておくべきことはありますか? (複数回答/上位10項目)」

「不動産会社に訪問する前に事前にやっておくべきこと」を尋ねた質問の結果がこちら。

ダントツの1位になったのは「家賃の予算を決める」(74.7%)でした。「月々の支払いは家賃だけではなく光熱費等もあるので、しっかりと支払い計画を立てる必要がある」や「背伸びをして予算を決めると、後から大変になるので無理のない計画を立てるべき」といったコメントが寄せられています。最初に予算を伝えておくと、不動産会社の担当の方も物件を探しやすくなるそうです。まずはしっかりと予算を組む必要がありそうですね。

2位にランクインしたのは「入居したい時期を決める」(65.6%)。理由としては、「入居時期により紹介する物件が変わってくるため」といったコメントが見られました。物件の選択肢が変わってくるとなると、入居時期は優先して決めておきたいところですね。

3位は「譲れない条件・設備を決める」(63.8%)。寄せられたコメントには、「希望が定まっていない状態でいろいろな物件を見ると、目移りして決められないことがある」、「悩んでいるうちに他の人で決まってしまうリスクがある」といったものがあったそうです。できるだけ自分に合った部屋に住みたいと思うと、どうしても悩んでしまいそうですよね… でも、たしかに「これだけは譲れない!」という条件を決めておけば、物件を選びやすくなるのかも。

初めて一人暮らしする人が、思い違いをしがちなことって?

「Q. はじめて一人暮らしをするお客さまを担当した際、住まい探しについて思い違いをしているお客さまはいましたか?」

 

「住まい探しについて思い違いをしているお客さまはいましたか?」という質問では、47.6%が「はい」と回答したそうです。半数近くと、意外に多いですよね。具体的にはいったいどんな思い違いがあったんでしょうか?

思い違い・驚きエピソード!

・共用部分の散水栓や外部電源は勝手に使っていい、と思われていました。最近では、電動自転車の充電を外部電源でされていたことがありました。

・夜に沸かすタイプの電気給湯器の場合、電気の利用開始手続きをしてから一晩経過しないとお湯が使えないのですが、それを知らずに困ったというお客さまがいました。

・ライフラインの手続きも不動産会社が代行すると思っていたお客さまがいました。

・部屋に居る日数分の家賃の支払いを行えば良いと思っていたお客さまがいました。

快適な一人暮らしを始めるために

いかがでしたか? チェックすべき意外なポイントが見つかったという人もいるんじゃないでしょうか。せっかく一人暮らしを始めるなら、万全の準備をして、快適な生活を送れるようにしたいですね。

情報提供元/アットホーム株式会社