斎藤さん以外の出演者は全員女性の本作。シークレットキャストだったことについて「面白いアプローチだと思いました。性別が括られている世界は異様で、すごくプラトニックだったりすると思うんです。その世界の中に出演するのは、すごく重要な役をいただいたと思い、これを伏せるという意図がすごくわかりました」と語りました。
また、斎藤さんが「現場で圧巻だった」と語るトリンドルさんの演技について「パブリックイメージと真逆のイメージで、叫びというか高まりというのを見て、ちょっとゾッとしました。やはり園子温の作品に参加することは、覚悟を決めて“さらけ出す”という意識を持って参加しないといけない。5年・10年後、あのタイミングで園さんと出会い、作品を作ったということは、大きくターニングポイントになっていると、現場でも思いましたし、シアターを見ても思いました」とトリプルヒロインについて感想を述べました。
また、今年多くの作品が公開される園子温監督について「アルバムを作る感覚。2015(年度)というタイトルのアルバムで、いろんなジャンルの曲がある。そういう感じで映画を作っているそうです。映画以外に個展や書物を出していて、園さんが自分で追い込んで、自分のできる範囲の表現を超える瞬間を待っている。予想できない自分の感覚が映画の中にとても大事なものを宿すことをわかって、あえて追い込んでいる。ラストシーンが好きで、季節的なものが影響しているんですが、それは偶然そうなっていたのが、必然にしか見えない。映画の神さまが園さんに微笑む理由です」とべた褒めした斎藤さん。
最後に「作品の好みはそれぞれだと思うんですが、僕は歴史に残る作品だと思いますので、この作品を体感したことを思い出の1ページに加えていただければと思います」とメッセージを送り、舞台あいさつは終了しました。 (平山正子)
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