【福岡女子旅】福岡中心部からフェリーですぐ!能古島に行ったら身も心もデトックスできて最高すぎた♡

都心からすぐの大自然! 福岡市の能古島がひとり旅にも女子旅にもおすすめ♪

みなさんは、自然を求めて遠出や旅行をすることはお好きですか? 都会か田舎かと聞かれたら田舎出身の私、正直地元にいるときは「なんでわざわざ休日に山行くの?」「ピクニックするより家で食べたほうが虫来ないしよくない?」なんて思ってました。

が、上京して5年。満員電車に揺られ都心のビル群を見ながら出勤しているうちに、その気持ちがだんだんわかるようになってきました。自然、摂取したい!!!

そんなことを思っていたとき、九州在住の友人が誘ってくれたのが、福岡県福岡市の能古島(のこのしま)。

福岡県といえば太宰府天満宮や糸島、門司港レトロが有名ですが、能古島で過ごす1日も最高! ぜひおすすめしたい!! ということで、今回は能古島女子旅レポをお届けします♪

12:00 フェリーに乗って能古島へ

フェリー乗り場までの行き方は複数ありますが、今回は福岡市営地下鉄空港線の「銘浜駅」で降り、西鉄バスに15分ほど揺られて「能古渡船場」で下車。福岡空港からここまで40分ほどの所要時間です。博多や天神からなら、フェリー乗り場までバス1本で移動することも可能です。

友人と合流後、まずはフェリーの往復チケットを購入しました。最近はモバイルICカードに頼りっぱなしでめっきり切符を買う機会がなくなってしまったので、この時点で非日常感にわくわく!

迎えてくれたのは「レインボーのこ」。この日は快晴で、フェリーもいっそう輝いて見えます。2階のデッキに腰を下ろし、約10分の船旅。風を感じながら遠ざかる陸地と海を眺めるのは、まさに至福の時間です。時々友達と話しつつ、海を眺めていればあっという間に能古島へ到着です。

レンタサイクルで島を散策

船を降りると、自転車をレンタルしているお店を発見。タクシーやバスで移動する方法もありましたが、せっかくなら自転車でのんびり散策もいいねということで、レンタルすることにしました。料金は1日で2,000円ほど。私たちが借りた電動自転車のほか、マウンテンバイクもありましたよ。

※撮影者は立ち止まって撮影をしております。

何が良いって、この景色!! 大きな海が視界いっぱいに広がります。水面のきらめきを眺めながらするサイクリング、最高すぎる♡ 普段からサイクリングが好きで、たまに自転車に乗って出かけるのですが、都内だと飛び出してくる歩行者にドキッとしたり、車が体に触れるんじゃないかというくらい近くを通ってヒヤッとしたり、神経を集中させて運転していても心臓に悪い場面に出会うことがしばしば。能古島でも周囲に気を配りながら走行するのは大前提ですが、車や人の通りが少ないので、都内よりも心に余裕を持ってサイクリングを楽しめました。


ところで、みなさんは土地勘のない場所で目的地を探すとき、どんな方法で探しますか? おそらく90%以上の方は手元のスマホでマップを出して、現在地からのルートを検索するのではないでしょうか。

私たちもスマホを取り出し、Googleマップのアイコンをタップして…と、いつもの流れをしていたところで思いました。せっかくのこの非日常、いつもと同じでいいのか…? と

スマホに頼るのはやめて、少しだけデジタルデトックスをしてみてもいいのではということで、今回は島に到着したときにいただいた地図をもとに、目的地を目指すことにしました。ゆるデジタルデトックスなので、写真撮影はOK&本当に道に迷ったときはスマホアプリの使用OKという例外ルールつき。

ということで、目的地までの旅スタートです!

坂道をのぼり、いざ目的地へ!

まずは方角を見て、しばらく道なりなことを確認したら、一度地図をしまって出発。緑と海に囲まれながらサイクリングを楽しみます。道すがら、島にやってくる鴨を発見!

ぷかぷかと海に浮かぶ姿があまりにもかわいくて、10分ほど自転車を止めて見入ってしまいました…♡ 上陸したり浅瀬にいる魚を食べたりするのかと思いきや、そのままUターンしていった鴨たち。果たして何を目的にしていたのかはわからないままでしたが、思わぬ出会いに心癒されました。

これは、島の東側から撮影した写真。よく見ると、対岸に福岡タワーやみずほPayPayドームが見えます。「福岡の中心部からすぐのところに、こんなに穏やかな時間が流れているのかぁ…」と改めて不思議な気持ちに。

さて、本当に道がわからなくなったら地図アプリを使おうと思っていましたが、入り組んだ道があるわけではないので意外と迷うことなく目的地まで近づくことに成功。結局一度もスマホを使わずに到着することができました。

目的地の「のこのしまアイランドパーク」は島の中でも標高の高い場所にあり、坂道も急ですが、そこは電動自転車が大活躍! 生まれて初めての電動自転車でしたが、思っていた何十倍もすいすい動くのでびっくり。貯金をためて購入しようと心に誓いました。

季節の花と海が一望できる「のこのしまアイランドパーク」

寄り道をしつつたどり着いたのは「のこのしまアイランドパーク」。季節の花と海が一望できる自然公園です。訪れた2月中旬は、菜の花畑が広がっていました。海をバックに見える一面の菜の花、美しすぎますね…!

のこのしまアイランドパークは公園だけでなく、ウサギやヤギと触れ合えるミニ動物園やアスレチック、ろくろ体験に運動ができるエリアなど、一日を通して遊べる施設が盛りだくさん。今回は「これをしたい!」というよりはのんびり歩くのが目的だったのでゆるりと散策をしていたら、こんなスポットを発見!

木からつるされたブランコ。実際に乗ってみると空に投げ出される感覚なのではじめは少し怖いけれど、慣れてくると海に飛び出すのが気持ちよくて爽快感抜群! 後ろから写真や動画を撮ってもらえば、映えること間違いなしです♡

のんびりお散歩をしていたら、すでに14時近く。さすがにお腹が空いたので菜の花畑近くの「レストラン防人(さきもり)」で遅めの昼食をいただくことにしました。

選んだのはスタミナ焼肉丼。自転車でたくさん動きましたから、スタミナをどんとつけちゃいましょう! お味はもちろん、窓際の席で景色を眺めならいただけたのも最高でした♪ パーク内には、レストラン防人の他にもうどん屋さんや喫茶店など、飲食施設が複数あり、その時食べたいものに合わせて選ぶことができます。

その後はのんびりお散歩。実は何か特別なことをしたわけでもないのですが、何もしなくても充実感を感じられるのがこの島の魅力♡ 引き続きゆるデジタルデトックスをしつつ、「あそこにウサギがいる!」「海きれいだね~」なんて言いながら散策をしていたら、忙しない日々で張りつめていた心がほどけていくようでした。

時間はあっという間に過ぎ、最後はレンタル自転車を返却して17時発のフェリーで能古島にお別れ。滞在時間は5時間弱でしたが、身も心もデトックスして最高の一日になりました。

能古島は銘浜からフェリーで10分と近いのに、都心部とは全く違った雰囲気でゆったりとした時間が流れていました。みなさんも、次の旅行先候補にいかがですか?(平田真碧)