神木さん演じる大助は、かなり三枚目の役だそう。「無自覚に、地獄に落ちる要素満載だな、っていう役。すごく楽しかった。いかに『あー。こいつだから地獄に落ちたんだろうな』っていう“イラつき”を覚えさせるような行動があるんですが“いかにイライラさせるか”というのが僕の中で勝負になってました」とコメント。
撮影中もモニターを見つめる監督が「うわぁ。ムカつくなぁ。今チェックしててイライラしたよ」と言っていたと話すと、すかさず隣の長瀬さんから「俺もムカついた」と嬉しい(?)お言葉。さらに「お前顔色悪いぞ。大丈夫か?」と劇中のセリフを突然披露。「ここじゃ分かりづらいです。メイクが変わるんです。僕も具合悪そうな顔になったり。毎回、鬼に心配される。分かりづらいですよね」と、ちょっと自由な長瀬さんに慌てる神木さんでした。
神木さん自身、本作に出演して「音楽というジャンルも今まで携わったことがなかったので初めてやらせていただいて、たくさんのことが勉強できたな。自分なりに成長できたと思えるそんな作品」になったそうです。
また、森川さんは「現世しか自分のシーンがないので、視聴者として完成が楽しみです。監督は普段『大丈夫、大丈夫』という言葉が返ってくるのに『へぇー』の一言だけにはこだわっていたようです」と監督の演出を指摘すると、
「たぶん、好きになっちゃったんでしょうね。何回も言って欲しかった」と苦笑いの監督に笑いが起きました。
清野さんは、初めてベースを経験し「最初音が鳴らないところから始まって、絶望的な毎日でしたが、皆さんと一緒にバンド練習をして自分の中でモチベーションが上がって、初日には地獄のセットを見てまたさらにテンションが上がって、本当に毎日充実した日々を過ごすことができました。こんなに映画の公開が待ち遠しい、早く見たいと思う映画は初めて」とコメントしました。