【16タイプ性格診断】モテるのはISTJ?恋愛体質なのはENFP?ランキング結果が興味深すぎた

『16タイプ性格診断』を知っていますか? 
最近では「MBTI」「MBTI診断」という名でも普及した、性格を「ENFJ(主人公)」や「ISTP(巨匠)」などの16種類に分類する心理学的な診断方法。個人の内面や対人関係をわかりやすく診断できることから、Z世代を中心に注目されており、最近ではビジネスシーンでも活用されるほど知名度を上げています。

そんな性格診断は、恋愛にも影響を与えることがあるのでしょうか? RAYSEEが全国の男女344人におこなったアンケートをもとに、性格タイプによって恋愛傾向が異なるのか、モテる性格はどれなのかを探っていきます。

【年代別】性格診断の認知度は?

まず、16タイプ性格診断を知っているか聞いたところ、10代では「よく知っている」「なんとなく知っている」を合わせると98%に達する結果となり、非常に知名度が高いことがわかりました。
20代前半までは「よく知っている」の割合が高いようですが、20代後半~30代前半になると「なんとなく知っている」の割合が目立つ傾向に。そして30代後半~40代前半になると「知らない」との割合が半数以上となり、それ以降も年齢と比例して認知度が低くなっています。

性格診断テストはWEBサイトでも受けられ、自身の性格タイプを知っているという人も多いようです。診断結果は対称性のある4つの指標のうち優位なほうを組み合わせて、「○○○○」とアルファベット4文字で分類されます。指標は以下のとおり。

①E(外向型)⇔I(内向型)
②S(感覚型)⇔N(直感型)
③T(思考型)⇔F(感情型)
④J(判断型)⇔P(知覚型)

今回のアンケート調査対象者に自身の結果が何だったのかを聞いてみると…「ENFP(運動家)」が最多となり、続いて「ISFP(冒険家)」「ESFP(エンターテイナー)」「INFP(仲介者)」の順に多い結果に。「○○FP」というタイプの回答率が比較的高く、対して「○○TJ」というタイプがワースト3位を占めていることも特徴的。

日本人には感情型(Feeling)と知覚型 (Perceiving)の組み合わせが多く、思考型(Thinking)と判断型(Judging)の組み合わせが少ない傾向にあるのでしょうか? また、性格タイプによって性格診断自体への興味の湧きやすさが異なることも考えられそうですね。

交際人数が多い傾向にあるのは…ISTJ(管理者)

これまでの交際人数を教えてもらい、回答が5件以上集まった性格タイプのなかでそれぞれ『平均交際人数』を割り出した結果がこちら。
平均交際人数が最多となった「ISTJ(管理者)」からはなんと、交際人数が10人以上という回答が複数寄せられました。「INFJ(提唱者)」「INFP(仲介者)」「ISFJ(擁護者)」も交際人数が多いことから、『内向型(I)』がよりモテる傾向にあるといえるでしょうか…!

恋愛体質な性格タイプは…ENFP(運動家)

自身が恋愛体質だと思うか質問し、「そう思う」の割合を性格タイプ別に並べたところ…「ENFP(運動家)」が最多となり、続いて「ISFP(冒険家)」「ESFP(エンターテイナー)」「INFP(仲介者)」の順に多い結果に。『感情型(F)』『知覚型(P)』のFP型は恋愛体質になりやすいことが考えられます。


性格タイプ別の恋愛傾向は?5タイプに分類!

「あなたの恋愛傾向を教えて」という質問に対してさまざまな回答が寄せられたため、内容ごとに5つのカテゴリに分類し、それぞれのカテゴリ内でとくに割合の多かった性格タイプ上位5位までをランキング化。すると性格タイプ別に恋愛傾向が見えてきました…!

①『情熱的/衝動的タイプ』に多いのは…ISFP(冒険家)

「付き合ったらツンデレになる、ずっと一緒にいてほしい」
「とにかく恋愛体質。喋りかけてくれた人みんな自分のこと好きだと思っちゃう。彼氏のことが好きでもかっこいい人には目がない。ずっと探している」

「熱しやすく冷めやすい」「一目惚れしやすい」といった『情熱的/衝動的タイプ』に最も多いのはISFP(冒険家)でした。柔軟な考えの持ち主であり、一日一日その瞬間をあるがままに生きる。そういったISFPの特徴が恋愛体質にもあらわれているといえそうですね。
また、上位5位には『感情型(F)』が並ぶ結果となりました。

②『慎重/計画的タイプ』に多いのは…ISFP(冒険家)、ENFP(運動家)

「不安なことがあっても言えずに我慢してしまう」
「アプローチが下手で、相手を追いかけるというよりは相手から寄ってくるのを待つタイプ」

「恋愛に対して心配性である」「追いかけるより待つ」といった『慎重/計画的タイプ』はISFP(冒険家)、ENFP(運動家)に多くみられました。ISFPは平和主義で調和を好む性格の持ち主であるため、思いやりの心から言いたいことがなかなか言えなかったり、待つことを選んだりする場面もありそう。ENFPも調和を重視するタイプであり、深く考えすぎて慎重になることも考えられます。

③『献身的/安定志向タイプ』に多いのは…ENFP(運動家)

「好きになったら他のことが手につかなくなる」
「好きな人に尽くしやすい」

「パートナーに尽くしやすい」「一途な恋愛をする」といった『献身的/安定志向タイプ』に最も多いのはENFP(運動家)でした。明るく社交的な人に多いENFPですが、楽しいだけでなく有意義な人間関係や生活を維持したいという性格を持ち合わせています。パートナーとの調和を保ちながら安定した恋愛を望んでいるといえそうですね。
また、上位5位には『感情型(F)』が並ぶ結果となりました。

④『依存/理想主義タイプ』に多いのは…INFP(仲介者)

「直感で好きになることが多い。好きな人に付き合っている人がいるor異性と仲良くしている姿をみると一瞬で冷める」
「依存性、すぐ飽きる」

「相手に依存しやすい」「理想を追い求めやすい」といった『依存/理想主義タイプ』に最も多いのはINFP(仲介者)でした。INFPは想像力が豊かな人が多く、恋愛においても理想をとことん追い求める傾向にあるのでしょう。また、依存するほど好きだったパートナーでも他の異性の親しい雰囲気を察した場合はすぐに冷めてしまう…なんてこともあるようです。

⑤『独立/冒険的タイプ』に多いのは…ENFP(運動家)、ESFP(エンターテイナー)

「告られて付き合う」
「気の合う友人から」

「告白されてから恋愛モードになる」「気の合う友人から恋仲になる」といった『独立/冒険的タイプ』はENFP(運動家)、ESFP(エンターテイナー)に多くみられました。陽気で社交的である2タイプは、「はじめに恋愛感情を持っていない場合でも、挑戦心から恋愛関係になる」というパターンがありそうですね。
また、上位5位には『外向的(E)』が多く並ぶ結果となりました。

依存しやすいのは…FP(感情型・知覚型)タイプ!?

恋愛傾向において、「依存的」「熱しやすい」「一途」などの内容が含まれる回答をした人が多かった順に「ENFP」「ISFP」「INFP」「ESFP」が続きました。FP型は依存的で熱しやすい恋愛傾向が目立ちますね。感情を素直に表現するゆえに深い恋愛を好むよう。依存にはご注意。


実際、恋愛において相手の性格タイプは気になる?

ここまで性格タイプと恋愛を繋げて見てきましたが…実際、恋愛において相手の性格タイプを気にすることはあるのでしょうか? これについて聞いてみたところ、「気にならない」「あまり気にならない」を合わせた約7割が気にしていない結果に。多くの人が性格タイプを恋愛の基準としてそれほど深く考えていないようです。とはいえ、約3割が「気にしたことがある」「必ず気にする」と回答。必須条件ではないものの、相手の性格タイプに興味をもつ場合も少なからずあるのでしょう。

では、恋愛において「相手の性格タイプに興味をもつ人」というのはどんな性格タイプに多いのでしょうか? こちらも調査してみたところ…

■相手の性格タイプを気にする派
1位:INFP(仲介者)
2位:ENFP(運動家)
3位:ENTP(討論者)
4位:INTP(論理学者)
5位:ESFP(エンターテイナー)

■相手の性格タイプを気にしない派
1位:ESTP(起業家)
2位:ISFP(冒険家)
3位:ESFP(エンターテイナー)
4位:ENTP(討論者)
5位:INTP(論理学者)

性格タイプが気になりやすいのは『NF型』で全体の56.8%を占める結果に。対して気になりにくいのは『SP型』で60.8%が回答しました。NF型の感情重視で高い共感性、SP型の合理的かつ現実的で柔軟な考え方…それぞれの性格が結果にあらわれているといえそうです。

性格タイプを理由に付き合わなかったこと、ある?

相手の性格タイプを理由に付き合わなかったことが「ある」との回答は1.7%。そんな『性格タイプを恋愛条件としている』人の意見がこちらです。

「価値観、考え方が自分とは異なるため、言い方に違和感を感じてしまうことがかなりあったから」

恋愛において価値観というのは重要なもの。過去の恋愛で「価値観が合わない」と感じた性格タイプをその後の恋愛の判断基準とすることも、ひとつの策でしょう。


今回の調査から、16タイプ性格診断が恋愛に少なからず影響を与えていることがわかってきました。最近では対人関係や恋愛のみならず、個人の適職探しやキャリアプラン、企業の面接など選択を迫られるさまざまなシーンにおいて性格診断が使われるようになり、有用なツールとして認識されつつあります。ですが診断結果にとらわれすぎるのもNG。人の性格は固定されたものではなく経験や環境によって変化します。「この性格タイプだからこうなんだ」と自分や他人を決めつけてしまうと、誤解や摩擦を生んでしまうことも…。あくまでのひとつのとっかかりとして、利用してみてくださいね!(Mai)

情報提供元/RAYSEE 参考/16Personalities