WI いろんなサークルがあるなかで、なぜ「女子大生サークル」を立ち上げたんですか?
星野 私は清泉女子大学出身なんですけど、よく聖心女子大学に間違われることが多くて。当時、読モブーム全盛期で、誰か有名な子がいれば大学も有名になるんだろうなって思ったんです。それに、入りたいサークルもなかったので、「ないなら自分で作ろう!」と思って、入学式の日にいろんな子に声をかけたのが始まりですね。
WI 最初はどんなことをしていたのですか?
星野 とにかく「L’Allure」の存在を知ってもらうために、当時有名だったサークルのイベントやパーティにたくさん行きました。それから、自分たちも何か発信したいと思って、六本木のベルファーレや渋谷のWOMBで女の子1,000人集めてファッションショーなどをしていました。
そんな活動を通して、これ以上有名になるには自分たちの媒体がないとだめだと思ったんです。いまみたいにTwitterやfacebookもメジャーじゃなかったので、自分たちで情報を発信するには女子大生だけで雑誌を作るしかない! と思い、「VENUS(ビーナス)」というフリーペーパーを創刊しました。
でも、フリーペーパーを作るにしても、誰もなにもやり方がわからなかったので、いろんな人に教えてもらいながら、手探りで始めました。企画、絵コンテ、取材、執筆、編集のすべてを自分たちでやって、年4回で10万部発行していました。