着物をより華やげる♡「帯留」って何のこと?【意外と知らないファッション用語】

よく聞く「帯留」って何?

帯留をデジタル大辞泉で調べてみると…

おび‐どめ【帯留(め)】
帯締めの、結ばないで貴金属製などの金具で留めるもの。また、その金具。また、平打ちのひもに通して帯の前面につける、さんご・めのう・宝石などの飾り。

帯留とは、主に帯締めと合わせて使う、帯飾りのこと。元々帯を固定するための金具として実用性と装飾性を兼ね備えていた帯留ですが、現在では装飾用として帯締めに通すまたはクリップのように挟む形で使われるものが主流。また、布やアクリル、ガラス、宝石、金属など使われる素材は様々で、帯留が変わることで帯締めや帯の印象もガラッと変わるため、気分や着物の柄に合わせて遊びたい時やより華やかさがほしい時に着用してほしいアイテムです。

五角形の帯留を差し色にした浴衣コーデ

王道の紺白浴衣は、大人っぽい魅力もたっぷり。シンプルでベーシックな王道の浴衣だからこそ、モザイク柄の帯やオレンジの帯留めで色を効かせて、大正ロマン風のちょっぴりレトロな装いにアレンジ。

CanCam2022年8月号「ぽーりんと巡る♡京都ではんなりゆかたデート」より
撮影/嶌村吉祥丸 スタイリスト/菊地咲絵 ヘア&メイク/山口朋子(HITOME) モデル/中条あやみ(本誌専属) 構成/手塚明菜 WEB構成/久保 葵